59.5-5話 変種 〜 命名者:エルフさんの苦しむ顔や泣いてる顔を見ていると、なんだかゾクゾクするんだよね? こ、これはもしかしてさですむ? 〜
やっぱり話が進んでないような?
やっほー! そういえば取り替え子の変種だったはーくんだよ?
ひょんなことから妖精の世界にまよいこんでたんだよね? さいわいなことに生活には不自由しなかったし、それにネーちゃんにもあえたしぜんぜん不幸じゃなかったな。むしろここからどんどんしあわせになっていってからね?
あれ? シーぽんのはなしを合わせてかんがえるとミーはオレのかわり? たしか話の一つだと取り替え子でかわりの子はそっくりだけど長生きできずすぐに死んでしまうとか?
オレの魂レベルの再生で、無力な『半不死者』だからたいていすぐ死んじゃうんだっけ?
……あれ? 『半不死者』じゃなくて『半死者』だったかな? まあいいや。
うん、やっぱりはーくんは取り替え子の変種だった! ま、こじつけだけどね?
あらすじ
・収納っちゃうはーくん。
・わるい子はどんどん収納っちゃおうねー。
・あ、しまった! 関係ないの子まで収納っちゃった!
森のエルフさんを収納いおえたオレはセルフ収納して、世界樹炎獄に移動する。
今回は人数が多かったので中心部の『深淵』ではなく、一つ外の層『無間』にエルフさんたちを収納した。
『無間』は『深淵』ほど熱くはないけど、それでも旧型の世界樹火刑の数倍の火力がある。
さらに一つ外の層は『焦熱』、これは火刑と同等から倍程度の火力。
一番外の層は『叫喚』、これは名前の割に熱くない。火刑よりもぬるいため初心者むけかな? 阿鼻叫喚の叫喚だね。ちなみに阿鼻は無間の別名。
さけび、うめき、悲鳴、嗚咽、さまざまな声が反響しひびきわたる今日このごろ、いかがおすごしでしょうか?
エルフさん達の注目があつまったのな、ほがらかな笑みをうかべ、さわやかに声をかけたのだけど、顔を青くてしたり、目をそらしたり、にがわらい、半眼、などさまざまな反応があつまった。あ、何人か緊急脱出した。
怒りだオレを睨めつてる人もいたので、そんな人とはにらめっこしたよ? キッ! あ、緊急脱出。
それにしても、エルフさんはみんな根性あるよね? こんな死ぬほど熱い火刑よりさらに熱くて熱いところでよゆうがあるんだよ?
え、泣いたり叫んだりできるうちはまだまだよゆうだって!
今日はみなさんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます!(挨拶)
と、場をなごますようなジョークで場の空気を和ませようとした。
しかし、なぜか空気が凍りついたようにおもう。こんなに熱いのにへんだね?
冗談はさておき、なんで炎獄にみんなを集めたのかをちゃんと説明した。
その内容をカンタンにいうと、ここならケガをしてもダイジョーブだから仲良くケンカしろ、というかんじ。制限時間は10分な?
それをきいて知り合いのエルフさんはあきれたような目でオレを見て、そして首をふった。だめだこりゃ?
知り合いのエルフさんはともかく、他所のエルフさんは炎獄になれていないからかすごく元気がない。だめだこりゃ?
しかし、もうケンカという空気ではなかったが、知り合いのエルフさんはさっきまでケンカをしていた他所エルフさんに気づかいを見せていた、なかなおりできかなりのスヤ結果オーライ?
そのあと、いくらかのエルフさんが緊急脱出した以外はちゃんと耐えきったので近くの広場に解放する。
収納していたモノを取り出せないでなにが収納術だと誇らしげに胸を張ったはーくんでした!
ちなみに緊急脱出したマッパゼンラーがおくられる場所もここ。
よそのエルフさんとここのエルフさんはどうも仲がよろしくないみたいだ。
だから炎獄に放りこんだ。
昔からずっと顔をあわせるなりケンカになって、ときには殺し合いに発展することもしばしばだと。
だから炎獄に放りこんだ。
ケンカは止められはしない、そう思ったから。
だから炎獄に放りこんだ。
死ななきゃ安いと思い、そう考えたから。
だから炎獄に放りこんだ。
でも、その結果は思惑とはすこし違う結果になった。
炎獄を体験した他所のエルフさんに対して、ここのエルフさんはやさしく接していた。
緊急脱出してゼンラーになったら、励まし同情して慰めた。
10分耐えきった人たちは、他所のエルフさんとはいえ一目置かれ、賞賛され、認められた。
なお余談だけど、喧嘩相手同士はとくに仲良くなったみたいで、それが同性どうしだとのちの親友どうしになり、それが異性どうしだも結構な割合でカップルとかアベックとかつがいになったみたいだよ?
???「あら^~いいですわゾ^~これ」




