迷子と祭り
「ニャア…」
お腹空いた。
トボトボ
この木もまた印があるにゃ…
ハッ!
もしかしてこの木の印は、僕がつけたやつにゃのか?!
…そんにゃ訳ないか、僕が付けた印は一つだけだしにゃ。
まっすぐだけじゃなくて横にも進んでみるかにゃ。
ワイワイガヤガヤ
出れたにゃ
めっちゃあっさり出れたにゃ!
僕の苦労はなんだったのにゃ!
しかもあの木の場所出てから見たら凄い小さいにゃ!
僕の苦労はほんとになんだったんだにゃ!
グゥ〜
とりあえずお腹すいたからあの人間が沢山いる場所に行ってみるかにゃ。
「ニャ〜」
おい人間、何かくれ。
「わ、猫だ、どうしたんだろ」
「珍しいね、人が沢山いる祭りの場所に来るなんて」
「飼い猫なのかな?そうでも無いか」
グゥ〜
「お腹すいてるのかな、なんかあげられるものないかな?」
「お菓子とかしか持ってきてないや」
「そういえばあっちに焼き魚売ってる店あったからそれならあげられるかも」
「そしたら私聞いてくるからちょっとまってて」
――「可愛いねぇ」
ゴロゴロ
「おーい、店の人が味付けしてないのを焼いて待ってるから連れてきてくれって」
「分かった。そしたら行こうか猫ちゃん」
わ、わ、なんで急に持つんだにゃ
「ニャア、ニャア」
「いい匂いするのかな?」
違うにゃ
――「お、来たか。ちょうどこっちもいい温度になったと思うぞ、ほら食べな」
モグモグ
「ニャア!」
美味しいにゃ!
「じゃあまたね、猫ちゃん」
美味美味
可愛いー。そんなに美味しいのかな。私もひとつ買おうかな。
「君のお陰でお客さん沢山来てくれてるからな、もう1匹サービスだ」
っ!なんか良くわかんにゃいけどやったにゃ!




