プロローグ編073/【上抜 吟芯(うえぬき ぎんしん)】サイト0/二次創作クリエイター募集5
【カルトクイズ】で【クアンニュア】が1位、【吟芯】が2位だった事で、実は、これでもう2名がこの戦いで当たる事は無い。
7名を決めるトーナメントでそれぞれのブロックのバランスを取るために、上位と下位はバランス良く割り振られる事になる。
つまり、1位と2位は最後まで行ってもぶつかる事が無く、同じ【セカンド・フェイバリット・クリエイト・ユーザー】として選ばれる可能性を高くしているのだ。
そうで無ければ組み合わせの妙で、実力の低い者が選ばれてしまうと言う事を避けたためである。
これで、【吟芯】と【クアンニュア】は敵同士から、同じ目標を持つ【同士】、先輩後輩に戻る事が出来たのである。
【吟芯】は、
『これで敵である必要が無くなった。
これからは情報交換をしながら勝ち上がって【セカンド・フェイバリット・クリエイト・ユーザー】の権利を取っていこう』
と言った。
【クアンニュア】は、
『そう、にゅあね。
ボキュも本心では先輩と争いたく無かったにゅあ。
だから嬉しいにゅあ』
と答えた。
【吟芯】は、
『次の2回戦・・・
ボクチンは実力者で名が通っている【ちゃりんこさん】が相手だ。
【クアンニュアちゃん】の相手は、【僕っ娘さん】が相手か・・・
【僕っ娘さん】は、【にゃにゅにょさん】の【番存(番人の様なもの)】と言われている。
彼女に勝つのはなかなか難しいぞ。
気を引き締めて勝負すると良いと思うぞ』
と先輩らしくアドバイスした。
【クアンニュア】は、
『相手にとって不足無しにゅあ。
相手が強い程、燃えると言うやつにゅあ』
と言った。
次の2回戦は、【にゃにゅにょ作品】の【再現度対決】だ。
技術的に【にゃにゅにょ作品】を超えても勝てない。
【にゃにゅにょ作品】に近い方が勝つと言う勝負だ。
実はこの勝負、【吟芯】も【クアンニュア】もどちらもどちらかと言うと苦手としている勝負なのである。
【吟芯】も【クアンニュア】も何かを超えた物などを作ったりするのは完全に得意としているが、何かと同じ、何かと歩幅を揃えて行動すると言うのが超苦手なのである。
つまり、誰かと協力して何かをすると言う共同作業を苦手としているのである。
この勝負は共同作業ではないが、誰かの作業をトレースして再現すると言う事では同じように苦手とする作業である。
その次の3回戦(準決勝)の勝負である【にゃにゅにょ作品】の【解釈勝負】、
最後の4回戦(決勝)の勝負である【二次表現審査】、
では勝利する可能性が高いが、この2回戦については2名にとって鬼門とも言うべき勝負内容であるのは間違いなかった。
元々、【二次創作タイプ】では無く、【一次創作タイプ】である2名ならではの悩みどころであると言えるだろう。
もちろん、【異能】などを使えば、2名は難なく勝ち残るだろう。
だが、【トップオタ】として、必要以外の事での【異能】を使っての活動は【御法度】である。
そんな事をすれば、【ファン】として自分達が許せない。
そう言う精神を持っているのが、【吟芯】と【クアンニュア】だった。
まずは、【吟芯】対【ちゃりんこ】の勝負。
お題となるのは、【にゃにゅにょ】が産み出した【キャラクター】の【フィギュア】だった。
【吟芯】が本家越えをする中、【ちゃりんこ】は本家の劣化コピーという上と下での判定となった。
つまり、本家【にゃにゅにょ】を【0】とし、
【吟芯】はプラス側に傾き、
【ちゃりんこ】はマイナス側に傾いている。
後はプラスとマイナスでどれだけ、【本家】と離れているかで判断され、僅差で、【吟芯】の【プラス率】が【ちゃりんこ】の【マイナス率】を下回り勝利した。
【吟芯】は、
『ふぅ~っ・・・
今のは本当に危なかった。
もう少しで負ける所だった・・・
何とか首の皮一枚で生き残ったよ』
と言った。
だが、【吟芯】の戦いぶりを見た【クアンニュア】は顔が真っ青だった。
【クアンニュア】ならば、【吟芯】の様に【プラス】に傾くだろう。
だが、【プラス率】が余りにも高すぎる。
このままでは負けてしまう事が濃厚になっていたからだ。




