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学園71

________



リナの心は燃え上がらなかった……ツバメに対する敵意、殺意……ツバメに抱き締められた時に散ってしまった。



それも計算の内だったのかもしれないが、



(ツバメに負けるのは…仕方無いか……)



ツバメに負けるという事に納得する自分がいる。



年上の同じRLH……戦闘訓練の相手をしてくれていたのはツバメこっちの事は重々承知しているのに、私は、学校に行ってからツバメの事が分からなくなっていた。



(美優って誰さ……)



自分の知らない人の名前……その人がツバメに何かを教えたらしく、



(余計な事を……って言えないよね……これからRLと戦わないといけないんだから……)



その人のせいで、知らない美優が存在する。



(でも…それは私も同じ……)



これからはリナも学校に通う事になる、同世代の友達が出来て……



(リナ、頑張るッス)



(………………)



ミィオの声が響く。



(友達…か……)



自分と小此木で悪目立ちするのが嫌だったから、声を掛けた相手だったが……



(こんな時位…応援してよ……小此木も……)



(心配してないよ!!リナなら大丈夫だって!!どうにかなるって!!)



(後で殴る……)



(なんでさ!?)



意識が飛んで、このままで負けてしまうという時になっても、小此木はいい加減な事を言う。



(でもさ…もう少し頑張ってみるよ……)



殺意や敵意は沸かないが、やる気が出た。



やる気を燃え上がらせる為に、空であの中に詰まっている悪い物を溜息で吐こうと息を……



(息を吸える?)



息を吸う事が出来る。



(そうか…そういう事か……)



何が起きたのか察する、ツバメが勝ったと思って首を絞めるのを止めたのを理解する。



(だったら…このまま……)



息を立てないように、意識が回復し始めている事を悟られないように、小さく息をするのが、



『システムを元に戻しますか』



機械的な音声が聞こえて嫌な予感がした。



この仮想空間が、みんなに見られていないのは教えて貰った、それは嘘では無いのは、お互いの出生を伏せないといけないのから分かる。



だが、この地面に横たわる無様な姿を見せないとは言って無い。



学生としてのツバメは、決着が付いたというのをみんなに見せ付けないとようとしている。



(そんなの許さない!!!!)



こんな、地面にうつ伏せに横たわる情けない姿を……



『ギュゥ……』



ミィオに見せたくない。

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