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願いが叶う湖 しょうもな度☆2

おひさ、と言いたいけど 誰も見てないんだよなこれ

 目を開くとそこは森に囲まれた湖だった。なぜか服が濡れている。

 どこをどう通ってきたか覚えていないが、見渡すととにかく綺麗な場所だった。水の音を聞いて真ん中に目を向けると、人影がある。さっきはあんなのいなかったよな、と思っていると

「よく来たね。待ってたよ」

と話しかけられた。よく見ると男の子だ。黒髪で、よくわからないボロ布みたいな服を着ている。

「ここはどこか分かる?」

と聞くと彼は

「願いが叶う湖だよ」

と言った。どういうことだろう。この子の言っていることは本当だろうか。

「本当だよ」

 思考を読んだかのように彼は言った。そういえば、自分がさっきまで何処にいたのか思い出せない。いきなり目の前に湖が現れたこともあり、ようやく彼の言葉が現実感を伴って私の頭に入ってきた。願いが叶う湖だって?そんなもの、あったら最高じゃないか。どんな願いを言おう。お金持ちになりたい、でもいいし、綺麗な女を嫁にしてもらうのも良い。こんな幸運逃せない。そう考えていると、男の子が言った。

「だめだめ。いけにえが無いと願いは叶えられないよ。第一君、いけにえだし。」


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