15話 罠
《ーーきてください、起きてください!》
俺はその声で目が覚めた。
そうだ俺はさっき剣気を使おうとしてそれで、、、
俺はあのことを思い出して思わずえずいた。
《あのナイフに込められた記憶を見たんですね?》
「お前、何か知ってんなら教えろ、、、
あれはなんなんだ」
《武器には使い込むと持ち主の記憶、経験全てがそのナイフに記憶されます。
あなたが見たのは恐らく元の持ち主の記憶、、、
何を見たのですか?》
俺はさっき見た、燃える王都と、そして藤宮が隻腕の男に殺されたということを話した。
《燃える王都、、ですか》
「マジでどういうことだよ……」
あれは本当に藤宮だったのか、見間違えただけじゃないのか、そんなこと何度も考えたよ。
だけど、、、
俺はその記憶に焼きついている映像と見比べる。
あの泣いている顔は絶対に藤宮だ……
クソ、無駄にトラウマフラッシュバックさせやがって。
もしだ、、
もしあれが過去じゃなく未来に起こることだとしたら、、、
俺は絶対にそんなことは起こさせない。
藤宮を死なせない。
というかあのフードの野郎がつけてたあの仮面、、
俺が1層にいた時に会ったやつがつけてた仮面と少し似ていた。
仲間がなんかか……?
それなら今はとりあえず、剣気を使えるようにする。
それならもう一度、、、
俺はもう一度ナイフに力を込める。
だが、さっきと同じようにやったのに前のように使うことができなかった。
「なんかできなくなったんだが」
《いえ、それでできていますよ。
それが剣気です》
「よくわかんねぇんだけど何でできるようになったんだ?」
《まぁいいでしょう。
そんなことより、あのオークの身体硬化について話しょう。
身体硬化はまぁ文字通り硬くするだけです。
オークは部位強化と同じ感じで一部だけを硬くしてあなたの攻撃を防いでいます。
ですが、剣気をできるようになったのなら多分装甲は突破できます》
「それじゃあ身体硬化のやり方を教えてくれ」
そう言うとノアはまず身体強化を使えと言ってきた。
俺は言われた通り身体強化を使う。
《今あなたの肉体には"力"を強化するために身体強化を使っていますね?
それなら次は"肉体の強度"を強化する感じで使ってみてください。
イメージは腹に力入れて腹筋硬くする感じです》
「分かった」
今俺の体には肉体を強化するための力が巡っている。
それならその力を腹筋を硬くする感じで肉体に巡らせる!
身体硬化《小》
とりあえずできるようになったが、、、
腹筋硬くするイメージでやったせいで、気張りすぎてキツイ。
とりあえずかなりの練習が必要だな、、、
《できるようになりましたね。
それでは実戦あるのみです。
とりあえず外に行ったり、オークを出現させたりしてあいつを倒すために修行頑張りましょう!》
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「疲れた」
俺は一度横になり、目を瞑った。
最近ゴブリンとの戦いにも慣れてきた。
やっぱり狩るならゴブリンだなぁ。
亜人とかだと変な能力持ったやつばっかだし。
ゴブリンならなんも特殊な能力無いし。
あと最近やっとレベル200を越した、だけど最近レベルが上がりにくくて困ってるんだよな。
それに最近ゴブリンが少なくなってきてんだよなぁ。
いてもはぐれてるやつだけだし。
とりあえず、あれ買おう。
俺はショップを開きスキルを買いに行く。
そこには身体強化《中》が3500Gで売られてあった。
よし!やっと買えるな。
風呂も買いたいけど、まぁドラム缶があるから後回しだな。
俺は身体強化《中》を買った。
そろそろ狩りに行こうかな。
《あの一つ伝えたいことが、、、》
「ん、どうした?」
俺はそう言うとノアは不思議そうに言う。
《最近倒しているゴブリンの腕の部分に変なマークがあるんですよ。
星とか丸とかバツとか三角とか四角とか》
「あ〜、俺もそれ思ったんだよ。
なんか変なの描かれてるなぁって。
それがどうかしたか?」
《いえ、、、
でも、油断は禁物ですよ。
慣れてきた時が1番怖いんですから。
もし危険になったらこの部屋とは絶対に真逆に向かって逃げてくださいね?》
「わかった心配してくれてありがとうな」
もしやばい時は真逆に向かって逃げろか。
ノアはそう言うがこの部屋の真逆には何があると言うのだろう。
「とりあえずゴブリンには用心してみるわ。
そろそろ狩りに行ってくるわ」
《行ってらっしゃいませ。
どうかくれぐれ、、、死なないように》
俺は扉を閉め、先ほど買った身体強化《中》の使い心地を試してみた。
おぉ!すげぇ速い。
《小》とは大きな違いだな!
俺がその使い心地に満足してると一匹のゴブリンが歩いているのを見かけた。
ノアが言うにはゴブリンには気をつけろだったか、だけどゴブリン以外のモンスターが最近見当たらないから行くしかないか……
俺は脚に力を集中させ、一気に走り出し、そのゴブリンの喉を引き裂いた。
その瞬間大きな影が俺を覆った。
俺が振り向くと同時にそれは俺をものすごい勢いで吹き飛ばし油断してたせいか、壁に叩きつけられてしまった。
俺は治癒を使い傷を治す。
俺はその光景を見て冷や汗をかいた。
それは、恐怖か、驚きか、それとも両方か。
そこには一体のオークと三体のハイゴブリンが立っていた。
ノアの予想が、的中したか……
「当たってて欲しくはなかったけどな」
こいつら罠を仕掛けてきた。
最近ゴブリンが少なかったのはそのせいか、、、
流石にやばい、、、
思わず体も身震いする。
俺の脳裏に死がよぎる。
だが俺はそれを押し殺しなんとかそいつらと向かい合い作り笑いをする。
「いいじゃねぇか、モンスター共!
最近レベルが上がりにくくなってたところだ。
さぁ、来い」
「ブフォォォォォ」
そう言うと同時に俺とそいつらは走り出すのだった。
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【 名 前 】 伊藤慎二
【 レベル 】 205
【 H P 】 21400/21400
【 M P 】 2100/2140
【 S P 】 195/200
【 魔 力 】 0/0
【 筋 力 】 437
【 脚 力 】 436
【 抵 抗 】 113
【 感 覚 】 114
【 スキル 】 身体強化《小》身体強化《中》治癒《中》隠密 火操作 水操作 風操作 土操作
【固有スキル】 亜空間収納
【ステータスポイント】 0




