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僕は猫  作者: ラム肉
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デート

「あ、見てみて猫だ、かわいー」


お、なんだ人間の雄。良い目をしてるじゃないか。

もっと見てもいいぞ。


「そう?首は付いてないし絶対ノラじゃん。汚いよー」


なんだ人間の雌め。失礼な。目が腐ってるのか。

毎日毛繕いをしているから綺麗だぞ。


「ほーらおいでー」


人間よ。僕はそう簡単に…


「猫用のお菓子だよー」


僕の事を分かってるじゃないか。仕方ない。近付いてやろう。


「よーしよし可愛いねぇ」


「ニャァーン」


美味い!なんだこれは。


「汚いよー早く行こうよ」


「もうちょっとだけ」


「もう!せっかくのデートなのに!」


うるさいなぁ人間。黙っててくれよ。

あ、もう無くなった。


「ニャーニャー」


おい人間。無くなったからもっとくれ。


「もう食べきったのか。美味しいかったかい?まだあるからちょっと待ってね」


そう言って雄が体に付けている袋に手を伸ばしたところで雌が引っ張って連れて行ってしまった。


「ちょっ、待って。あと少しだけ」


「駄目!」


…あーあ、せっかく美味しい食べ物が貰えそうだったのに。

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