59.5-17話 可変稼働 〜 命名者:たぶんこれが一番はやいと思います。 〜
多少巻きで進行したけど結局話は進みませんでした。
おーはみっくしゅー! はーくんだよ。
雑種という呼び方にクレームをつけてきたモンスターさんに対応して真摯に対応した結果だよ? 同じクレームならクレームブリュレを食べたいな。
雑種は交雑種、交配種、異種交配種、ミックスといいかえることができるんだってー! でもミックス以外はなんかしっくりこなかったな。『おはいしゅこうはいしゅ』ー! って何語だよ! って感じだよね。でも『おはこうはいしゅ』は地味に流行ったような? おもに先輩後輩の間柄に……先輩が『おはこうはいしゅ』と挨拶して後輩が『おはせんぱいしゅ』と返礼する。ちなみに派生で先生が『おはせいとしゅ』と挨拶して、生徒が『おはせんせいしゅ』と返礼するのもある。これもうわっかんないよね……。
え!? ジェントルは紳士であって、真摯じゃない!? いや、し、しってるよ!?
あらすし゛
・壁ドン。
・パフパフ。
・抱擁。
それから増血も貯血も十分といえるほどおこない。翌日をむかえた。
あらかじめ前日に今日供血 するよ、といっておいた。
本来こういうのは、前日ではなく三日前とか一週間くらいは間をあけたほうがいいんだけどね。反省してるよ? テヘペロ。
あ、当日にいうのはいうまでもなく論外だからね?
夜明け前におきて、軽く走りこみをして世界樹炎獄『深淵』にこもり、増血および貯血がてらにレヴァティーンの素振りをした。
日が昇りだすまでそれを行い部屋にもどったら、起きだしていた早起き子供エルフたちにつかまった。昼食あとにするといったのに待ちきれなかったらしい。……いや、なんでそこまで楽しみにされてるんだろ?
せめて朝食後に、と説得して解散させる……と思いきや数人のこっていた。監視役らしい。あれ? 朝御飯するのオレだけ?
無言の監視を受けながらもゆっくりしっかりガッツリと朝を壊す。
気持ちタンパク質と鉄分おおめのメニューにした。要するにお肉とレバーとか大豆とホウレンソウだね。
チビなオレだけどわりと大食漢だったりする、それもこれも呪いの影響で極端に燃費が悪いからだ……もっとも当時はそれをしらなかったからやけにおなかが空くなー、と思うだけだった。
だけど、もともとは常に腹ペコのだったから、そんな感想にいえるようになったとはとても幸いなことだったりする。
自己房中術(後の地龍法)や龍気法系の技術および『中原式収納術』系の技術を身につけてようやく極端に燃費が悪い程度に収納まっている。
実のところ空腹には慣れてしまっているので、その苦しみはなんともなくなっているんだけど、ガス欠でおなかが空虚な状態で動くとかなり性能がおちるんだよねー。
その状態でも動けるっちゃ動けるけどわざわざそうする利点なんてないから食べられるときにはガッツリ食べるんだ。
それに『収納術』系技術を用いれば食い溜めだってできちゃうんだよ! えっへん!
常に反芻みたいな事をするウシさんみたいになってるのはご愛嬌。ダイジョーブ! 収納するのは消化した熱量だからお口に出納するわけじゃないよ?
ウシさんみたいに一日にヨダレを約200ℓ出したりもしないよ? ホントだよ?
そうしてオレが朝食をすませると、それを確認した、こころなしかうっとりとした視線をむけていた気がする監視役の子供エルフが指笛をならした。あ、これモールス信号だ。えーと、『オサ モグモグ カワイカッタ シフク』? どういう意味だろ? もしかして暗号化されるのかな?
あ、返信がきた、えーと『ニガサン オマエ ダケハ』?
そして、いくばくの間もなく子供エルフたちが押しよせてきた。そして、見事な整列をしてみせた。そしておしよせた子供エルフたちが監視役子供エルフをにらみつける、監視役子供エルフはドヤ顔で見下した視線で返していた。
なんとなく険悪な雰囲気だったのでさっと神龍法を発動して、数人いる監視役子供エルフにヌルッとちかづいて、
すばやくつかまえて処していく。前のオレとはちがうのだよ!
第一次供血大戦による、過酷な経験を経たオレは、今まで神龍法の稼働に強弱をつける術を身につけていた。
これまでは常に全力全壊 の全開稼働しかできなかった。
しかしそれによって、四半稼働・半開稼働・過半稼働・全開稼働および超過稼働の可変稼働が可能となった。ちなみに全開稼働をわりと無理なく長時間行えるオレにはそこまでの意味はなかったりするが、そこらへんはあまり気にしてはいけない。気にしすぎるとハゲるよ?
もっともこの可変稼働は神龍法の下位技術にも応用ができる。実は低稼働であるほどそれの維持に思考を割かなくてよい利点があった。なかでも四半稼働は無意識がでの運用も理論上だった。
もっとも神龍法は四半稼働でも無意識ではむずかしかった、要練習。
しかし、地龍法および龍気法二種はそれが可能であり。訓練して三種同時起動ができるようにした。
可変稼働を身につけて以降、常に三種の四半稼働を行なっている。これによりオレの燃費がいくらか向上し、それと神龍法への切り掛けによって高速起動が可能となった、なんて副産物があったのはうれしい誤算だったかな。
無意識化での神龍法四半稼働はホント要練習だね。
閑話休題
子供エルフたちへの供血に際して、供血時のみ全開稼働して、それ以外のときは四半稼働にしていた。
この行動は作業になんの影響ももたらさないけど、可変稼働の訓練になった。
そして、フラウア村の子供エルフと少女エルフに供血を終えると、例によってセモリナ勢が参戦してきたがそれは予想通りで、もはや予定されていたことだといえるので粛々とすませた。前回より一時間半もはやくすませることができた。また世界を縮めてしまった……。
なお、ロリババアが混入してたのは最早説明するまでもないだろう。最中食べたい。
想定通りとはいえ血が足りないなと、世界樹炎獄『深淵』でまったりしたのち、二度目の朝食がてら早めの昼食した。
さて、フラウア村へいく準備をしよう。
『おはミックス』が正しいはずなのに『おはみっくしゅ』と素で間違うはーくん。
おそらく雑種、交雑種、交配種、異種交配種と続いたのでその流れで雑種と勘違いした模様。




