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「昼の弁当…お前の国は飯が美味いな…それに米が…米に混ぜ物をしないなんて、贅沢な事だ。」
「そうですね。あのお弁当は一般市民向けのお店の出す食べ物ですが美味しいですよね。」
「一般市民向け……ほぉー。」
食事や調味料の話を今度聞きたいそうだが、それは少しめんどくさい。
「夜ご飯はどうしましょう?」
宿に、もう飯の予約は締め切りだと言われ本日は素泊まりだった。宿代は私がササッと払う事が出来てホッとしている。払ってもらう物が多くなるのは困るなぁと考えていたのを気づいている様で、笑われてしまった。
「外で食べたい。美味しそうな匂いがした!」期待のこもったキラキラした目でこちらを見て、トラジは口のまわりをペロッとなめた。
食事前によく見る仕草で、これはご飯を急がなければならない。
「そうだな、食べ物を買いに行くか。外で飯じゃなくてな。買ってきて早々に食っちまって、今日は早く寝ろ。明日は開門と同時に出るぞ。」
この日の晩ご飯は門に沿って並んだ屋台食の中から選ぶ事になり、選んだのは外がサクッとして中がふわふわのみっちりパンの中に、エビとジャガイモ系ねっとり野菜のクリーム煮込みが入ったもので、パンの上にはカリカリのチーズが乗っていた。
少し甘いパンで煮込みとの相性が良く、とても美味しい。それとタコのフリッターのような物。少しスパイシーで塩味がきいていてこちらも美味しい。
食事を終えて、スカーレットさんもおやすみと寝室に引っ込み、ドアがパタンと閉まった。
「さぁ私達も寝よっか。」
こちらの朝は早い。5時には起きて、用意を済ませなければ。
おやすみを言い合って目をつぶる。
明日が楽しみで、特にサンタは闘馬を連れて帰る気でいる。早々に寝るとしよう。




