プロローグ編008/【上抜 吟芯(うえぬき ぎんしん)】サイト0/【四代様】との会話
【上抜 吟芯】はとある来訪者と話をしている。
【吟芯】は、
『これはこれは、【四代様】じゃないですか?
ボクチンに何か御用ですか?』
と言った。
【吟芯】に【四代様】と呼ばれたのは何者か?
それは、【芦柄 吟侍】に言われた【クアンスティータ】の後継である【クアンニュア】と同格の存在。
【クアンニュア】が赤子、幼児型の【ラスボス】ならば、こちらは襲名制の美女型の【ラスボス】である。
その名は、【カリティクル】。
繰り返すが【襲名制】となっており、【四代様】とはその【4代目のカリティクル】の事を指す。
はじめからその力が適応される【カリティクル】とされる存在?は末代までがすでに決まっており、全34代となっている。
人間の【襲名制】と異なり、いずれ死ぬから血を絶やさぬ様に襲名するのでは無く、先代が引退宣言したら次代が、【カリティクル】となる。
つまり、初代もちゃんと生きて居る。
34代の【カリティクル】の内、実力が高く評価されているのは初代から7代までの7名と(クアンスティータ数にちなんでか)13代目と24代目、27代目から34代目の8名の合計17名と言われて居る。
これ以外の代も決して弱くは無いが、該当する17名の実力は突出しているとされている。
つまり、【四代様】もかなりの実力者だと言う事だ。
【4代目カリティクル】は、
『【上抜 吟芯】、私の物になれ。
私はお前を高く評価している。
お前が望むなら、男女の関係になっても良いと思って居る。
それぐらいお前を評価している』
と言った。
【吟芯】は、
『いやぁ~、【四代様】に評価してもらうのは光栄ですけどね、ボクチンはそう言う束縛のようなものは求めて無いんで。
ご期待に添えず、ごめんなさい。
それより、ボクチンの身体・・・
返してもらえませんかね?
【何代目様】か存じませんが、貴女様方のどなたかが、ボクチンが保存してた本体と取っていったのは間違い無いと思うんですが?』
と言った。
彼は自分の身体を奪われている。
そのため、【趣味】でもある【女体】を使って行動している。
【4代目カリティクル】は、
『さぁ、知らんな・・・』
とすっとぼける。
『またまたぁ~・・・
とぼけないでくださいよ』
『お前が私の物にならないからだ』
『そんな事言わないでくださいよぉ~。
代わりに何かお仕事しますから』
『まことか?』
『まぁ、ボクチンに出来る事なら』
『よし、では、【クアンニュア】について調べてもらおうか。
【クアンスティータ】と言う【化獣】の後継と言うが、まさか、私達をも上回る【シリーズ】が出てくるとは思わなんだ。
私達の領域に居るのはその中の【クアンニュア】と聞いた。
それについて調べてもらおうか』
『【クアンニュアちゃん】ねぇ・・・
それなら、【芦柄 吟侍】って勇者にお願いしますって頼まれてますけどね。
調べるって言ってもねぇ・・・
謎が多い存在?でもあるしねぇ・・・
そんな簡単に調べられる様なものじゃ・・・』
『解っておる。
別に急がんぞ。
ゆっくりやるが良い』
『そんな事おっしゃられたって、身体の行方を知るには急いでやるしか無いじゃ無いですか』
『私は強制はせん。
急ぐか急がないかの選択をするのはお前だ』
『そう、来ましたか。
解りましたよ。
出来るだけ早く、調べますって。
でも期待しないでくださいよ。
貴女様と同じくボクチンより遙かに上位の存在?を調べるのは骨が折れるんですからね』
『まぁ、気長にやれ。
私は急がん』
『急ぐ様に誘導しておいてよくおっしゃりますね・・・
狡いですよ』
『狡くはない。
私は急がんと申しておるではないか』
『情報が欲しければボクチンの方で急いで調べろってことですね。
わかりましたよ。
やれば良いんでしょ、やれば。
でも、ボクチンの楽しみの方が優先ですからね。
ボクチンは楽しみを奪われてまで自分の身体を取り返そうとは思っていませんから』
『ずいぶん軽い反応だな。
まぁ、良い。
そこが私が気に入っている所でもある。
好きにするが良い。
では邪魔したな。
また、来るぞ。
今度は良い返事を聞かせてくれ』
『貴女様の物にはなりませんって』
『それは残念だ』
『お気を付けて』
と言う話をしていた。
【吟芯】は【世界他外】とのコンタクトに【カリティクル】達の力を借りている。
そのため、ある程度、親しい間柄になっていた。




