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13話 思い出

 俺はその部屋で目が覚める。

 この光景も久しぶりだな。

 俺は一度ステータスを見てみた。

 あれ?なんかレベル上がってる、、

 、、あ〜なんかルナさんが戦うだけでもレベル上がるって言ってたなぁ。

 多分それだろう。

 俺は一旦ステータスを割り振る。


「あっそうだ、ノア俺いっぱいモンスター倒してきたからとりあえず全部売らせてくれ」


《わかりました》


 俺はそのPCを操作し亜空間収納(インベントリ)の中にあるモンスターの死体を全て売り払う。

 全部合わせて5000Gで売ることができた。


「それじゃあ前売った紋章、買い戻させてくれ」


《了解しました》


 俺はその金で王家の紋章を買い戻すことに成功した。

 アーシャさんありがとうございました。


「さて、色々聞きたいことあるがまずは風呂に入りたい。

 どうすればいいか教えろ」


《では、こちらはいかがでしょう?》


 そう言うと画面は変わり、そこにはバスルームが4000Gで売っていた。

 高っ!もう少し安くできないのか?

 まぁでもここまでは予想していた。


「これじゃあ高すぎて買えない。

 そこでだ、、、ドラム缶あるか?」


***


 よっしゃー!

 俺は訓練室にきていた。

 そこにはショップで買った、ドラム缶とシャンプー、ボディソープが揃っていた。

 まぁ、リンスーも欲しかったが流石に出費がな。

 もう俺の手元には1200Gほどしか残ってない。

 あんだけ頑張ったのになぁ。


 まぁ、とりあえず今は風呂だ!

 それでは今回は異世界流の風呂に入っていきます。


 まずは水生成+火を使って温度を調節。

 自分好みの温度になったらその温水を頭上から滝のように流しまくります。

 この時気を抜きすぎると火傷の恐れがあるので気をつけましょう。


 次は、シャンプー。

 溜まりに溜まった汚れを洗い流していきます。

 あー、久しぶりのシャンプー気持ちいい。

 同時並行でボディソープで体も綺麗にしていきます。

 洗ったらこれもさっきと同じように温水を生成し、汚れを全て洗い流します。


 体に残っていた血と油の汚れもスッキリ。

 ついでに洗剤も買って服も水+風で洗っていきましょう。


 洗い終わったら風と火で温風を作り服を乾かします。

 最後に、ドラム缶の中に自分好みの温度の水を入れていったら完成です。


「出来た、久しぶりの湯船だぁ!」


 俺はそう言うと同時にドラム缶に飛び込む。


「あ゙ぁ、気もちぃ」


 体の疲れが取れていくぅ。

 まるで銭湯みたいだなぁ。

 ん?もしかしたら、、、


「ノア?お前前ゴブリン生成した時みたいにさ、綺麗な景色みたいなの作ることってできるか?」


《はい、出来ますよ》


「まじで?!じゃあ頼む!」


 そう言うと同時に訓練場は闇に包まれ、映画のように前方にモニターみたいなのが現れ、綺麗な景色を描写していく。


「てかこれ!富士山じゃん!」


《そうですよ、記憶から抽出して生成しました》


 うわぁ、教科書で見たことあるけどモニター的なので見たらすげぇななんか。

 そう思っていると、次は頂上の景色が生成される。


「これ!富士山登ってんのか?!初めて見た。

 にしてもすげぇ景色だなぁ」


 俺は時間を忘れ、その景色に見惚れるのだった。


___________________


「ふぅ〜、いい風呂だった!」


 俺は髪を乾かしながらそう言う。


「さてノア、聞きたいことがあるんだけどいいか?」


《いいですよ》


 俺はPCの前に行きノアと話す。


「俺がこの部屋に帰ってきた時、傷の様子ってどうだった?」


《かなり切り傷や腕も血まみれでした》


「骨や内臓はどうだった?」


《内臓は無事で、骨には少しヒビが入る程度でした》


 、、、やっぱりな。

 俺はそう思い、もう一つノアに質問を投げかけた。


「お前なら俺の記憶を見て知ってると思うが、俺があいつに掴まれた時、"力尽くで"出たんだ。

 あいつと俺には凄まじいほどの力に差がある。

 なのになんで俺はあいつの拘束から逃げれたんだ?」


《、、、》


 ノアは沈黙を貫く。


「それだけじゃない。

 俺はあのクソアークに掴まれて、骨や内臓を全て潰されたんだ。

 俺は治癒(ヒール)を使ってないのに俺がこの部屋に帰ってくる頃にはほぼ全て治っていた。

 お前もそうだ、どんな怪我してもどんな欠損でもすぐに治す。

 教えてくれ、お前はどうやって俺の傷を治していた?

 俺の身に一体何が起きてるんだ?」


《私に言えることは"その力"はあなたの敵ではない。

ただそれだけです》


「、、わかった」


 俺は一度横になった。

 ノアは俺の敵なのか?

 だけど、ノアは俺を強くしてくれた。

 俺を助けてくれた。


 俺はあいつの言葉を思い出す。

《私の目的はある力の奪取ーーー》

 そのためにあいつは俺を利用しようとしている。

 警戒はしといて損はないか。


 ぐぅ〜

 俺の腹の音が響く。

 とりあえず飯にするか。

 俺はショップを開き、飯を探す。

 スクロールしていると一つの料理が目に入った。


「、、カレーか」


 俺は母さんのことを思い出す。

 元気にしてるかなぁ。

 そんなことを思いながら俺はカレーを購入し、亜空間収納(インベントリ)の中から届いたカレーを取り出して食べた。


《どうしましたか?》


「何が?」


《ーーー泣いてますよ》


「、、、え?」


 俺はノアに言われ、涙が溢れ出ていることに気づいた。

 あれ?なんでだ?拭っても拭っても涙が溢れ出して止まらない。

 、、、そっか。


「また、会いたいなぁ」


 最後あんな感じで終わってごめんね。

 親孝行とか全然出来なかったけど、本当にごめんね。


「でもやっぱり、苦手だなぁ、、、」


 俺はそのカレーをかき込みながらそう言うのだった。




感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます!!

 【 名 前 】 伊藤慎二

 【 レベル 】 180

 【 H P 】 18900/18900

 【 M P 】 1890/1890

 【 S P 】 160/160

 【 魔 力 】 0/0

 【 筋 力 】 395

 【 脚 力 】 395 

 【 抵 抗 】 92  

 【 感 覚 】 93  

 【 スキル 】 身体強化《小》治癒(ヒール)《中》隠密 火操作 水操作 風操作 土操作

 【固有スキル】 亜空間収納(インベントリ)

 【ステータスポイント】 0

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