表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超能力者の日記  作者: なつき
32/34

日付不明

日記の続きになります

 とりあえずそいつと共に僕はミカの奴から逃げて、スバルと一緒の男子寮に避難していた。



「ボクは星の子供(スター・チャイルド)なんだ。よろしくね!」



 うんまぁ本当に自己紹介からして意味が判らない。


 ただ判るのは。こいつは僕らより凄い超能力者で人を殺すのに躊躇いが無いが不思議と怖くない、そんな奴だ。「名前は?」と僕が問いかけると、「ごめん、ボクは知らないんだ……」と本気で答えてくれた。


 とりあえず名前が無ければ不便だろうから。僕は手近な名前を列挙した。その中で『クリス』という名前が一番気に入ったらしく。「ありがとうありがとう!」とぴょんぴょん跳ねながら可愛く笑ってくれた。


 いい加減埒が明かないのでスバルが彼の事を尋ねた。


 ……なるほどね。そういう訳か。クリスは人間では無い。暴走した超能力みたいな存在らしい。最初は納得出来なかったが、クリスが自分の腕を切り落として(最初は吐きかけるぐらい驚いた)再生させた姿を見て理解した。


 どうして超能力が暴走したのか、最初僕がミカを攻撃したのが原因かと思っていたが……どうやら違うそうだ。クリス曰く「君達は暴走させてないし、暴走したとしても自浄作用の範囲内さ。させたのは超能力者じゃなくて超能力を持て囃した者達だ」と。



 その言葉と共に、説明を始めたのだ。


 クリスの話はにわかには信じがたいところもあるが、嘘は言っていない。とりあえず聞いた知識をまとめてみた。


 一・超能力の元になる力は地球と隣り合う座標にある未知の惑星にある粒子が原因。

 二・超能力は使えば使う程に理想と現実から『歪み』を発生させ、自分みたいな暴走を引き起こす事。

 三・超能力は『喪失』して使えるようになる事。力を使い続けていると『ある機能が完全に失われて』しまう事。

 四・超能力が使えない存在はどこにもいない。自ら『使いたくない』と意識的、無意識的に判断しない限りは誰でも使える事。

 五・この力は身体の構成まで変化してゆく為、長く生きるし万一死んでも粒子となって復活する事。

 六・この力は『原則として』他人を傷つけようとは出来ない事。流れ込む粒子から色んな情報を知れる為潜在的に傷つけられない事。


 他にも幾つかあったが理解僕には出来なかった。最後にクリスは非超能力者が超能力者を人工的に造り、自分達の思い通りに扱い間接的に超能力者になるつもりだと告げた。スバルはそれを聞いて「レポートにまとめてもいいか?」と尋ね、クリスから二つ返事を貰っていた。


 立ち去る時にクリスから勧誘された。



「ボクらと一緒にいたい? ならあの都市に来なよ。君達が旅行しに来たあの都市に、ね」



 クリスの言葉は、離れない。

……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ