表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
40/169

学園39

『模擬戦終了 模擬戦終了』



「終わった」



「終わったッス」



同級生の顔に弾丸が撃ち込まれて、顔がグチャグチャになる……そのシーンが端末に映し出される事は無かった。



「見ての通り、このシミュレーターは限りなく現実に近い。それこそ、シミュレーションの中で起きた事で失神する者もいれば、最悪ショック死もする」



教官からの唐突な宣告に、下級民達は息を飲んで強張った顔をするのは当然。



今、シミュレーターカプセルの中にいる同級生は顔面に弾丸を撃ち込まれて終わった……となれば、その先でどうなっているかという話。



ショック死をしてもおかしくないという説明、顔面に弾丸が撃ち込まれた最後。



最悪のケースを想像するには余りにも容易く、下級生達の視線が、同級生がいるシミュレーターカプセルの方に視線が注がれ……



『ガチャ……』



みんなの心配……もとい、シミュレーターカプセルに死体が転がっているかもと、注目を浴びていたシミュレーターカプセルの扉が一人でに開くと、



「うっ…うぅ……」



呻きながらフラフラと、同級生が出て来た。



「さっきの話は、シミュレーターの制限を解除した場合の話で、普通に使う分には機械の方で精神状態と状況を照らし合わせ、危険域に達するとシャットダウンしてくれる」



『ガチャ』



呻きながらフラフラと歩く同級生、その隣のシミュレーターカプセルで戦っていた上級生が出て来ると、下級生の肩を受け止め、



「教官、催し物の最中ですが、下級生がシミュレーター酔いを起こしてしまったらしいので、保健室に連れて行きます」



「うむ、頼むぞ」



何ともわざとらしい事を言う上級生に、教官もわざとらしく頷いて許可を出すと、フラフラ歩く下級生を連れて外に出て行く。



「さて、次の者達はシミュレーターカプセルに入れ……あぁ、後何だが、取り出さなかったパイロットカードは差込口から機械に回収される心配するな」



一試合目の戦いを見せられて意気消沈する下級生だが、教官から次の模擬戦の準備をしろ言われて逆らえる訳も無く、二番目に戦う者が、上級生に連れられてシミュレーターカプセルに連れ込まれてしまう。



「完全に餌扱い……」



「嫌ッスねぇ……」



まだ自分達の番まで時間のあるリナとミィオは、自分達の置かれている状況をぼやく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ