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36話 二刀流


 ここ……はどこだ?

 俺はそう思い、辺りを見渡す。

 真っ暗だ、あいつに頭突きして多分ここ来たんだよな?

 ここは『布都御魂』が言ってた経験を見せてくれる場所ってことか……

 俺がそう思っていると目の前に謎の情景が現れた。


 これは、なんだ?

 俺はその映像をただ見ていた。

 そこではモンスターとたくさんの人間たちが戦っていた。

 まさかこれは……戦争時の映像か?

 俺が見ていると一際目立っている2人の人間を見つけた。

 そいつらはオークやたくさんと亜人を軽々と蹴散らしていく。


 てか……あいつどこかで見覚えが?

 俺はその人間を観察する。

 そいつは刀を使い、短髪の黒髪、顔はモヤがかかっていてよく見えないが、迫り来る敵を薙ぎ倒していた。

 あいつは多分さっき戦った闇……だよな。

 俺はその的確に相手の首や心臓を狙い効率的に敵を仕留めるやり方からそいつがさっきら戦った闇だということを理解した。


 けどあいつ刀一本しか持ってないけど……二刀流じゃなかったのか?

 俺はそう思い、その戦いを観察していた。


 その瞬間骨のアンデッドモンスターが、巨大な火球を生成しキリサメともう1人の男に向かって放つ。


 その男は向かってくる火球に向かって飛び出す。

 何やって……

そして火球と刀が触れた瞬間、その火球は刀に吸い込まれるように消えた。

 そしてもう一度その男が刀を振ると消えたはずの火球が再び現れ敵に向かって飛んでいった。

 あれなんだ?俺の亜空間収納(インベントリ)の収納、排出と似てるけど……

 そう考えているとその映像は切り替わる。


 ん、、だよこれ?!

 その衝撃的な映像に俺は目を見開いて驚いた。

 そこでは先ほどの戦っていた男、今回は刀を2本使い二刀流で戦っていた。


 そして相手は謎の白髪の青年、謎の女性だった。

 俺が驚いたのはその戦いの規模だった。

 そいつらがひとたび腕を振るえば空を震わせ、地を裂く。

 そいつらが踏めば地面は容易く隆起し大きなクレーターのようなものができる。


 バケモンかよ……こいつら。

 戦いの余波がここにまで来ると錯覚させるほどのパワー俺はその力に恐怖と共に尊敬の念も抱いていた。

 一体、ここまで来るのにどれほど……

 そして映像は途切れ、世界は再び闇に沈んだ。


 それと同時に目の前に謎の男が現れた。

 こいつはさっきの闇の……


 その男は俺に近づき手を差し出した。

 握れってことか?

 そして俺は差し出された手を握る。

 それと同時に俺の意識はその世界からプツリと消えた。



『ダメだよそんなの、"僕"は許さない』


 そしてそれは引き剥がされ、吸い込まれていった。


___________________


「師匠、本当に大丈夫なのかよ?

 もう慎二が剣気を始めてかなり経つ。

 流石に止めてやった方が……」


 慎は剣道場で腰を休め、目を閉じたままのキリサメにそう言う。

 だがそれと同時に後ろからものすごい威圧感が急に放たれた。


「な、にが?!」


 俺が振り向くとそこには真っ白な光に身を包んでいる慎二がいた。

 キリサメはニヤリと笑い立ち上がる。


「リリ、木刀出してくれるか?」


「キリサメまさか!」


「心配すんな、少しだけだ」


 キリサメは心配そうな顔をしたリリの頭を撫で木刀を受け取り、慎二に近づく。


「慎、今は下がってろ」


 慎はキリサメのいう通り後ろに後ずさる。


「さぁ、気分はどうだ?

 慎二」


「、、、」


 慎二は何にも言わずに、立ち上がり刀を構えた。

 まさか意識がはっきりとしてないのか?


「師匠!

 相手は真剣でこっちは木刀、いくら師匠でも流石に!」


 慎はそう言いキリサメを止めようとするがその静止を振り切りキリサメは慎二に向かう。


「一つ聞くお前、どっちだ?」


「、、、」


 キリサメがそういうと同時に慎二はキリサメに切り掛かる。

 キリサメは剣気を木刀に纏わせその攻撃を防ぐ。


「なるほどな、これが答えってことか!」


 キリサメはその攻撃を弾き飛ばしそのガラ空きの胴体に蹴りを入れる。

 飛んでいく体を逃さず、キリサメは背後に周り渾身の一撃を慎二の脇腹に食らわせる。

 その衝撃で慎二は飛んでいく。


「随分と軽くなったじゃねぇかおい!」


 キリサメは今まで慎が見たことのない子供のような挑発するような顔で慎二を見る。

 その瞬間、慎二はキリサメの懐に一瞬で飛び込み刀を振るう。

 そして首に当たそうになる寸前。


「狙うところは急所一択か……

 まぁとりあえず、今は寝てろ。

 真面目くん」


 その瞬間キリサメは姿を消す。

 そしていつのまにか慎二の背後にまわっていたキリサメに木刀を振り下ろされ、気絶した。


「まぁこんなもんか」


「慎二!」


 慎は慎二に駆け寄り、抱き抱え必死に治癒(ヒール)を施す。


「まぁ手加減して殴ったから大丈夫だ。

 まぁ少しの間目覚まさないとは思うがな」


「師匠、今のは一体何だったんだ?」


「ただの経験だよ。

 それが暴走して襲いかかってきただけだ」

 

 キリサメはそういうと慎にノヴァのところに刀を撮りにいくように命じ、慎二を抱え剣道場を出ていった。


「まぁ大丈夫よ、慎。

 慎二はそう簡単にはやられないよ」


「……あぁ」


「てか、鍛冶屋行くんだよね。

 ついでに焼き鳥屋寄って行かない?

 最近食べてないからさ」


「あぁ、そりゃあいいな……!」


 慎は何とか元気を引き出しそう答え、リリと一緒に街へと向かうのだった。



これからもっと多くの人に見られたいと思ったのであらすじや題名を変えさせていただきます。

これからも私の作品をよろしくお願いします!


 【 名 前 】 伊藤慎二

 【 レベル 】 440

 【 H P 】 2500/44900

 【 M P 】 5090/5090

 【 S P 】 100/350

 【 魔 力 】 0/0

 【 筋 力 】 886 

 【 脚 力 】 885 

 【 抵 抗 】 227 

 【 感 覚 】 227 

 【 スキル 】 身体強化《大》身体強化《中》治癒(ヒール)《中》治癒(ヒール)《小》隠密 火操作 水操作 風操作 土操作

 【固有スキル】 亜空間収納(インベントリ)

 【ステータスポイント】 50

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