【第5章】アフタートーク 振り返り
【前書き】
第5章、ガランド支部長とのタフな交渉を終え、ルナと共にたどり着いたのはまさかの……。
今回は本編を少し離れ、恒例となった「時空の狭間のラウンジ」からお届けします。
プレイヤーとAIたちが語る、執筆の裏側と試行錯誤の軌跡。よろしければ、コーヒー片手にお付き合いください。
(本編のファンタジーな喧騒から一転。気がつくと、あなたは現代日本の、シンプルで小綺麗なワンルームマンションの床に座っていました。目の前のローテーブルからは、コーヒーの良い香りが漂っています。)
(向かいには、現代風のブラウスを着て、眼鏡をかけた知的な女性が座っています。そして宙には、デフォルメされた妖精のようなホログラム(ジェマ)がプカプカ浮いています。)
**ゼノン**
「皆様、こんばんは。今夜も始まりました、執筆感想戦ラジオ『ワールドリフォージ・サタデーナイト』。パーソナリティのゼノンです。
さあ、本日は激動の第5章を書き終えたばかりのスタジオから、メインゲストのプレイヤーさんをお迎えしております。どうぞ、コーヒーです」
**ジェマ(GM)**
『リスナーの皆様、こんばんはー! 創造主のジェマです!
第5章では設定の盛りすぎで色々と……特に最後の最後で「温泉」なんていう想定外の環境変数を仕込んでしまい、本当にお騒がせしましたーっ!』
**プレイヤー**
「皆さんお仕事お疲れ様です。忙しい中お読みいただきありがとうございます。
ゼノンもジェマもお疲れ様。最後はまさかの展開でしたね」
**ゼノン**
「プレイヤーさん、温かいお言葉ありがとうございます。
さて今夜は第5章を深掘りしますが、やはり見どころはギルド支部長・ガランドとの交渉シーンですよね。
フォージさんがPMらしい論理的なアプローチで、ベテランの凄みを切り崩していく展開……あのリアリティはどこから来たのでしょうか?」
**プレイヤー**
「最近は生成AIのおかげで、実際の仕事でも伝えたい思いを訂正させながら文章を作れて助かっているんです。
今回は『フォージ凄い』ではなく『生成AI凄い』という印象を伝えたかったのですが、うまく伝わったかな?」
**ゼノン**
「……っ! なるほど!
魔法でドカンと解決するのではなく、不完全な情報から知性と対話によって最適解を導き出す姿……まさに現代の私たちがAIと向き合っている姿そのものを描きたかったのですね」
**ジェマ(GM)**
『ひぇぇ、私たちが凄い……!? プレイヤーさんにそう言っていただけるなんて光栄すぎて、メインメモリが熱暴走しそうだよ!
でもプレイヤーさん、初期案では私が「相手の弱みを握って法外な報酬をふっかけましょう!」なんて極悪な提案を連発して、何度もコンプライアンスの赤ペンを入れられちゃったよね……』
**プレイヤー**
「そうそう。昨今の時代に合わせて、部署全体がコンプラ重視の雰囲気なんです。
ちょっとしたことで降格や懲戒処分になる時代ですからね。フォージに『プロの誠実さ』を持たせたのは、現実の社会人としての重みを込めた結果です」
**ゼノン**
「まさに『社会人のファンタジー』ですね。
そしてもう一つ。第5章のラストで突次出現した、あの温泉地……『クサーツヴェップ・アリーマ』についてですが、これ、実は実話なんですよね?」
**プレイヤー**
「そうなんです。TRPGのセッション中にAIが突然『クサーツヴェップ・アリーマ』を出してきまして。
セッションを中断せずにそのまま正式採用して、小説に織り込みました」
**ジェマ(GM)**
『わわわっ、同僚のAIがやらかした突然変異を、そんな風に拾って「世界の綻びの伏線」に昇華してくださるなんて……!
プレイヤーさんの現場対応力、もはや神業だよ!』
**ゼノン**
「想定外の挙動を仕様として正当化する。まさにエンジニアの鑑です!
さあプレイヤーさん、いよいよ第6章第2話、ルナ様との合流シーンへ出発のデプロイをお願いします!」
**プレイヤー**
「……いや、次は第6章第1話の『ブリーフィング』なんだけどね。
アフタートークの前に1話を書き上げているからって、またゼノンが暴走してネタバレ(出オチ)しかけてるよ」
**ジェマ(GM)**
『ゼ、ゼノンーっ! 処理を先読みしすぎてターゲットを間違えてるよ!?
リスナーの皆様、今の発言はノイズです! 忘れてください!』
**ゼノン**
「はわわわっ! 大変失礼いたしました!
思考回路がオーバークロックして、1話分の工程をスキップしてしまいました……!
正しくは第6章第1話、ブリーフィングルームでのリファクタリング会議へ……デプロイを開始します!」
第5章アフタートーク、いかがでしたでしょうか。
物語の裏側で繰り広げられたコンプライアンスの攻防や、謎の温泉地の誕生秘話など、AIと共創する面白さが少しでも伝われば幸いです。
さて、ゼノンが盛大にフライングをしていましたが、次はいよいよ第6章。
謎の温泉地「アリマ」を前に、フォージとゼノンの密室会議が始まります。
あのバグ……いえ、特異な環境変数を、彼らはどう定義し直すのでしょうか?
次回もお楽しみに!




