日付不明
日記の……続きに……
今日は忘れられない一日だ。
家にこっそり荷物を取りに行ったら中から喧嘩の声が聞こえた。声はリビングから二つ。一人は母さんでもう一人は父さんだ。何を喧嘩しているのだろうか?
「何で貴方は超能力あるのに私にもやらせるのよ!」
「あのな! 幾ら超能力って言っても限界あるんだよ!! 毎日毎日俺が料理も掃除も買い出しもして頼んでもやってくれない!! 挙げ句に『やる事なぁ~い!』だぁ?! ふざけるな! 俺はお前の奴隷じゃねぇぞ!!」
「良いじゃない! あんたら男は昔から女を奴隷扱いして来たんだからこれ位やりなさいよ!!」
「バカか! それじゃ首が変わっただけじゃねぇか!! いい加減にしろ!!」
「――!」
「――!!」
「%&#ッ!」
「#&%#ッッ!」
妙な喧騒を取り敢えず無視して部屋に忍び込み、荷物をまとめていると。リビングから断末魔とどさりという音が響く。慌てて見に行くと。血生臭さと共に父さんが倒れていた。この時は吐いた。本気で、思い切り。そして母さんが気づき血まみれの包丁を片方にゆっくりとこちらに向かって来ていた。
……思い出せないが僕はその後川原に居た。父さんはどうなったか知らない。ただただこの日の事は思い出したくない。思い出すだけで吐き気がするから。
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