プロローグ編037/【縁条 禁偽(えんじょう きんぎ)】サイト0/愛の告白?
【独り身】となった【禁偽】は、
『なぁ、【吟芯君】、誰か良い相手は居ないかね?
なんなら君と結婚しても良いと私は思っているのだが。
幸い、君は【女性】の身体で活動しているし、何の問題も無いと思うのだが・・・』
と言ってきた。
【吟芯】は、
『君が良くてもボクチンが嫌だよ。
男と結婚するなんてゾッとする。
ボクチンも根は男だからね。
結婚するとしたら女性とが良いね。
あ、同性愛を否定している訳じゃないよ。
女性と女性のカップリングもなんだかそそるしね。
男同士はボクチンの趣味じゃないけどね。
そんな事より、ボクチンにつきまとうの少し遠慮してもらえないかな?
こう、毎日の様に来られたらボクチンの活動に支障が出るんで』
と言った。
『そんなに毎日、来ているつもりはないのだけどね』
『君が来ない日はわりと、【瞳態君】が来たりするんだよ。
だから、ボクチンが趣味に没頭する時間が削られるんだよ。
ボクチンもコレクターとして、集めたいものを集めに行きたいし、君らとだべっている暇はそんなに無いんだ。
って事でボクチンを解放して欲しい』
『それは無理だね。
今の所、【元妻(【エライザ】)】に離縁された私の興味のほとんどは君にある。
だから、これからもつきまとわさせていただくよ。
それが嫌なら、私にお似合いの女性でも紹介してくれたまえ。
その女性に興味を持てたなら、しばらくは君から離れる事にしよう。
【エライザ君】の時の様にね。
でも【エライザ君】クラスの女性で無ければ私が惹かれる事は無いと思って欲しいな。
そう言う存在はそうそう居ない。
だからこそ、私は君につきまといたい。
だから諦めてくれ。
私は君に興味がある。
【和瑞】のお墨付きだ。
君は私の上を行っている。
上を目指す私にとっては最高の【親友】だ。
それは間違いないと思うぞ』
『男に褒められてもねぇ・・・
これがとびっきりの美女だったら嬉しいんだけどね。
男に賞賛されてもちっとも嬉しくない。
ボクチンはそう言う男だけど、それでも良いの?』
『君が袖にしようが、何だろうが、私は君を認めているのさ。
認めている以上、君が嫌おうが何だろうが、私は君の事が大好きだ。
男とか女とかは関係ない。
存在として君が好きだ。
だから、出来る限り一緒に居たい。
君を見ていたい。
そう、思っているだけだ。
これは愛の告白として解釈してもらってもかまわない。
君となら男女の関係・・・
男と男の関係でもウェルカムさ。
私の愛の告白はそんな所かな?
愛しているよ【吟芯君】。
君には幻滅したく無いんだ。
君に絶望したら、私がこの【宇宙世界】に居る意味が無くなってしまう。
それだけは取らない様に、君は君のままで居てくれ』
『気持ち悪い事言わないでくれる?
君と一緒になる気はないよ。
ボクチンは結婚もしないと思う。
ボクチンにとって重要なのは結婚じゃない。
推す事だ。
推し活こそ、ボクチンの理想だ。
ボクチンのための【ヒロイン】は入らない。
愛がボクチンの気持ちを冷めさせる事にもなると思っている。
だから、ボクチンは誰とも一緒にならない。
可愛い女の子達はたくさん推すけどね。
それが良いのさ。
それがボクチンのスタイルだ。
君と結婚するのはだから、無理な話だ』
『それでも愛しているよ【吟芯君】』
『気持ち悪いって』
『連れないなぁ・・・
でも愛しているよ』
『はいはい、わかりましたよ。
ありがとうございます』
と言う話になった。
歪な【ラスボス】は変態女装オタクの【ラスボス】に愛の告白をした。
それは別れた妻、【エライザ】に本来、伝えたかった言葉だった。
それを思うと、【禁偽】は少し寂しい気持ちになった。
それは本当に【エライザ】の事が好きだったから?
それとも珍しい物に対する愛着、執着?
どちらかは彼の表情からは読めなかった。




