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25話 魔神神殺者 〜 死神:あれ、話が逸れたまま戻らずに終わっちゃった 〜

この作品は魂とか存在とか発泡スチロール並みに脆くて軽く扱われてますけど、実はそんなことはないはずなんです。

 えええぇぇぇ……あ、おっはー? 他人事だって思って適当に聞いてたら当事者だったはーくんだよ?


 思わず口にふくんでたお茶を吹いちゃったよ!


 あ、お茶をいつまで飲んでるんだ? って、思ってるでしょ? ちがうんだよ、飲み干してから、オレのスキルの不耗の効果を拡大解釈して試してみたんだ。

 飲み干した湯飲みに手をかざし10数えると……ヒャア我慢できねぇ0だ! あらふしぎ! なんと淹れたてグツグツのお茶が!


 という事だったんだ! ちなみに実は手でかくす必要も数をかぞえる必要もないんだけどそこは様式美なんだよ!


 そういえば、シーぽんに出してもらった食べ物だけど、よく考えたら『死』の力で出したものだから黄泉戸喫 (よもつへぐい)が危なかったのかも……あれ、アンデッドになるって意味なら、オレすでにアンデッドだった! 活ける(リビング)生者(アンデッド)だけれども。



前回のあらすじ

・赤さん、画面外で『邪神』さんを倒す!

・赤さん、魔神神殺者になる!!

・その赤さんがオレだった!!!



>『種族:人間 神殺者(カミゴロシ)』を獲得しました!

>『種族:人間 神殺者(カミゴロシ)』が封印(ロック)されました……。

>『種族:不明(アンノウン) 魔神』を獲得しました!

>『種族:不明(アンノウン) 魔神』が封印(ロック)されました……。

>『職業:魔神(マジン)神殺者(スレイヤー)』を会得しました!




ステータス


名前

 中原(ナカハラ) 青(ハル) LV1


種族

 人間 混沌種(起源種) LV1 (Evolution!)

 龍族 人龍(世界神神祖龍 超越起源種) LV1

 神族 理神『超越技能神』 LV1

 ■族 (Lock……)

 世■ (Lock……)

 不明(アンノウン) 特異精神種(超越種) LV1

 不死(アンデッド) 活ける(リビング)生者(アンデッド)(超越種) LV1

 不明(アンノウン) 神の分身(わけみ) LV1 (New!!)

 人間 神殺者(カミゴロシ)(超越種) (Lock……)

 不明(アンノウン) 魔神(起源種) (Lock……)


職業

 無職 LV1

 魔神(マジン)神殺者(スレイヤー) LV1 (New!!)




 お、おう……というか、また勝手に……?


 ん? よく見たら雑種が混沌種になってる……。

 おはざっしゅ! をこんとんわ! に切り替えていく必要があるだろうか?


 って、就職したのに無職のままだよ!?(お約束)

 ときどきステータスが勝手に開くはーくんでした!




「わ……! スゴイ勢い……虹ができてる」

「それで、何に驚いたの?」

「え、本当に気づいてなかったの!?」

「うーん、ハルって興味が薄いと察知(アンテナ)の精度が極端に落ちるよね……」

「うん……でも、大丈夫だよ、ハルは一人じゃない、ワタシ達がいるから」

「うん」


「『幼児(ハル)』の呪いの事を話してたかな……」

「『幼児(ハル)』の身体と魂魄は邪神との闘いで半ば以上が欠損して、それを邪神の力と呪いを取ら込むことによって欠損を補った」

「ただ、これによって『幼児(ハル)』の身体と魂魄は半分以上を呪い……正確には呪われた魔力で構成されることとなった」

「だから『幼児(ハル)』の呪いを解けなくなった、解呪することによって『幼児(ハル)』が死ぬことになれば本末転倒だからだ」

「それと身体と魂魄の無事な部分も呪いによって汚染されている……呪いを解いたら、これも少なくない影響が出ると思う」

「まあ、ハルは気づいたら無自覚に呪いを解いてしまって、その度に倒れたんだよね」

「ん? ああ、ハルの龍気法(ドラゴンブレス)……特に神理法(トリニティブレス)は結果的に、ハルの呪いを解いてしまうんだ」

「もちろん一気に全部というわけでなく、徐々に削れていく感じだけど」

「龍気法系統は外気と内気を反応させて龍気を精錬する、その内気も外気も、それがどんな状態でも龍気を精錬するときに絶対値だけが重要であり、それ以外の要素は研ぎ落とされる……だから結果として浄化作用を得ている」

「ハルは呪いそのものと同化してる様なもの、だから正に身を削られる様な苦痛が有ったはずなんだけど……なんで首を傾(かし)げてるの?」

「この上の神龍法や天龍法は正に使うだけで激痛が走るはずなんだ……けど、言われてみればって顔してるけど、ハルってちゃんと痛みとか苦しみ、って感じるの?」

「あ、感じてはいるんだ」

「ええ……痛みも苦しみも感じてはいるけど、動じてないだけ? ちょっと意味がわからないな……」

「笑い事じゃないんだけど……え、思えば常日頃から苦痛を感じていたから、そこまで意識してなかった? だからそれが上下しても筋肉痛か疲れ気味かなで流してた?」

「なにそれこわい」

「えええ……今までよく生きてたね」

「ん? もうそこまでの苦痛に耐えれば呪いは解いてもいいんじゃないか、って?」

「間違ってはないんだけど……中途半端に呪いとそうでない魔力とが入り混じるとよくないんだよ……下手すると反発して爆発しかねないし、そうならなくても急に密度とか純度とかが落ちると、一時的に身体(と魂魄)の構成が緩くなって危ない……その状態に慣れるまで間隔を開けて徐々に解呪していけば良い」

「……と、思うかもしれないけど、ハルの場合は根幹まで呪いと同化してるから、最後まで解呪すると身体も魂魄もバラバラになって消滅する」

「……はずだけど、なんかハルはそれでも精神は普通に生き残りそう……精神だけに無事でも、結局維持出来ずそのまま消滅するんだけど……それが普通なんだけど」

「ハルならそれでも……いやよそう、ワタシの勝手な考えでみんなを混乱させたくない」

「うん……まあ、ここに来る前の状態はホントギリギリだったはずなんだけどね」

「ほとんど解呪が終わってたから」

「勝手に消滅される前に、殺して別の肉体に転生させるか、って話になってたからね」

「魂もダメになってると発覚して、一時は下火になってたけど……魂の複製が成功してからは……ひどいもんだったよ」

「どうせなら自分と同じ種族に、って感じで牽制しあってたから」

「……うん、ハルが無事でよかったよかった」

普通は干渉できるのは肉体と精神だけで、魂には触れられないんです。

精神にダメージを与えることで間接的に魂魄を傷つけるのが限度です……普通は。


存在に至っては、神格でもそうそう干渉できない……はずなんです。

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