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番外編 詩 「私の墓」 「幸福の林檎」

なんとなく書いた詩です。しょうもないかどうかは分かりません。

「私の墓」


私の心にはあなたがいる


近くに霊園があった

音楽を聴く時もある

人と歩く時もたまにある

空気だけ触った

不思議と死の匂いはしない

墓は歪だ

人間を焼いて残ったものを埋め

作られた綺麗な墓石を乗せる

煙は消えていく

浮かんだ言葉を味わう

私の墓はどうなるだろうか

草が見える

名のない花が見える


音が鳴る

ぴりぴりとした感覚が肌を走る

私は、うまれたまま残る




「幸福の林檎」


春の終わりと夏の始まりを包み込んで

サイダーの香りが僕たちを飲んでいく


涙を介した触れ合いが孤独を食んでいた

遊戯のような優しさが

まるで愛のようにのさばっていた


縋れば戻ってくるものに価値はあるのか

毒を吐いた後悔が川に流れ出ていく

尊大な言葉で汚れた海を美しいと言えるのなら


憂鬱さえも愛していれば


間に置かれたサイダーの気が抜けていく

僕はそれを見ていることしかできない

ずっと僕を見ていた幸福の林檎が

あざ笑うように消えて行った



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