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(ファーブラ・フィクタイズム2)【オープス・パルマーレ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編032/【縁条 禁偽(えんじょう きんぎ)】サイト0/【謎】の【エライザ】5

 【禁偽】と【エライザ】は、【新婚旅行】に来ている。

 【禁偽】は【エライザ】に行きたい所を決める様に言い、【エライザ】は、夫となった【禁偽】の事を知りたいと言う事で、【メイン】は、【禁偽】の【研究】に関する施設などであり、それだけでは大した金額にならないので、【研究施設】の近くにあるスポットなどを指定した。

 【禁偽】は【エライザ】を知りたいと思い、

 【エライザ】も【禁偽】を知りたいと思っている。

 それは夫婦の形としては正しい様に見えるが、それは似て非なる関係と言える。

 【禁偽】は【エライザ】を研究対象として知りたいと思い、

 【エライザ】は、自分を調べてくれる【高度】な存在を知っておきたいと思っている。

 夫婦という形を取ったが、この2人は普通の夫婦と比べて歪な関係であると言えるだろう。

 普通の新婚旅行の様な場面もあるが、それは時間の都合で省かせてもらうが、【禁偽】の【研究施設】の中には、眉をひそめざるを得ない物もあり、それを肯定している【エライザ】もどこかおかしいと言わざるを得なかった。

 これはその時の話である。

 【エライザ】は、

「旦那様、ここはどう言った施設ですか?」

 と尋ねた。

 【禁偽】は、

『ここは私が【悪】/【ヴィラン】の【ラスボス】と認定されている理由の1つとされる所だな。

 【ヒストリー・メモリー・イグジスト研究所】と言う。

 簡単に言えば、【歴史上】の素晴らしい、偉大な【存在】達。

 それらをそのまま朽ち果てさせるのは惜しいと考えた私は、それらの【存在】が【歴史】に刻んだ、【痕跡】を【メモリー/記録】として、かき集め、新たな器にその情報を入れる事でその偉大な【存在】を復活させるという事を研究する施設だ。

 今の所、【女体】の【子宮】を使って、成功させている。

 【女体】は【処女】を失っている【肉体】が妥当となるな。

 その【女体】の【子宮】に【存在】の【メモリー】を定着させ、【逆出産】と言う形で、【女体】の【本体】に、その【存在】を移し込むと言う手法だ。

 【女体】は【処女膜】が再生し、【処女】となり、移された【メモリー】を【保存】する事になる。

 その過程で二度と【性行為】が出来なくなり、【女体】が仮に【子供】などを作っていた場合、その【子供】や【子孫】は存在して居ない事になり【歴史】が塗り変わる事になる。

 それが【倫理】に反する事らしいのだが、私には理解出来なくてね。

 偉大なる【存在】が復活する事に比べたら非常に些細な事だと思うのだが、君はどう思う?』

 と人間には到底、理解出来ない事を言った。

 だが、【エライザ】は、

「そう・・・ですね・・・

 私もそう・・・思います。

 理解します」

 と答えた。

 【禁偽】は、

『そう、思うかね?

 ならば、共通認識が得られて私は満足だ。

 この【施設】では、【キメラ・メモリー】も考えていてね。

 複数の偉大な存在の【メモリー】を1つの【個体】に入れると言う発想の事だ。

 今の所、それに耐えられる【器】の生成には難儀している所だが、それももう、僅かだ。

 もう時期、新しい【器】、新しい【女体】が完成する予定だ。

 そうなれば、偉大なる【存在】も為し得なかったその偉業を超える超偉業も夢ではない。

 私はそう思うのだが、君はどう思うかね?』

 と言った。

 発想が完全に【マッド・サイエンティスト】である。

 だが、【エライザ】は、

「非常に面白い発想だと思います。

 是非、私も使っていただきたいです」

 と常軌を逸した答えをした。

 どっちも狂っている・・・

 そう、思わずにはいられない会話だった。

 【禁偽】は、

『そうか・・・

 だが、君は大事な妻だ。

 失敗の可能性の高い内は君を使用する事は出来ない。

 【もう少し安全性が確保出来た】ら、【君も使ってみる事にしよう】。

 君にはたくさんの【存在】を入れた【スーパー】・・・いや、【ハイパー・キメラ・メモリー】として試したい。

 それには君をもっと知る必要がある。

 入れたら壊れたでは意味がないからね。

 入れても大丈夫かどうか?

 その確証を得てからになる。

 それまで待っていて貰えるかな?』

 と怖いことを言った。

 【エライザ】は、

「嬉しいです。

 ありがとうございます。

 もちろん、待ちます。

 楽しみにしています」

 と恍惚の表情で喜んだ。

 自身が【謎の塊】であるからか、自分の身体をいじると言う事に抵抗が全くない。

 彼女はおかしい・・・

 完全におかしい存在である。

 データ上は普通の人間かも知れない。

 だが、考え方は明らかに人間のそれではない。

 それが、【エライザ】と言う【人間?】だった。

 【禁偽】の気持ち悪い研究にも臆することなく、共感する。

 それだけでも彼女が普通の人間ではないと証明するのに十分だった。

 彼女は決して【禁偽】が怖くて合わせている訳ではない。

 心から、【共感】しているのである。

 【禁偽】と【エライザ】・・・

 普通の人間からして見ると本当に気持ちの悪い【夫婦】と言えた。

 【禁偽】は、

『あぁ・・・

 君は本当に魅力的だ。

 早く、君をいじくり回したい』

 と恍惚の表情を浮かべた。

 この夫婦は、間違いなく変態夫婦と呼べるだろう。

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