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(ファーブラ・フィクタイズム2)【オープス・パルマーレ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編072/【上抜 吟芯(うえぬき ぎんしん)】サイト0/二次創作クリエイター募集4

 ここは戦場。

 【二次創作クリエイター】の権利を賭けた戦場だ。

 ここには100名の強者が揃っている。

 いずれもオタクとしての実力を認められた100名だ。

 だから、誰が、【にゃにゅにょ先生】の【セカンド・フェイバリット・クリエイト・ユーザー】に選ばれてもおかしくない。

 そして、先生自体は腰が低く、誰かを選ぶ事は出来ないので、特別に設置された、【選考委員会】が100名の中から7名を選ぶ事になる。

 先生はゲストとして呼ばれただけである。

 何かを言う権利は無いと何故か思っている。

 そう言うズレた所も良いと【吟芯】と【クアンニュア】は思っていた。

 100名の【トップオタ】による【セカンド・フェイバリット・クリエイト・ユーザー】へのテストは、4回行われる。

 1回目のテストは、【にゃにゅにょ先生】に用意してもらった【にゃにゅにょ作品】の【カルトクイズ】だ。

 これを全1000問やって、上位56名(56名のボーダーラインに複数名居た場合は、解答タイムが速い者から56名が選ばれる事になる)を選出。

 2回目のテストは、56名から28名になるガチンコの【にゃにゅにょ作品】の【再現度対決】となる。

 技術面で、【にゃにゅにょ作品】に近い作風を再現出来た方が勝利となる。

 お題となる作品はランダムにくじで決められる。

 3回目のテストは、28名から14名になる【にゃにゅにょ作品】の【解釈勝負】となる。

 これは、【にゃにゅにょ作品】の【プレゼン】をして審査員から見て、どちらが【にゃにゅにょ作品】を理解しているかで判断される。

 4回目のテストは、14名から、【セカンド・フェイバリット・クリエイト・ユーザー】になる7名が選出される7名を選び出す、【二次表現審査】となる。

 これは、【にゃにゅにょ先生】の作風を考慮に入れて、その上でそのニュアンスを入れつつ、新たなる【作品】を作り、どちらがそれに適しているか?

 それを見るための戦いである。

 この勝負に勝利して初めて【セカンド・フェイバリット・クリエイト・ユーザー】の権利を得られると言うものになる。

 【クアンニュア】は、

『緊張するにゅあ』

 と言った。

 【吟芯】は、

『それはボクチンも一緒さ。

 これに落ちたら、また、先生が募集してくれるまで待たないと行けない。

 正に、【存生(そんせい)(存在にとっての人生の様なもの)】を賭けた大一番の勝負だ。

 少なくとも1つ目の【カルトクイズ】で負けるなんてのは【会員ナンバー1】としての名折れだ。

 絶対に負けたくない所だよ』

 と答えた。

 【クアンニュア】は、

『それはボキュも一緒にゅあ。

 じゃあ、ここからは敵同士って事でにゅあ・・・』

 と言うと、

『そうだね。

 じゃあ、お互いベストを尽くそう』

 と答えて【吟芯】は【クアンニュア】と離れた。

 【吟芯】と離れた途端、【クアンニュア】は、

『君、可愛いねぇ~

 お嬢ちゃん、いくつ?』

『一緒に写真撮っても良いかな?

 コレクションに加えたい』

『記念撮影したい。

 一緒に撮ろっ』

『ちょ~可愛いんですけどぉ~。

 持ち帰りたいくらい』

『ちょっと触っても良いかな?

 無茶苦茶可愛いんですけど』

『うちの子になってください。

 可愛過ぎます』

 などと言われて他のファンに囲まれた。

 てっきり、【吟芯】の子供だと思われていたがどうもそうでも無いらしいと思って急にみんな声をかけ出したのだ。

 彼女が【ラスボス】だと思っている者は居ない様だ。

 【クアンニュア】が現在使っている身体の見た目は幼稚園児くらいの肉体なので、可愛い者好きの間には人気が高いのだ。

 特に、【着ぐるみファッション】で来ているので更に可愛らしさが上乗せされていると言っても過言ではない。

 【クアンニュア】は、

『お前達には負けないにゅあ』

 とライバル宣言をした。

 すると囲んでいる【ファン】達の間には、

『【セカンド・フェイバリット・クリエイト・ユーザー】の権利、

 1つはこの子にあげても良いんじゃないか?』

『あ、私もそう思った。

 脱落させちゃったら可哀想だもん』

『そうそう。

 そう、思う。

 席は7つあるから1つくらい上げても』

 と言う声が上がった。

 【クアンニュア】は、

『バカにするにゅあ。

 席は実力で取るにゅあ。

 不正は良くないにゅあ』

 と文句を言った。

 それに対して、

『はいはい。

 よく言えました。

 ご褒美にお菓子あげようね』

『偉いね、お嬢ちゃん。

 お兄さん、感動しちゃったよ』

『偉い偉い。

 良い子だねぇ』

『ファンの鏡だよこの子は。

 良くできた子だ』

 とちびっ子扱いだった。

 【クアンニュア】は、

『むきぃ~、舐めるなにゅあ』

 と怒った。

 だが、これで相手を殺してしまったら【ファン】失格である。

 【クアンニュア】は怒りを堪えて、結果で示す事にした。

 そして、1回戦、【カルトクイズ】ではかなりマニアックな問題ばかりだったのにもかかわらず何と100名全員が、全問正解。

 タイムの早さでは【クアンニュア】が1位、【吟芯】が2位という結果になった。

 ここに集まった100名はトップオタの集まりである。

 不正解を出すような者は1名も居ないと言う事だ。

 【クアンニュア】が1位を取った事で他の【ファン】の目の色も変わった。

 正式にライバルとして認めたのだった。

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