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(ファーブラ・フィクタイズム2)【オープス・パルマーレ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編016/【上抜 吟芯(うえぬき ぎんしん)】サイト0/オタクライバル、【クアンニュア】との邂逅6

 【吟芯】と【クアンニュア】はお互いの接待もあり、すっかり仲良くなった。

 そして、【秘隔離乙女】の問題は、【クアンシリーズ】としての【クアンニュア】の特徴である【着ぐるみ】が解決してくれた。

 【クアンニュア】が作り出す、【着ぐるみ】は、超特別製であり、【外からの悪意】から完全防御してくれるのだ。

 【クアンニュア】の【着ぐるみ】は普通の【着ぐるみ】とは異なっている。

 例えば、【狸】の【着ぐるみ】だったと仮定する。

 【フード】の部分が【狸の頭】を模した部分に身体は背中にしょった【リュック】の上に乗っかっていると言う【意匠】となっている。

 【服】は、【ジオラマ】の様に、【狸】が生息している様な【土地】を模したデザインになっており、【複数の狸】が【ジオラマコスチューム】にへばりついていると言う【デザイン】になっている。

 その様な衣装を【クアンニュア】は【着ぐるみ】と呼んでいる。

 そう言った、【着ぐるみモドキの衣装】を多数作れるのだ。

 それを着ることによって、【秘隔離乙女】の美少女度は下がってしまうが、【ピュア】な心は保たれる。

 また、【クアンスティータ】には、13の本体、24の側体があった様に【クアンニュア】にも本体と側体は存在するのか?と言う事を尋ねると、

『あるにゅあよ。

 だけど曖昧にゅあ』

 と不思議な答えをした。

 どういう事かと尋ねると、どうやら、【クアンニュア】の【ニュア】とは【ニュアンス】から来るものらしく、【本体】は、13。

 【側体】は24と数は決まっているが、どれが【本体】でどれが【側体】になるかは決まっていないとの事だった。

 つまり、【本体】は、【クレーンゲーム】の様に、96の【素体】の中からゲームを楽しむ様につり上げ、出て来たものが【本体】として成立し、【側体】は、168の【素体】の中から【カプセルトイ】の様に出てきたものが【側体】として成立すると言う。

 【本体】は先着13体、

 【側体】は先着24体、

 それが、【本体】と【側体】となると言う。

 もちろん、出てくる【素体】によってメインで使う力が異なると言う。

 何が出てくるかわからない。

 そこが、【クアンニュア】としての本質だ。

 【吟芯】と話している【第1本体/クアンニュア・クォスチューム】も【着ぐるみ】としての特性を持った【本体】として、たまたま、1番目に選ばれたと言うだけである。

 どんな【本体】や【側体】が出てくるかわからない。

 そこが、この【クアンシリーズ】として面白い所と言えるだろう。

 【吟芯】の、

『選ばれなかった【素体】はどうなっちゃう訳?』

 と言う質問に、

『大丈夫にゅあ。

 【第13本体】と【第24側体】が決まった時点で、残った【素体】は【本体】の方が【胸像】、【側体】の方が【頭像】の様になって、それぞれ、【本体】の【素体】は【本体】に、【側体】の【素体】は【側体】に分配されるにゅあ。

 そして、【本体】や【側体】の【サポート体】として活動するにゅあ。

 ボキュも【胸像】を狙っているにゅあ。

 出来るだけ欲しいにゅあ』

 と【クアンニュア】は、答えた。

 また、【クアンスティータ】の場合は、【側体】は、【本体】に従属という形で関係性を持っていたのに対して、【クアンニュア】の場合は従属という概念は無く、【本体】は【世界他外】、【側体】は【宇宙世界】で活動出来る様に体が仕上がっているとの事だった。

 【吟芯】と会話している【クアンニュア・クォスチューム】の場合は、【ダウンサイジング】と言う弱体化を行って、【宇宙世界】に顕現し、現れているとの事だ。

 つまり、本来の【クアンニュア・クォスチューム】の強さは今感じているものよりも遙かに強いと言う事である。

 【弱体化】を行っている【クアンニュア】の【本体】と【側体】の【クアンニュア】の関係はあくまでも対等であるとの事だった。

 【本体】は【世界他外】にあって本来の権力と力を発揮するとの事だ。

 また、【本体】と【側体】が生まれる条件だが、【本体】は【世界他外】で、【側体】は【宇宙世界】で常識を遙かに越えた【衝撃】が発生すると、その時点で、【クレーンゲーム】や【カプセルトイ】の様な物から【素体】が選ばれ、【突然顕現】するとの事だった。

 今までに、その衝撃は、【本体】が1回、【側体】が3回生まれるだけの物が発生しているとの事だった。

 つまり、

 【第1本体】、

 【第1側体】、

 【第2側体】、

 【第3側体】、

 の4核(【クアンシリーズ】の数え方は【何核】と言う)出現しているとの事だ。

 同じ、【クアンニュア】でも、【クアンスティータ】の様に、【本体】、【側体】はバラバラに行動するので、一緒には居ないとの事だ。

 また、【クアンスティータ】と共通する部分としては、【本体】が赤子から幼児、【側体】が15才から17才くらいの女性体で顕現すると言う事が挙げられる。

 つまり、

 【第1側体】、

 【第2側体】、

 【第3側体】、

 の3核は、年頃の女の子の姿をしていると言う事だ。

 それを聞いた【吟芯】は、

『それは、会うのが楽しみだ』

 と嬉しさを口にした。

 そして、【第1側体】から【第3側体】の名前も聞いた。

 それによると、

 【第1側体/クアンニュア・コレクティア】、

 【第2側体/クアンニュア・マニュア】、

 【第3側体/クアンニュア・メェニュ】、

 と言うらしい。

 どんな【側体】なのか想像が膨らむ様だった。

 こうして話せば話すほど、【吟芯】と【クアンニュア】は意気投合していった。

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