プロローグ編047/【雨条 雪寿納(うじょう ゆきずな)/(偽者)/元、札月 るわ(ふだつき るわ)】サイト0/造物主の万能キー
【雪寿納/るわ】は、【萌笑】と共に【将三郎】の話を聞いている。
他には誰も居ない。
3人だけの秘密の話だ。
【将三郎】は、
「お前達2人を俺の後継者と認め、門外不出とする話をする。
この話は他言無用。
誰にも話してはならない。
良いな」
と言った。
【萌笑】は、
「はい。
わかりましたお爺さま」
と言い、【雪寿納/るわ】は、
「その様な話を僕が聞いてもよろしいのですか?」
と言った。
【将三郎】は、
「後継者と認めたからこの話をするんだ。
よく聞け。
これから話す話は、
俺がずっと隠してきた秘密だ。
俺は、【他任駒勢】一筋で、ずっとやってきた。
だが、技術ってのは【他任駒勢】だけじゃねぇ。
他にも無数、存在している。
その中のどれがお前さん達に適しているかも俺にはわからないし、1つである必要も無いと思っている。
・・・これは、【造物主の万能キー】と言うアイテムだ。
1つは俺が専用に使ってしまったから、俺の死亡でこの【キー】も消滅するらしい。
だが、後、11本【キー】は残っているし、俺の死後は新たに1本増えるらしい。
これは12本で1セット。
同じ時代に12名までこの【キー】を利用出来るってアイテムだ。
それをお前さん達に託したい。
この【キー】は、お前さん達が自分のテリトリーとした所の何処でも良いから指定した【ドア】に差し込んで回せ。
そうすれば、異空間とつながり、お前さん達だけの【万能倉庫】が出てくるはずだ。
そこで、お前さん達は新たな物作りを見つけても良いし、このまま【他任駒勢】の道を極めようとしても良い。
それと、物造りのライバルとして12本の【造物長の全能キー】と言うのがあるらしい。
それを持つ者は、同じ力量を持つ事になる。
【造物主の万能キー】は、
【子のキー】、
【丑のキー】、
【寅のキー】、
【卯のキー】、
【辰のキー】、
【巳のキー】、
【午のキー】、
【未のキー】、
【申のキー】、
【酉のキー】、
【戌のキー】、
【亥のキー】、
【造物長の全能キー】は、
【白羊のキー】、
【金牛のキー】、
【双児のキー】、
【巨蟹のキー】、
【獅子のキー】、
【処女のキー】、
【天秤のキー】、
【天蝎のキー】、
【人馬のキー】、
【磨羯のキー】、
【宝瓶のキー】、
【双魚のキー】、
と言う。
これらは、【造物主】と【造物長】と呼ばれる、【高次元】の存在が、【地球】と言う星に立ち寄った時に、【発想】を得た事に由来すると言われているらしい。
俺は、【寅のキー】を保持していた。
だからって訳じゃないが、俺の死後はお前さん達のどちらかに生まれ変わった【寅のキー】を受け継いで欲しいと思っている。
お前さん達が受け継ぐ2本以外の他の10本の【キー】はお前さん達が仲間だと認めた者に渡すと良い。
俺は仲間を作らなかったが、本来は作り手12名で切磋琢磨するものだ。
きっと俺なんかよりも、幅広い物作りが出来るだろうぜ。
頼んだぜ」
と言った。
その4カ月後、【将三郎】は安らかに息を引き取る。
【寅のキー】は孫娘の【萌笑】が引き継ぎ、
【辰のキー】を【雪寿納/るわ】が継承したのだった。
2人は正式に夫婦となり、物造り道を進んで行く事になる。




