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学園41

リナのしかめっ面は、何かしらの経験則から来ているのか、眉はピクリともしない。



これは結構な事案なのだと勘付かされて、



「ハハッ、大丈夫スよ。彼が気にならないって言ったら嘘になるスけど、手を出そうとしている訳では無いスから」



そう言って自分が小此木に対して興味はあるが、狙ってはいないと伝えると、リナはホッとして、しかめていた顔を緩めたが、



「そうだよね。小此木に一目惚れ何て無いか……でも、気を付けた方が良いよ……本当に……」



それでも最後に一言付け加えるのは、それだけ注意した方が良い事なのだろう。



「ふとっ」そこで、リナが見ていた上級生が例のツバメさんなのでは無いのかと、向かいの方にいる上級生の列に目を向けると、例のツバメさんらしき人物が自分に対して、笑顔を向けてくれているが、それに対して、アネキは眉をひそめて首を横に振る。



ツバメさんという人は、表面的には大人な対応をしてくれいるが、腹の底を知っているであろうアネキがが、それ以上構うなと警告される。



「……忠告ありがとうッス。さて、次が始まるッス」



触らぬ神に祟りなし……ミィオは、今の事を無かった事にして、入れ替わりでシミュレータカプセルに入って行った同級生と上級生が、端末に映し出されるのを待つ。



それからリナも、端末を二人の見える所へと移動させてから、シミュレーターカプセルの中にいる同級生を哀れな視線を向け、



「次の人は、どうなるんだろう……」



これから始まる模擬戦に注目するが、リナの言った言葉には含みがあった。



「次の人は、どうなるんだろう……」というのは、リナの中では同級生は既に負けると決まっていて、同級生がどのような目に合うのかが気掛かりという事。



これは模擬戦ではあるが、催し物でもあるのは間違い無く、初戦は幕を開ける為に加減をしていたはずで、これからが本当の見せしめになる。

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