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24話 『邪神』 〜 命名者:ズェア!?(デスグリーンティースプレッドブレス) 〜

なんだかなにも書いてるのかわからなくなってきた……。

 はーくんだよ!


あらすじ

・『宿敵』ちゃん頑張る! 『怨敵』ちゃんに進化!

・オラに呪いを分けてくれー! 『魔王』さんが『邪神』さんにワープ進化!

・『赤』さん、『邪神』の圧倒的な恐怖を前に『生』が到達位階(レベル5)に進化!




「条件を満たした結果、『幼児(おさなご)』の『生』は『到達位階(レベル5)』に進化した」

「そう言ったけど、すこし言葉が足りなかった」


「『概念(おおいなるちから)』の『到達位階(レベル5)』は『覚醒位階(レベル4)』までとは隔絶した性能を持つ」

「そのためか、『到達位階(レベル5)』には特殊な要素が必要な事が多い」

「『死(ワタシ)』の場合は『生』の存在を心から認めた(あいした)上で殺し(あるいは復活できないようにする)、その亡骸を受肉の素体とする事」

「万華鏡の眼の条件か? って、そんな訳……あれ? だいたいあってる」

「んんっ! それは置いておいて」

「『生』の覚醒条件は、死を理解して、受け入れ、そして『死』を取り込む事」

「ん? あれ、コレ前も言ったような気がする?」

「まあいいや、大事な事だから二回言った、って事で」

「わかったと思うけど、進化するには『死(そざい)』が足りない」

「だけど進化した、なら『死(そざい)』を他のもので代用した」

「しかし、そんな事は可能なのか?」

「不可能」

「だが無理を通し、無茶を行ない、無法に振る舞った」

「その身を侵す呪いと、その呪いを擦り付けた『怨敵』の『生』を使ったのだ

「無論、無理で無茶で無法な行いだ、だが結果は成功した」

「尤(もっと)もいつまでも持つものではない、いずれは無謀のツケが来て瓦解す(くだけち)る」

「しかし、それでいい。たとえ『生』を失うこととなっても、さきのままでは闘い事すら出来なかった」

「相手は生まれたばかりとはいえ、神の名を持つものである」

「こちらも神に通じる位階(たかさ)に上がる必要がある」

「空を飛び、そこから攻撃できる相手に地を這ったままではいられない、こちらも空を飛ぶ翼が必要なのだ……たとえそれがロウで固めた翼であっても」


「さて、呪いと『生』で代用して進化した『幼児(おさなご)』の『到達位階(レベル5)』は真っ当な『生』とは違う性能となった」

「かの『到達者(レベル5)』の『生』は超万能型の能力者だとしたら」

「その『幼児』の『生』は超々自己生存特化型と言ったところ」

「機能が少なく出来ることも多くないが、その分出来るとこが普通の到達位階(レベル5)を超越した性能を得たのだ」

「しかし、相手の優位は揺らぎない」

「為す術(すべ)もなく身体(カラダ)も魂魄(ココロ)は奪われている」

「最後には精神(ココロ)も奪おうと言うのだろう……」

「だが、これで戦える……『到達位階(レベル5)』となれば宿したものがどのようなモノであれ知性を備える事となる」

「最後の闘いは精神戦……」

「やはりこちらの不利は変わりないが、物理的な闘いよりはよっぽど真っ当に戦えるだろう……何せ赤子と神だ、こうして闘いの場に立てることが既におかしいのだ」

「そして、ゴングもなく闘いは始まった」




「そうして、長き闘いも終わり、最後に残っていたのは『幼児』の精神(ココロ)であった」

「しかし、勝ったとはいえ結果を見ればむしろ相打ちと言ったところだ」

「その精神(ココロ)はボロボロで、『生』は既に瓦解が始まっていた」

「しかし、そのままでは終わらない」

「行なっていたのは精神の闘いだったが、その余波は身体(カラダ)と魂魄(タマシイ)に届き、どちらも精神(ココロ)と同じように……いや、それ以上にボロボロとなっていた。」

「このままではもう生きる事は出来ないだろう」

「それでいいのか?」

「──いいわけがなかった!」

「闘って闘って、やっと勝ち残ったのに、そんな事は認められない」

「なるほど、ならどうするのか、身体も魂魄も欠損だらけ、どうやって、何を使って補う? 今もこうして生きている事が奇跡的だというに」

「簡単だ……素材ならばそこらに転がっている、それにこんなに苦労したのだから、それぐらいは許されて良いだろう」

「さあ『生(イシキ)』が保(も)っているうちに始めよう、『邪神』との同化を!」


「そうして、『幼児』は『魔神』となった……だが誤算があった」

「『邪神』というものは精神生命体であり、その存在は意識により形成され、呪いによって構成される。精神(ココロ)が弱ければ姿形を保てない。ゆえ受肉して肉体により存在を保つのだ」

「その様な『邪神』を取り込んだ結果、半精神生命体となってしまい、半身を呪いによって構成されてしまったのだ」

「これは今は良い、しかし『生』が瓦解すればそれによって底上げされた知性を失い、ただの赤子の精神へ戻る。そうなってしまえばどうなる事か……」

「と、悩んでいるとあることに気づく」

「自分がなにやら、知らない力を得ている事に」

「『神殺者(カミゴロシ)』……邪神を討った結果、得た力だ」

「調べてみると、都合の良い能力を持っていた」

「神の封印」

「『神殺者(カミゴロシ)』自体を楔として、神を拘束する力だ」

「これを使い、上手い事『魔神』を封印する」

「するとどうなるか?」

「うまくいけば元の無力な赤子になる」

「うまくいかずとも、死にしまい」

「『生(イシキ)』があるうちに急ぎ試した」




「結果があの様」

「少し思惑が外れた様で、元よりもより一層無力な赤子になったみたいだけど、それは置いておく」

「少し困った事になった」

「聞いててわかっただろうけど、呪いを解くわけにはいかなくなったんだ」

「呪いが『幼児』の全体を構成してるから」

「根幹まで侵されてるから下手に呪いを解けば、身体も魂魄も消滅してしまう」

「それに……」


「って、さっきから、ふーんとかへーとか気の無い返事をして、ちゃんと聞いてる?」

「聞いてる聞いてる、って……あんまり聞いてる様に聞こえないんだけど」

「もう! しっかり聞いてよ! わかってると思うけど」



「これ『幼児《ハル》』の事だよ?」

それにしてもこのシーぽん、ノリノリである。

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