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(ファーブラ・フィクタイズム2)【オープス・パルマーレ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編040/【雨条 雪寿納(うじょう ゆきずな)/(偽者)/元、札月 るわ(ふだつき るわ)】サイト0/試行錯誤OR右往左往?/迷走

 【雪寿納/るわ】は、何とか、【他任駒勢】を調べようとしたがなかなかそこまでたどり着かない。

 代わりに他の情報がいくつか見つかった。

 その内の1つが、【化粧マント】だ。

 【化粧まわし】の【マント版】の様だ。

 【プロ戦闘家】が付ける【マント】の様だが、それが、1つの【ステータス】にもなっているらしい。

 【チャンネル・ニュース】。

 何かの情報を必然的に伝えてくれる【ネットワークシステム】と言う事だがよくわからない。

 【ソング・ミラクル】。

 奇跡を起こす歌の様だが、詳細は全く意味不明の内容だ。

 その他いくつかの情報が流れるが、肝心の【他任駒勢】にはたどり着かない。

 どうやら、使用している【ネット環境】がハッキングを受けているらしい。

 それを解除する方法もわからないので、その【パソコン】を捨てた。

 わからない事だらけ。

 わからなければすぐに逃げ出す。

 それが今の【雪寿納/るわ】だ。

 逃げ癖がついている。

 負け犬根性がしみついているのが今だ。

 今のままでは駄目だ。

 何か改善する必要がある。

 そこで、今度は【占い師】を頼る事にした。

 【占い師】は、

「ありがとうございます。

 今後もごひいきにお願いします。

 ようこそ【大占の館】へ。

 私は人気ナンバーワン【大占師(たいせんし)/占い師の様なもの】、【サリーナ】と申します。

 正直な所、私以外の【大占師】はちょっと・・・

 まぁ、私の口から言うのも何ですが、的中率が低いと言いますか・・・

 貴方は本当に運が良い。

 私が担当したのは運命です。

 これは運命に導かれての事です。

 他の【大占師】では道が開かれる事は無かった。

 本当に幸いでしたね。

 貴方は幸運です。

 私と知り合えた事が幸運なのです。

 少しでもタイミングがずれれば危なかった。

 そう言う危うい運命の中にいるのです。

 私が居たから貴方は救われる。

 そう言う事なのです。

 さぁ、これから貴方に道が示されるでしょう。

 お代をたっぷりといただいたので、貴方の事を占って差し上げましょう。

 貴方は・・・」

 と言って占ってもらった。

 だが、占いの内容は、当たり前の事をさも言い当てたかの内容だった。

 例えば、

「貴方は悩んでいらっしゃいますね?」

 と言う事を言うが、占いを希望するほとんどの者が悩みを抱えている。

 言い当てたと言っても不思議でも何でもない。

 例えば、

「貴方は追い詰められている。

 逃亡者・・・

 違いますか?」

 と言う言葉。

 これも、ソワソワしているから何かから逃げている。

 もしくは何かの状況から逃げ出したいと思っている。

 そう考えての答えだ。

 逃亡者で無かった場合は、何かの状況から逃げ出したいと思っていると答え直せば良い。

 例えば、

「貴方は迷っている。

 何をどうすれば良いのかわからない。

 そうですね」

 と言う言葉。

 それは最初に相談に乗って貰う時に言った言葉から推測がつく言葉だ。

 だから、やはり大したことは言っていない。

 誰でもわかる範囲で答えている。

 そう言う意味でも、ぼったくりの占い師と呼べるだろう。

 この様に、【雪寿納/るわ】は迷走している。

 決して試行錯誤している訳ではない。

 右往左往していると言って良いだろう。

 金ばかりが出て行く。

 そんな状況だ。

 このままでは駄目だ。

 このままでは破滅する。

 資金が枯渇すれば行動力も下がる。

 それはわかっているが、何がどうすれば良いのか全く見えて来ない。

 だから、焦る。

 何かどうにかなって欲しいと思うが、どうにもならない。

 【雪寿納/るわ】は、

(誰か、助けて・・・

 助けてください・・・)

 と心の中で泣き叫んだ。

 彼はある【出逢い】を経験するまで、【絶望への袋小路】に入ってしまった。

 そんな彼を助けたのは【盲目の女性】だった。

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