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学園42

そして、リナの思った通りの光景が、端末の中で次々と映し出される。



上級生達と戦った同級生達は、散々な目に合いながら撃墜されていってしまう。



同級生が真っ正面から立ち向かえば、真っ向から上級生に潰され、策を講じれば策で覆される。



戦意を無くして時間一杯まで逃げ出そうとすれば、執拗に追い掛けられて撃墜される……何をしても同級生達の阿鼻叫喚は止まる事は無い。



その様子は、シミュレーター室にいる下級生達のテンションを下げるには十分な光景で、



『ぐぅえぁ!?』



また、目の前で同級生がやられてしまう。



最後に悲痛な声を上げた同級生も、悲惨なやられ方をした。



廃虚と化したビルに誘い込まれた同級生は、先に戦った同級生に学んで警戒を解く事無く、雑になる事無く、内部に侵入して行った上級生の後を追う。



先にビルに入り込んだ上級生のタイミングから、隠れられそうな場所を警戒し、一つ一つ虱潰(しらみつぶ)しをする。



決して慌てず、決して隙を見せず、前から横からを警戒し、背中は常にクリアリングして安全を確保した方に向ける。



その丁寧な動きに、シミュレーター室の方で観戦していた上級生は褒めていたのだが、それも、高みの見物をしているから。



同級生が探している上級生は、ビルの内部に入るや否や、腕に内蔵してあるワイヤーを上の階に射出して

上の階へと登っていた……そう、丁寧な動きをしてる同級生は、上級性がビルに入った時間から逆算して、一階にいると決めつけたのが仇になる。



上の階から、真下で警戒をしている同級生に狙いを付けると、ハンドガンの弾丸を全弾背中のバッテリーに撃ち込む、バッテリーが爆発して無防備になった背中に、ヒートソードの剣先を向ける。



予備バッテリーが作動する前に、そのまま二階から一階へと飛び込み台から飛び立つにように体を前に傾けて、同級生の背中へと綺麗に落ちていく。



そして、身動きの出来ない同級生は、落ちてきている上級生に気付く事が出来ずに、背中にヒートソードが突き刺さる寸前という所で、模擬戦が終了となるのであった。

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