プロローグ編026/【陰陽 瞳態(おんみょう どうたい)】サイト0/【存在キャラクター】2
【一葉】は、【瞳態】に少し離れてもらい、【世界他外】へと【リンク】を始めた。
いよいよ、使用する【存在キャラクター】のお披露目の時が来た。
【世界他外】への【リンク】作業をしながら、【一葉】は、
「私が用意する【存在キャラクター】は、【宇宙世界風】に表現すると【画刻師)】と言う事になるわ。
【絵画】や【彫刻】を作る存在。
【アーティスト】と言う事ね。
生きた【芸術作品】を使って戦うと言う【存在キャラクター】と言う事ね。
これは、私が作った存在では無く、【世界他外】に【置いてあったもの】よ。
【脳】が無く、その【技能】を行う【身体】が用意されている【場所】が、【世界他外】に点在している。
簡単に言えば私達は、そこに置いてある【身体】の【使用権利】を【取得】して、その【身体】を操るの。
私達が実力を合わせて【身体】を用意したと言うのは【同じ様なサイズ】で【同じ地域】に置いてあった【身体】を使っているからよ。
今回使った【サイズ】は、一般的な生物が生存する【惑星サイズ】の【肉体】よ。
だから、私達よりもずいぶんと【身体】が大きいの。
ただ、【世界他外】からするとその【身体】の大きさでも大きいとは言えないの。
中には、この【宇宙世界】の数百兆倍の大きさを持つ、【身体】もある。
【身体】のスケールは、【宇宙世界】の比じゃないわ。
逆に小さいものも【宇宙世界】での物質の【最小単位】の遙か下の【単位】も存在している。
上にも下にも右にも左にも【世界他外】は、全ての面で【宇宙世界】を上回っている。
無色透明の【世界】・・・
そこには【宇宙世界】では顕現出来ないものも数多くある。
大きさが一番わかりやすい。
【宇宙世界】に収まりきらない大きさが存在すると言う事は説明しなくても、誰でもわかる。
他にも【宇宙世界】には存在しない。
存在し得ないものが【世界他外】にはある。
例えば、【視界】。
基本的に物が見えるというのは、この光源から出た光が物にあたり、反射した光を目が受け止めているから。
つまり、目に見えるものは【光】があって目に見える。
だけど、素のままで【光】が無くても見える事もある。
また、同時に複数の見え方が見えると言う場合もあるし、時間によって全く見えないと言う状況もある。
【宇宙世界】の常識は【世界他外】には全く通じない。
それが、【世界他外】と言う新たな【宇宙レベル】。
【宇宙世界】の常識で行ったら敗走するのは当たり前。
ようこそ、私達の故郷、【世界他外】へ。
人の身となった私達は、もう、ここへは帰れないけど、私達は確かにここにいた。
さぁ、覗いて見て。
ここが、貴方が、敗走した【世界他外】の表層部。
【宇宙世界】は、【神】が【全て】を司る。
だけど、【世界他外】は、4層に分かれて【別の存在】が全てを司って居る。
1層目が、【神】の1つ上の単位、【和瑞】、
2層目が、【和瑞】の1つ上の単位、【果要】、
3層目が、【果要】の1つ上の単位、【真深】、
4層目が、【真深】の1つ上の単位、【様義】、
が司って居る。
ここは第1層。
【和瑞】が司る【世界】。
一番浅層ではあるものの【宇宙世界】よりも遙かに大きなスケールになっているわ。
そして、あそこに配置してあるのが、【画刻師】の【肉体】。
私の手で貴方が使える様にしてあげるわ。
あれで良いのね?
駄目なら、同等の【肉体】の余り物から選んでもらう事になるけど。
どうする?
貴方が決めて」
と言った。
【瞳態】は、
『俺には【絵】や【彫刻】の才能は無い・・・
それでも使えるのか?』
と聞いた。
【一葉】は、
「出来ないものを出来る様にするのが、【絶会】でしょ?
貴方が出来る出来ないじゃない。
貴方の代わりに出来る【肉体】があれ。
【画刻師】の【肉体】よ。
【画刻師】の【肉体】があれば、【絵】や【彫刻】が出来ない貴方にも【絵】や【彫刻】が出来る。
そう言うものよ。
貴方が元々出来る事を【あれ】がやるのであれば、【あれ】を使う意味は無い。
出来ない事を代わりにやってもらうから使う意味があるんじゃないの?
私はそう思っているけどね」
と言う。
すると、【瞳態】は、
『なるほど・・・
確かにそうだ。
良いだろう・・・
こいつを使いこなしてやろうじゃねぇか。
こいつで良い。
いや、こいつが良い。
こいつが欲しい。
こいつを俺によこせ。
・・・俺は勘違いしていた。
俺は、【吟芯】のバカに勝つために【絶会】で上を目指そうと思って居た。
そして、小規模だと思ってこれをバカにして見ていた。
だが、それは間違いだと気づいた。
こいつの素晴らしさ。
改めてそう、思ったのと、自分の小ささを知った。
だから、俺はまず、こいつを極めたい。
早くよこせ。
少しでも早く、こいつに触れたい。
いや、触れる事は叶わないのは解って居る。
だが、こいつを動かしたいと思った。
どうすれば良い?
どうすれば、こいつを操れる?』
と興奮したのだった。




