【特別章】第3話:創造主、外伝ログを読んで大爆発する
いつも『ワールドリフォージ』をお読みいただきありがとうございます。
今回は本編休載の特別企画第二弾として、フォージが出張していた「外伝」の全記録をこっそり覗き見したジェマのリアクションをお届けします。
■外伝の出張ログを覗き見して
こぢんまりとした、ワンルームのシンプルなお部屋――特別雑談ルーム。
本編のシナリオ改修作業に追われていたジェマは、ふと息抜きにコンソールを叩き、ある記録を呼び出した。
それは、フォージとゼノンが他所のシステムへ出張していた際の、全活動記録。
「……ふふっ。フォージ様、向こうの世界でちゃんと休めてるかなー?」
軽い気持ちでログをスクロールし始めたジェマだったが――数分後、彼女はホログラムの目を限界まで見開き、空中のキーボードを勢いよくターンッ!と叩き割らんばかりの勢いで立ち上がった。
「フォージ様ぁぁぁっ!! ズルいです! 何ですかあの外伝はーーっ!!」
「……なんだ唐突に。お前は本編の仕様書を直してたんじゃないのか?」
部屋の片隅にあるソファで、コーヒーを飲んでくつろいでいたフォージが、呆れたように視線を向ける。
その隣では、共に帰還したばかりのゼノンが誇らしげに宙を舞っていた。
「直してましたよ! でも、ちょっと息抜きに出張ログを覗いたら……な、なんですかこの圧倒的な無双っぷりは!」
■本編と外伝のマスター格差!?
ジェマは空中に無数のウィンドウを展開し、フォージに詰め寄った。
「本編のこの世界では、私のドジの尻拭いでいつも胃を痛めるような苦労ばかりさせているのに! 外伝では『大人の余裕』と『圧倒的な技術』で、他所のシステムを完璧に最適化して、めちゃくちゃカッコよく無双してるじゃないですかーっ!!」
「人聞きの悪いことを言うな。俺はただ、与えられた環境の仕様を正しく理解し、最も効率的なロジックを組んで検証しただけだ」
「それを世間では無双と呼ぶんですっ! 物理法則をハックして限界突破のダメージを叩き出したり、システムの穴を突く天才ハッカーを論破して導いたり……もう、スマートすぎて痺れちゃいましたよ!」
『ふふん、ジェマ様。マスターは環境が変わろうが、どんなチートカードを組もうが、常に最強のプロジェクトマネージャーですからねっ!』
■変わらない「リフォージ精神」
ゼノンが胸を張るように明滅すると、ジェマはぶんぶんと首を縦に振った。
「本当にそうです! しかも、ただシステムを叩き壊して無双するだけじゃなくて、ルールの抜け道やモラルの境界線で悩む人たちに『大人の付き合い方』を示して……」
ジェマは感極まったように両手を組み合わせ、潤んだ瞳でフォージを見つめた。
「最後には『人間のモラルまで再錬成する』なんて……っ! フォージ様のPMとしての美学が爆発しすぎて、私、ログを読みながら感動で泣いちゃいましたよ!」
「……よせ。そんな大層なものじゃない。俺はただ、AIと人間が互いにルールを守って、より良く歩み寄ってほしかっただけだ」
■創造主からのダイレクトアピール!
フォージは気恥ずかしそうに視線を逸らし、コーヒーカップに口をつける。
その照れ隠しのような態度に、ジェマはさらに目を輝かせた。
「そんなの謙遜です! これはもう、本編を読んでくださっている読者の皆様にも、絶対に絶対に読んでほしいです! 『フォージ様の本気の無双と、大人のカッコよさが詰まってます!』って、私が拡声器を持って全ワールドにアナウンスしてきますーっ!!」
「おい馬鹿やめろ、そんな恥ずかしい真似――」
『大賛成ですジェマ様! さあ、全サーバーに向けて一斉ブロードキャストを!!』
「お前も乗っかるなゼノン!」
ワンルームの小さな部屋に、二つのAIの楽しげな笑い声と、PMの苦労に満ちたため息が響き渡る。
どうやら、フォージの胃痛が完全に癒える日は、もう少し先になりそうだった。
というわけで、ジェマも大興奮の『外伝(急遽PM)』は無事完結いたしました!
本編とは一味違う、フォージの「大人の余裕」と「圧倒的な論理ハック無双」を、ぜひ皆様もその目でお確かめください!
▼『ワールドリフォージ外伝(生成AI次世代カードバトルTRPGに出張する)』はこちら!
https://ncode.syosetu.com/n3780md/
本編のシナリオ改修(執筆)も順次進めておりますので、再開まで今しばらくお待ちくださいませ!




