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Stage of extra
花よ、花よ。お前は何に染まったの?それは人の血の色に。時に人の涙の色に。檻の中ではよく見えぬ。見せておくれよ、その色を。そこに光は届きません、出ておいでなさい光のもとに。
花よ、花よ。お前は何に憧れる。それは自由な風に、時に鳥の翼に。檻の中ではよく見えぬ、見せておくれよ、その花びらを。そこに光は届きません、出ておいでなさい光のもとに。
しかし彼女に光は届かず、やがて誰の声もしなくなる。真っ暗闇に彼女は笑う。
花よ、花よ。お前は何故笑ったの?それは滑稽なお前の姿、時に忘れ去られた無様な子に。
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[ Child of flower ]
私は此処にいるよ。




