プロローグ編046/【雨条 雪寿納(うじょう ゆきずな)/(偽者)/元、札月 るわ(ふだつき るわ)】サイト0/免許皆伝2
【雪寿納/るわ】は、【将三郎】からの最終試験を受けている。
質問が書かれた100の折られた紙から10枚を選び、それを【将三郎】がシャッフルし、質問を10種類言う。
【素人目線】での質問なので、【素人】にもわかる様になるべく簡潔に分かり易く説明する必要がある。
【将三郎】は、
「よし、シャッフルした。
じゃあ、行くぞ」
と言った。
【雪寿納/るわ】は、
「はい。
よろしくお願いします」
と元気に返事をする。
次の瞬間から、【将三郎】による10の質問が始まる。
【質問1】
「あのぉ~、そもそも【他任駒勢】って何ですか?」
「はい。
契約された方をお守りする【自動サポート&防御システム】になります」
【質問2】
「【他任駒勢】はどんな種類があるんですか?」
「はい。
サイズで言えば、【愛玩タイプ】と言う体長【5センチ】ほどのものから【巨人タイプ】と言う全長【500メートル】ほどのものまであります。
うちの方でご用意出来るサイズは、【30センチ】から、【20メートル】までのものを取り扱っています。
基本的にはサイズによって使用用途が異なります。
使用用途によっても区分けされていますが、基本的には、
服などにして、身体に纏う【纏いタイプ】、
愛玩動物の様に契約者の方の肩などに載せたりして警護する【愛玩タイプ】、
人と同じサイズで、ボディーガードの様な役割をする【お庭番タイプ】、
同じく人と同じサイズで、サポートやミッションを与えて使用する【忍びタイプ】、
同じく人と同じサイズで、戦争の兵として使用する【白兵戦タイプ】、
3メートルから7メートルのサイズで、工事などに使用する【工業用タイプ】、
10メートルから20メートルのサイズで、パイロットを乗せて戦争をする【戦闘タイプ】、
同じく10メートルから20メートルのサイズで、無人で遠隔操作して戦争をする【無人戦闘タイプ】、
の8タイプを当店では取り扱っております。
また、これ以外に、
スパイ活動に適した【隠密タイプ】、
完全受注制のオーダーメイド【特注タイプ】、
も承っております」
【質問3】
「カラーリングは自分で指定できるの?」
「申し訳ございません。
【特注タイプ】以外は、【リスト】の中からお選びいただく事になっております」
【質問4】
「この工場の特性とかってあるの?」
「はい。
壊れにくさと言う点に置いては一級品として自負しております。
また、駆動範囲についても一定のご評価をいただいております。
また、うちの職人には【超絶技巧】を持っている者が半数もおりますので、その辺りがうちの売りとなっております」
【質問5】
「どのくらいで出来るの?」
「はい。
ものと受注件数にもよりますが、一番早い場合は、既存のモデルから作れるので、1週間もお時間をいただければ。
【特注タイプ】は、2カ月を最低ラインとさせていただいており、それ以上納期を短くすることはご勘弁ください」
【質問6】
「安いの?これ?」
「はい、もちろんでございます。
コストを出来るだけカットしていますので、お手頃価格で提供させていただいております」
【質問7】
「他社と比べて性能はどうなっているの?」
「はい。
他社様を悪くは言えませんが、当社としては最高品質をお届けさせていただいていると自負しております」
【質問8】
「まけてくんない?」
「それは、要相談という事になります。
出来るだけお安くお客様に提供させていただいておりますが、もう少しだけなら勉強させていただくことも出来るかと・・・」
【質問9】
「他の会社で作った部品を使って欲しいんだけど・・・」
「それは物によります。
少々見せていただけますか?」
【質問10】
「持参した【ステッカー】とか貼って欲しいんだけど」
「はい。
承ります。
ただ、少々、ご提案をさせていただいてもよろしいですか?」
と言う質問と答えとなった。
それをやった【将三郎】は、
「うむ。
【質問2】の受け答えが少々長い気もするが、許容範囲とする。
よし、【免許皆伝】だ。
後継者としてやって行って欲しい」
とお墨付きを与えたのだった。




