表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者さまは無双がしたい(仮)  作者: アイネコ
ダンジョン探索編
28/74

キャンプ地づくり

今週も、この回までとなります。





 リユート村を出て、再度目的地へと向かう。


 今回は1対多数の戦闘となるため、色々と準備していた物資を持っての移動である。


 出発してすぐに、天幕を張った河原へと向かい、そこにベースキャンプをつくる事にした。


 時間にして四時間ほどで辿り着き、土木工事を開始する。

 リユート村での活動もあり、土木工は建築士へとレベルアップしている。


 俺としては大工に憧れはあったが、土木工員と大工を兼ねる建築士の方が便利であった。

 まあ大工は大工で取得済みなので、大工のレベルあげは先の事にした。


 河原の近くに土地を確保し、草原を掘り返して地面を均していく。

 用意してきた、スコップは鉄製のものなので、サクサクと地面に突き立て、力任せに掘り返していく。


「やっぱレベル高いと楽だな。 石の道具じゃ、こうは行かないよ」


 ザックザックと、草原を草ごとひっくり返す作業は、ステータスの上がった達也には、重機レベルの速さで進み、小一時間程で作業は終わってしまった。



 土をさらい、少し低く均して石を敷き詰め、その上から砂利を被せていく。

 ある程度平らに均し、その上に煉瓦を並べ土台とした。


「まあ、これぐらいでいいかな。 次は窯の設置といくか」


 あらかじめリユート村で溜め込んでいた煉瓦を使い、鍛冶用に窯場をつくり始めた。

 この他にも木材や釘、板などもインベントリに突っ込み、手早く簡易ハウスをつくる予定である。


 今後、このキャンプ地はダンジョンを確保する為の、前線基地となるように改良する予定である。

 また、この周りの森でも薬草などは採れるし、最終的には狩場となるようにもしたいと考えている。


 簡易の窯場をつくり、武器や道具のメンテナンスが出来るようになった辺りで、この日は夕暮れとなった。

 その日は天幕で一夜をあかし、また翌日に作業を開始すべく、保存食で夕飯を済ませ、早めに寝ることにした。



 ◇◆◇



 翌日から、拠点となるキャンプ地の整備を開始する。


 出来れば今後も活用出来るようにと、土地は広めに確保したい。

 ある程度の木材を切り出し、キャンプ地の外周に木柵を並べていく。

 一辺が100メートル程で区切り、森側と草原を囲った。


 その後は、自分が寝泊まり出来る部屋と作業小屋をつくり、当面に必要な機材と道具を揃えて、活動が出来る状態にまで設備を整えた。


 ここまでに要した時間は、三日。 正直にいって、早すぎである。 これも、スキルがあり、レベルがあがった事による恩恵の賜物といえる。


「うむ、我ながら頑張った。 職業とスキル、ステータスでゴリ押せば何でも出来るとか、ひどい話だな」


 前世の記憶を思いだし、思わず感想を漏らすも、評価が欲しい達也は自重する気はなかった。


「さて、次はアイテムを揃えないとな」


 今回持ち出した物資の大半は使い切ったので、薬草や木材、石や野草などを集め、活動に必要な物資を確保していく。


 なんとか活動可能な物資が揃い、出来る範囲の準備は整った。

 ここまでの準備で、約一週間掛かったが、ここからが本番である。


「よっしゃ、明日からが本番だし、今夜はたらふく食べて、ぐっすり寝ないとな」


 狩りの本番を翌日にひかえ、達也は拵えたごちそうを貪り、作業小屋のベッドでぐっすりと眠りにつくのであった。



 ◇◆◇



「さあ、狩りの再開だ。 目標は一日100体の討伐。 消火よし! 戸締まりよし! そんじゃ、行きますかね!」


 俺は、気合いを入れる為にも声にだしつつ、キャンプ地を出発した。


 今回の狩りに準備したものは、こちら。


 催涙ガス、火炎瓶、手榴弾の投擲武器がそれぞれ20個。

 ボウガンと矢玉が100発。

 今回のレベル上げ用の装備一式。


 とまあ、他にも結構たくさんのアイテムと、装備を整えての出発である。


 とくに目玉となる新装備のボウガンは、今回のレベル上げをする職業でも使える様にと準備したものである。

 そして、新たな職業の為に作った武器を手にして、装備を一新した。


 麻の布で全身を覆い、腰の辺りで紐を結び、頭にはフードをかぶり、手には杖を装備する。

 見た目はすごくシンプルで、黒く染めた布地が、森の中でも目立つことはない。

 ただ、狩りをするには軽装過ぎる出で立ちが、モンスターと対峙するには些か心許なく感じる。

 だが、今回の職業はどうしてもやりたかった職業であり、ファンタジーの世界では外せない職業でもあるので、気合いをいれて用意した装備である。


 魔法使いのローブと、魔術師の杖。 そう、今回の職業は魔法使いである。


 ファンタジーな世界で、魔法があるならやるしかない。

 かつて、ゲーム機のコントローラー越しにしか経験のない職業、まさしく夢の世界での職業といえよう。

 そんな子供の頃の思い出を思い出し、用意してきた杖を握る達也は、口元を緩めて呟く。


「ふふふ、待ってろよ。 お前たちは俺の放つ、炎に焼かれるのだからな! フハハハ!」


 久しぶりのソロ活動により、タガが外れたかの様に、変なスイッチが入る達也であった。



 ――――――



 前島 達也(23)

 HP 180/180

 MP 90/90

 職業 魔法使いLv1

 技能 杖術Lv1

 魔法 攻撃魔術Lv1

 装備 魔術師の杖、魔法使いのローブ、麻の手袋、革の靴、アイテムポーチ


 魔法使い職業ボーナス値

 MP+50%MID+20%INT+30%


 備考:魔術師の杖、魔法使いのローブ共に、錬金術による薬品や、魔石から加工された触媒を埋め込む事により、魔力に反応して能力を発揮する。

 杖には魔力効率化、ローブには耐久力強化の効果が付与される。

 また杖術に関しては、つえに込められた力を発現させる術であり、武術にあらず攻撃力は皆無である。 武器として扱う場合の技術は、棒術に分類される。




今の体調では、週に3話のペースになりそうなので、あまり気にせずマイペースで行こうと思いました。

今回の作品は『とあるダンジョンの探索記』をベースにしてますので、ある程度の話数を考えています。

長くても100〜120話で収まれば良いかと思ってますが、なにせ素人なのであくまで予定であります。

ですので、たまに読んでもらう感じで、お付き合い頂ければ幸いです。

夏迄には完結するかと思いますので、長い目でお付き合いの程に、よろしくお願い致します。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ