52.5話 『概念使い』〜 命名者:そのうち『死(タナトス)の概念使い』とかいいそうだなぁ……。 死神:やだ……カッコいい……! 天使:いー! 命名者:えっ。 〜
また短いです……
生きてる、ってーなーんだろ?(挨拶) はーくんだよ!(模範解答)
あらすじ
しらなかったのか……? 『生』からはにげられない……!!!
『生者』先輩、本気半端ないね!?
オレも生きてるだけで幸せなところはあるけど、ここまでじゃないよ? うん、不殺なんてやらないよ? 極論だけど、オレは生きることは殺すことだとおもってるからね。やっぱり、わが身にまさるものはないよ。
そんなオレだけど、殺せない相手があらわれたら、そりゃ殺された、っていいと思うよ。殺せない相手なんてオレの命にまさるものなんだから。
でも、積極的に死にたいわけではない……はーくんでした。
「『生』はワタシが一番見てきたから語りやすいというだけで、『生者』は『到達者』の中で飛び抜けた存在というわけじゃないんだ」
「……というかハルが知らないだけで『概念』の所有者は結構知り合ってるんだよね」
「本当、世界に一人二人いたらいい方の『概念』の所有者があんなにいるんだろうね?」
「……え? 『概念』の所有者は長いし言いづらいからいい加減ちゃんとした名前をつけろ? 今更?」
「……ええ? なんだろう、どうしよう? ……ハル、なんにしようか?」
「……『概念使い』?」
「ワタシは『死』の『概念使い』……色(キリッ!)」
「ちょ……なんで笑うの! もうっ!」
「もう! 失礼だよ! もう!」
「あれ? そうなると『概念』も『概念』に統一したほうがいいのかな?」
「……え? 好きにすればいい──って、なんか投げ遣りだなぁ……」
「ええと……あ、『青分』の話だったね!」
「『始祖』の『到達位階』の恩恵、『生』の欠片、呪い、龍気法」
「これら全てが相乗した、そんな『青』に抱き締められて口付けされて唾液と血液に龍気etc.を融かして飲ませられた」
「結果どうなったのか?」
「過剰供給された『青分』を現在の器では受け止めきれなかった、だから受けられるように変異──進化、適応する」
「これは『青』の血中に含まれた『生』の欠片により被害者の生命は護られて適応の補助をされ、『食べられてしまえ』という呪いによって捕食者の安全は確保される」
「例えばそのものの進化が封じられていようと、問答無用で進化を強制する」
「それは封じられた九尾の狐の尾の一つからなる、身外身のタマモとて例外ではなかった」
「この時より、九尾狐の分身から──『青』の『家族』であるタマモという個となったのだ」
「尤も、事を成した『青』は験担ぎのただのお呪いとしか思っていなかったが……」
「尻尾が増えたという事実がどういうものなのか、なぜそれが起きたのか、それを成したのは誰か、タマモはそれらの事を受け止めるのに暫しの時間が必要として」
「理解が追いついたタマモは、また尻尾を埋もれていた『青』を胸に抱いて、ワンワンと大泣きした」
「ゔわ゛ぁ──ん、ばーぐーん! ありがどー、あいがどな────!」
狐なのにワンワンとなくのか……。(困惑)




