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59.5話 最高級一歩手前 〜 命名者:最高級のは武器防具かな最適なんだよ? 〜

 なんか今回はーくんの語りが長くなったので本編はお休みです。

 よっ! はーくんだよっ!



あらすじ

・ミー大地に立つ!

・ビビるシーぽん!

・ネーちゃん襲来!



 それにしてもシーぽんはビビりすぎしゃないかな? えっと、ネーちゃんが神ってて、世界神クラスの存在に見えた、って?

 あっはは、ないない! ネーちゃんはただの妖精だよ? ネーちゃん本人が言ってたからまちがいないよ! うん、そりゃしょっちゅうオマエのような妖精がいるか! って、思うけどね? それに準女神さま級の力を持ってるみたいだけどね? でもでも、ネーちゃんがただの妖精と言い張るかぎり、オレは信じ(だまされ)るよ!



 そういえば、世界樹ユグドラシルを燃やすとおもしろい性質があるんだよね!

 世界樹の葉っぱとかそれをつけた水とか回復とか再生の効果があるのは某ゲームで知られていることとおもうけど、その炎にだってその作用はあるんだ! ただしアツい! いやアツいを通り越してイタい!

 これは世界樹による回復の効果と炎による苦痛ダメージが同時に発生しているんだ。しかし決して炎の苦痛ダメージで死に至ることはない、そう生きているかぎりは……。

 含みのある言い方なのは、その生きているという判定が微妙な感じだからだ。


 まず肉体的に死んでいて魂魄タマシイも抜けている、これは燃えて蒸気みずけむりとなる。これは骨も灰も残らず燃えたということだ。

 肉体的に精神的に生きている、これは燃え尽きなず死に至らない。

 ならどちらかが生きてどちらかが死している状態は?

 まず肉体的に死んでいるが生きている……所謂いわゆる不死者アンデッド、これにこの炎はとても効果的だ。苦痛ダメージが通常より何倍にもなる。大抵燃え尽きて蒸気みずけむりになる。

 なら肉体的に生きているが精神的に死んだもよおよび死を受け入れたものはどうなるか? これも、そのまま燃え尽きてしまう。

 つまり、身心ともに健常でなければいけないのか? それも実は違う。

 身心ともに健常なものだって、死なないからといって全身を焼かれて何の問題もないはずがない、しかもその炎は通常の炎の何倍も熱く痛い。それこそ死ぬほど痛く、地獄よりも熱いかもしれない。そんなものであぶられ続けて心が折れないものだろうか? なぜ死んで楽になりたいと思わないのだろうか?

 結果、耐えられなかったものは燃え尽きてしまう。


 ん? 肉体的に精神的に生きていれば死なないんじゃないのか? もちろんその通りだ、ただし途中で精神が死ななければのはなし。

 じゃあ、結局どうやっても燃え尽きる結果にしかならないのか? そんなことはない! ちゃんと耐えきって生き延びるものもいる、オレだってそうだよ。

 でもそんな拷問じみた事をされて何の意味があるのか? ある。

 世界樹の炎、その熱さに、その痛みに、死ぬほどの──いや死ぬよりも痛い。

 しかし、もし、もしもそれに耐え切ることができたものは、あらゆる傷も、あらゆる病も、あらゆる呪いも、あらゆる老いも、あらゆる衰えも……そしてあらゆる原罪シンカルマも、その命の代わりに燃やし尽くそう……!


 ──と、そんな効果がある。

 というわけで作っちゃいました! 世界樹火刑(サウナ)


 材料、というか火力は世界樹の枝を燃やせばいい……だが、それに異議いぎを唱えたものがいた! それは──はーくんだった!

 はーくん曰く、炎であぶるのはスマートじゃない! と。

 つまり炭火の遠赤外線で骨までんがり無間むげん大焦熱だいしょうねつだよ?


 世界樹が非常に高い温度で燃えるのは、もともと非常に燃えづらい木であるからだと推測される。

 その世界樹の生木を割って乾燥させた世界樹の薪は生木の時より幾分燃えやすくなるが、それでも非常に燃えづらいから燃えづらいになるだけの変化だ。

 それを炭に焼く、それにはとても高度な窯が必要となるが……そのくだりは割愛して、省略して、色々あって世界樹の炭が出来上がる。

 この炭というのは製法の違いによってできる黒炭と白炭というものがあるが、今回用もちいるのが最高級一歩手前の白炭だ。

 この世界樹の白炭というものは等級が上がるほど燃えづらく炎が長持ちするという材質があるのだけど……それでなぜ最高級を使わないのか?

 それは簡単な話使えないからだ。

 驚くような話だけど、最高級世界樹の白炭というのは全く火がつかず燃えない、もともと世界樹というものは燃えにくいものだけど、それが極まってしまい絶縁性ならぬ絶燃性といった特性を得てしまった。これはこれで使えるものだけど燃料としては落第である。

 だから、まだかろうじて火がつき燃える最高級一歩手前の白炭なのだよ。

 ちなみにさっき世界樹の白炭は等級が上がるほど長持ちするといったけど、この最高級一歩手前の白炭は……なんと燃えることに世界樹の回復や再生の力がそれ自体におよび、つまり燃える端から再生して半永久的に燃え尽きることのない炭となる、しかも灰も煙も出さないのでメンテナンスフリーで使えるスグレモノだ。



 そんな世界樹の白炭を使った、世界樹火刑サウナは現在エルフの森に設置されており、こどもたちの度胸試し、試練の場、奥様達の若返り(アンチエイジング)および美容シェイプアップ、お年寄りのサロンなど多目的に使われる。

 なお安全の為に緊急離脱(ベイルアウト)機能も取り付けてあるので、最低限死ぬことはない。

 まあ、それで出てきた若者の社会的な立ち位置の暴落は免れないだろうが。

 ちなみに不死者アンデッドに使用すると大半というかおよそ全てが死滅してしまうが、稀に強い意志を持ったものは耐えきり、その死した身体の死を燃やし尽くされ、ただの生者として復活してしまうこともある。

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