表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(ファーブラ・フィクタイズム2)【オープス・パルマーレ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
35/43

プロローグ編035/【縁条 禁偽(えんじょう きんぎ)】サイト0/【謎】の【エライザ】8

 【新婚旅行】などで【エライザ】を観察した【禁偽】は1つの結論にたどり着く。

 【エライザ】は、【人間】を投影した【存在】なのだと言う事だ。

 【人間】では無く、【人間】の【情報】を集め、【人間】の【要素】だけを集めて、体裁良く【人間】に見せた【存在】。

 つまり、【エライザ】は【個】では無く、【複数】の【何者】かによって、【人間風】に見せているだけの【人形】と言う事である。

 だからこそ、【エライザ】は、【禁偽】の好む様な形で受け答えをし、彼の好む様な行動を取る。

 そこに倫理観など微塵もない。

 【禁偽】が歪な存在であるため、それに対応した【エライザ】も人間でありながら歪に映っていた。

 だから、彼女のプロフィールも自在に変更する事が出来たのだ。

 そこまではわかった。

 だが、その先にはまだ謎が残っている。

 彼女は【歴史】をも変えている。

 彼女の人間関係もコロコロ変えていたため、その度に【歴史】が塗り変わっている。

 その影響は【禁偽】にも及んでいた。

 だから少なくとも、【禁偽】自身の力を凌駕する【何者】かが、【エライザ】と言う【人間モドキ】を作っている。

 そう、結論付ける事が出来た。

 つまり、【謎】を解いたら、その【謎】を作っていた新たな【謎】が現れたと言う事だ。

 その事を理解した【禁偽】は、

『ふむ・・・。

 実に面白い。

 私をここまで翻弄するとは・・・

 やはり、君は魅力的だ。 

 結婚して良かった。

 だが、この状態はよろしくない。

 現状では君は私のものになっていない。

 見知らぬ何者かの操り人形だ。

 つまり、私達は夫婦になっていない。

 それは面白くない。

 是非とも君を私の妻にしたい。

 それにはどうするか?

 どうあるべきか?

 何をするべきか?

 どんな結論が待っているか?

 実に興味深い。

 さて・・・

 どう、君の背後に居る何者かにアプローチをするか?

 どうすれば表に出て来てもらえるか?

 それを考えるとしよう。

 君はどうすれば良いと思う。

 いや・・・操り人形の君に聞いても正解が得られるとは限らないな。

 うむ・・・

 どうしたものか・・・

 こういうのはどうだろう?

 君と君を操る何者かのコンタクトを切らせてもらうと言うのは?

 そうなれば、何者かは、君と接続するために近くに来るのでは無いか?

 私はそう思うのだが。

 それとも背後に何者かが居ることまで理解した私に、逢いに来てくれるのだろうか?

 私は君を通して、君を作り出している何者か?

 あるいは何者達か?に声をかけている。

 出て来ていただけないと言うのであれば、こちらからコンタクトを取る方法を模索したいと思う。

 何か答えてはいただけないだろうか?

 と言って見たがどうだろう?

 何らかの反応はあるのかな?』

 と言った。

 【エライザ】は、

「申し訳ありませんが、私には何の事か・・・」

 と言い、【禁偽】は、

『深焉を覗く者は深焉側からも見られていると言う。

 私は深焉に声をかけているつもりなのだが?』

 と答えた。

 すると、【エライザ】はブルブルブルと不気味な動きで震えだし、

『初めまして、【縁条 禁偽さん】。

 何もわからない状況でそこまで推理して見せた見識を称え、その功績にお答えしましょう。

 私は、【エライザ】では無く、【エライザ】を作り出した存在・・・

 貴方の認識で言うところの【世界他外】の【存在】です。

 貴方の居る【宇宙世界】の常識から表現すれば、私は【神】の上に居る【存在】。

 【世界他外】の第1層を司る【和瑞(わずい)】と呼ばれる存在になります。

 私は小さな箱庭の世界、【宇宙世界】に興味がありまして、貴方を通じて理解したいと思って、【エライザ】と言う【人形人間】を作り出しました。

 貴方の【謎】に対する好奇心。

 大変参考になりました。

 ありがとうございます』

 と答えたのだった。

 【禁偽】は、

『ほぅ・・・

 【和瑞】の方ですか?

 それは失礼しました。

 【世界他外】の高次元からわざわざ、矮小な【宇宙世界】にどの様なご用ですか?』

 と言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ