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(ファーブラ・フィクタイズム2)【オープス・パルマーレ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編002/【世界他外編&全体のメイン主人公】/【上抜 吟芯(うえぬき ぎんしん)】サイト0/【上抜 吟芯(うえぬき ぎんしん)】

 【上抜(うえぬき) 吟芯(ぎんしん)】は、自称勇者一行から卑怯な襲撃を受けていた。

 そして、あっという間に撃退した。

 自称勇者達はその名に相応しくないゲス野郎達だった。

 非道の限りを尽くし、他人の手柄を奪って自身達の名声に変えていた。

 だが、そんな姑息な自称勇者達は【吟芯】によって悉く罠を突破され、丸裸にされていた。

 自称勇者、【グェス】は、

「てめぇ・・・

 こんな事をしてただで済むと思ってんのか?」

 となおも強がる。

 【吟芯】は、

『君も懲りないねぇ・・・

 君じゃ、逆立ちしたってボクチンには勝てないよ。

 これ以上、無駄な時間を使わせないで欲しいな』

 と言った。

 【グェス】は、

「俺は何度でもてめぇを狙いに行く。

 俺が生きている限り、てめぇに安息の時間はねぇんだよ。

 俺を殺さずに帰すだぁ?

 馬鹿にするんじゃねぇよ」

 と言った。

『はぁ・・・

 君ねぇ・・・

 卑怯な手ばかり使って恥ずかしくないの?

 一応、勇者を名乗っているんでしょ?』

「勝てれば何でも良いんだよ。

 勝った奴が正義を作るんだよ。

 そんな事もわかんねぇのか馬鹿が」

『ボクチンが君にどうにかするとか思わない訳?』

「殺さずを誓って居る限り、俺に負けはねぇんだよ。

 何度でもてめぇの寝首をかきに行ってやるぜ」

『君はお馬鹿さんだねぇ・・・

 強い者ってのがただ、強いだけだと思っている点が本当に愚かだねぇ。

 姑息な手を使えば勝てると思っている時点で、君はボクチンをどうこうする力はないよ。

 ボクチンは君をどうする事も出来る。

 悪事を続けると言うのなら野放しにする方が世のためにはならないよね。

 だから、ボクチンは君を変えてしまおうと思う。

 絶対的に勝てない相手はただ力が強いと言うだけじゃないんだ。

 ただ強いだけだと思っている点が君は、想像力も相当ショボイと言えるね。

 本当に強い者はね、色んな力が使えるんだよ。

 例えば君の意思を根こそぎ変えてしまう事も可能なんだよ、ボクチンはね。

 だからね、いい加減、鬱陶しいから君がボクチンに対して、悪意を持った時、地獄とやらの苦しみを味わう様にしようと思う。

 君が、ボクチンに対して悪だくみをする事に、1分間、呼吸困難な状態にしよう。

 2回考えたら2分間、3回考えたら4分間、4回考えたら8分間という様に、苦しむ時間は増えていく。

 考え方を変えちゃうって手もあるけど、それじゃ面白くないからね。

 君の性格はそのままに、悪意を持つ度に、苦しみが増える。

 本当は、全身を激痛にするってことも出来るんだけどね。

 とりあえず、呼吸だけにしてあげるのはボクチンの優しさだと思ってね』

「ふざけ・・・がぁぁぁぁ・・・」

 と【グェス】とその仲間達が苦しみ出す。

 【吟芯】は、

『あぁ、もうスタートしているから。

 それと連帯責任で、仲間全員が呼吸困難になるからね。

 どんなに離れていても、考えれば自動的に全員が苦しむ。

 解放されるには自ら命を断つ事だけ。

 自分達の悪意が自分達を苦しめる。

 ボクチンはこういう事が出来るんだよ』

 と言った。

 1分間、地獄の苦しみを味わったかと思うと、すぐにまた、【グェス】達は悶絶し、苦しみ出した。

 仲間が3名、【吟芯】に対して悪意を持ったからだ。

 しかもそれがそれぞれカウントされるので、2分じゃなくて、一気に8分間苦しむ事になる。

 【吟芯】は、

『君達は学習能力が無いねぇ。

 すぐにまた同じ事を繰り返す。

 いつまで正気を保っていられるか見物だねぇ』

 と言った。

 苦しみながらも【グェス】達は【吟芯】の言葉が頭の奥によく刻まれていた。

 【吟芯】がそう言う風にしているのだ。

 どんな手を使っても勝てば強いと言う考え方は極めて人間的な考えである。

 人間をどうする事も出来る存在からすれば愚かしい考えだ。

 人間をどうにでも出来るからこそ【吟芯】達は絶対の存在として君臨出来ているのだ。

 人間ごときが【吟芯】をどうにか出来る事はない。

 高次元存在である【吟芯】は上の【世界】/【世界他外】を見ている。

 【宇宙世界】の下等生物/人間は全く相手にならない。

 とは言え、全く感心がない訳ではない。

 なぜならば、【吟芯】は、アニメ、漫画、小説、ゲーム、アイドルなど、様々なオタ活をしている。

 人間の作り出した楽しい文化に興味津々なのだ。

 だから、人間となるべく敵対しない様に悪党以外は殺さないと決めている。

 だから、【ウェヌクィグィンシン】と言う真名を捨て、【上抜(うえぬき) 吟芯(ぎんしん)】と名乗っている。

 彼はオタクグッズ収集に心血を注ぐ、オタクボスである。

 そして、男性体である本体を保存し、可愛らしい女性体を使って行動するちょっと変態チックな男性である。

 ちなみに、彼は眠らせていた本体(男性体)を誰かに盗まれているちょっとおマヌケさんでもある。

 彼は【宇宙世界】においては【全能】とも言える力を有するが、ちょっと抜けた所もある稀有な存在である。

 そして、【宇宙世界】での彼の立場は、【ラスボス】。

 様々な【勇者】達から狙われる立場である。

 彼は正体を隠し、オタクイベントなどに異能を使って並ぶ、【オタク神】とも言われている。

 なぜならば、複数の場所で、開かれているオタクイベントに同時に出現し、漏らさず、限定グッズをつかみ取ると言う所からオタクの間では神と言われているのだ。

 彼は、世界を支配し、勇者を撃退する事になど微塵も興味はない。

 あるのは激レアオタクグッズの収集。

 それが第1である。

 彼は【ラスボス】である事よりも【オタク】である事を優先する。

 そう言う男である。

 そして、【芦柄 吟侍】に主人公のバトンを託されたちょっと・・・いや、かなり変わった存在でもある。

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