表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(ファーブラ・フィクタイズム2)【オープス・パルマーレ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
59/77

プロローグ編059/【息吹 獅狼(いぶき しろう)】サイト0/3人の【秘書】1

 兄3人との兄弟会議から数日して、兄達3人がそれぞれ任命した【秘書】達と【獅狼】が会う日となった。

 これから1時間ずつ、【秘書】と面談をする。

 最初は、長男【息吹(いぶき) 市郎(いちろう)】が任命した【椎堂(しどう) 亜里砂(ありさ)】と言う女性、

 次は、三男【息吹(いぶき) 参朗(さぶろう)】が任命した【中野(なかの) 希望(のぞみ)】と言う女性、

 最後に次男【息吹(いぶき) 時楼(じろう)】が任命した【本郷(ほんごう) 天羽(あまは)】と言う女性、

 とそれぞれ面談する事になっている。

 まずは、【椎堂(しどう) 亜里砂(ありさ)】だ。

 彼女には、【獅狼】と共に儲けた利益の10分の1を取り分として受け取っても良いと伝えている。

 もちろん、他の秘書と【獅狼】で儲けた分は入らない。

 あくまでも仕事をして初めて報酬が入ると言う事になっている。

 後は、慈善事業でやっている様な【獅狼】に如何に儲けさせるかが問題となる。

 その上で彼女の手腕が試されると言う事になる。

 面接に来た【亜里砂】に対して、【獅狼】は、

「えっと・・・【椎堂 亜里砂さん】・・・

 君はどうして俺の【秘書】になりに来たの?」

 と尋ねた。

 兄達に何を言われて来たのか知りたかったのだ。

 その質問には答えずに、【亜里砂】は、

「失礼ながら、【あの女】と言う人物について調べさせていただきました。

 面接まで時間も無かったので、調べられた事は限られていますが、それでもある程度は情報が集まりました。

 【市郎様】がおっしゃっていた【あの女】とされる存在は、人間ではございません。

 【四面楚歌】と言う言葉から生まれた、【四つの面】と【祖先の祖】と【(わざわい)と書いて禍】での【四面祖禍しめんそか】と呼ばれる存在です。

 それは【老若男女】の4つの【存在】を1つにまとめた【個体群体(こたいぐんたい)】と呼ばれる存在です。

 【個体群体】とは、1つの存在権を4つの【存在】が共有し、交代で顕現する非常に稀な存在です。

 【四面祖禍】は、【老若男女】を基準とし、【老】が男性なら【若】は女性、【老】が女性なら【若】は男性となり、男女比は1対1であるという特徴がある様です。

 【四面祖禍】は、21集・・・【四面祖禍】/【個体群体】の数え方は【1人】、【2人】では無く、【1集】、【2集】と数えるそうです。

 失礼・・・話を戻しますが、21集存在し、【あの女】と呼ばれる者は、【四面祖禍】の【女】に該当すると思われます。

 【老若男女】は、

 【仙人(老)】、【怪物(若)】、【聖者(男)】、【魔女(女)】の【パターン】、

 【妖怪(老)】、【精霊(若)】、【魔王(男)】、【聖女(女)】の【パターン】、

 などが考えられ【清濁】合わせ持つ特徴を持つとされている様です。

 仮に【あの女】が【聖女】だったとしても、【その女】と【存在権】を共有する、他の【老若男】の中には、必ず邪悪な存在も混じっていると推察されます。

 残念ながら、【あの女】と言う存在の【本名】まではたどり着くことは出来ませんでしたが、おそらく、【ラスト・オーダー】とされる21番目の【四面祖禍】ではないかと思われます。

 【獅狼様】は、最悪の悪夢とされた【13番目の四面祖禍】をご存じですか?」

 と矢継ぎ早にしゃべった。

 【獅狼】は、

(駄目だ・・・

 この人とは全く合わないな・・・)

 と思いつつ、

「いや、【四面祖禍】とか初耳なんだが・・・

 彼女の事を【あの女】扱いするのは少し面白くない。

 もう少し言葉を選んで欲しい」

 と答えた。

 【亜里砂】は、その言葉を無視して、

「・・・【13番目の四面祖禍】とは【老若男女】が全て、【邪悪】に染まったとされる者達です。

 【善なる存在】が居ようと、【邪悪なる存在】が居る限り、迫害されるのは避けられません。

 それに負けた時、【善】が【悪】に堕ちます。

 そのため、【禍】と言う字が付けられているのです。

 今は善でもいずれ悪に染まる。

 それが、【四面祖禍】なのです。

 お兄様方もそれを心配なさっているのです。

 どうかご理解下さい。

 【あの女】の話については以上です。

 次はビジネスの話をしましょう」

 と言って、今度は金の話をしだした。

 その話は全く頭に入って来なかった。

 出した結論は、

「【市郎兄さん】・・・

 彼女については無理だ。

 彼女とはやって行けない。

 考え方がまるで違う。

 必ず衝突する。

 いくら兄さんの頼みでも無理なものは無理だ」

 と言って、【亜里砂】の事を拒否したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ