表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
楽園から続く道  作者: 詠み人知らず


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/49

評価

900PV、ありがとうございます。

舞台を降りた瞬間、輝幸は、深く息を吐いた。

浮き足だった気分が、少し落ち着く。


「……どうだった?」

スタッフに誘導され、MC席に向かって歩きながら、綾子が輝幸に声を掛けた。

輝幸は、少し笑った。

「アヤコ、あの状況で、あのツカミ…よく出たな。」

「いいツカミだったでしょ?」

「トップ出番になって、アヤコも動揺してるように見えたけど…」

「してたよ。でも、スタジオのオープニングトークを聞きながら、あらゆる出番でのツカミを頭の中で想定してた。」

「すげぇな。」

輝幸は、賞賛の声を上げた。

そして、トップ出番に決まり、漫才が始まるまで、ただただ真っ白だった自分と綾子を比べ、

“これが地力の差か。少しツッコミが評価されたといっても、自分はまだまだ芸人としての底力が足りない”

と、心の中でさらなる成長を誓った。


綾子と輝幸が、MC席付近に到着し、常田が、二人を迎える。

「アペリオのお二人でーす。いやートップバッターとは思えない漫才でした。どうでしたか加納さん。」

綾子が、お天気キャスターのさわやかな笑顔のまま、応える。

「ありがとうございます。静流くーん。あとで、二人っきりでお話がありま~す。」

「だから、サイコパスかって!怖いよ、笑顔が。」

それを聞いて、会場にまた笑いが起きる。


会場の笑いが落ち着くのを待って、常田が進行する。

「今のは審査ではノーカウントですからね。それでは、審査に移ります。審査員の皆さん、よろしいでしょうか。アペリオのお二人の得点をどうぞ!」

9人の審査員が、それぞれ100点満点で採点を行う。

一人目、「96点」

会場にどよめきが起きる。一番目の出番としては異例の高得点。

「94点、92点、91点、93点、97点、94点、95点…」

高得点が続く、最後は島本だ。

「95点!」

島本も異例の高得点を付けた。

「合計は、847点。アペリオのお二人の得点は847点です!」

常田が大きな声で宣言する。


トップバッターとしては異例の高得点に会場がざわつく。

得点を見た輝幸は、

「よおぉし!」

といって、ガッツポーズをしたあと、喜びと興奮から無意識に綾子をハグした。

綾子は一瞬驚いた顔をしたが、すぐにハグを返した。

そして、短いハグのあと、モニターに向き直り、笑顔で、

「よっしゃー!!」

と歓喜の声をあげた。


「では、審査員からコメントをもらいます。島本さん、いかがでしたか?」

「いや~ウケてたね。さっきの僕のコメントのあと、ちょっと会場が固くなったな。しまったな~って思ってたんですけど、みごとなツカミでその空気を一掃してくれましたね。ありがとう。」

「島本さんが、ありがとうと言ってくれてますが、どうですかお二人。」

島本のコメントを受けて、常田が二人にコメントを振る。

「いや、自覚あるなら、むやみにオーラだすの、止めてくださいよ。」

綾子が、大物に切り込む。

常田も客席も笑う。

「いや~、止めたつもりだったんだけど、漏れ出しちゃうのよね~・・・オーラ?」

島本がおどけた表情で言う。

「いや、残尿みたいに言うな!」

輝幸がツッコんだ。

会場に爆笑が起きる。



その頃、盛り上がる会場とは対照的に、出場者控え室は静まり返っていた。

皆が、深刻な表情でモニターを見る中、ひとりだけ、凄絶な笑みを浮かべている男がいた。

――圭介だ。



********************

いよいよ、第一章も佳境、

手に汗握る決勝の舞台をお楽しみください!

応援、よろしくお願いいたします。

ブックマーク、★、♡を何卒!!

いよいよ、第一章も佳境、

手に汗握る決勝の舞台をお楽しみください!

応援、よろしくお願いいたします。

ブックマーク、★を何卒!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ