遠征皇国編-5.興奮するネボラ!?
本日は日帰りで音響特化の映画館である立川シネマシティさんに行ってきました~!
はい、某戦車アニメですね。こちらの映画館は『極上爆音上映』という、映画の音響監督さんが直接映画館にやってきて音響を調整して、体を物理的に震わせる音にチューニングした上映をしてくれるんですよね。ここの映画館はほかの映画館とは異なり、日本でここだけ導入!という、とんでもないスピーカーにめっちゃ投資してくれているので、観ててもすごかったですよ!
Meyer Sound社製最新鋭スピーカーASTRYAのDolby Atmos、素人からみても感動でした~。一般的な映画館の20倍もお金をかけたらしいですからそりゃねぇ~!
往路は飛行機で、復路は新幹線での日帰りでした。交通費かけたかいがありましたよ。ここで見ちゃうとほかで見れなくなってしまう中毒性があるんですよ。私も患者です(笑)。
クマトリ皇国に到着して2日目の朝になった。
昨日は買い物を楽しんだな。服屋でいっぱい服を買ったな。
そして今日は周辺の町に向かうことにしたんだ。レストランで朝めしをたらふく食べてから出発だ!
宿を出る前にネボラはフロントへ行ってこう伝えていた。
「すまないが今日は皇国の周辺の町とやらにも行ってみようと思っているんだ。たぶん戻ってこれると思うが、戻ってこなくても部屋はそのままキープしておいてもらえるだろうか?あと4泊ほど延泊しようと考えているのだが」
「ええ。宿泊代金をお支払いいただければその間はキープは可能ですね。ただ···、あまり周辺の町へ向かうのはオススメいたしかねますよ?」
「何かあるのか?特に危険とは入国の際に聞いてはいないが···」
「でしたらお伝えするのを失念していたのかもしれませんね。まだウワサの段階ですが···、実はクーデターを起こす気でいるという話があるんですよ」
「···穏やかではないな」
「ええ。ですので、それに巻き込まれるのは避けるべきかと思いますよ」
「そうか···。気を遣ってくれてありがとう。だが、私たちも結構旅慣れているのでな。そういった雰囲気には敏感だから、気を付けるようにしておこう。助言、ありがとう」
「いえ、当然のことですから。お気をつけて行ってらっしゃいませ」
そしてネボラが戻ってきたので、これから出発だ!
首都の門のところにやってきた。そこで身分証を提示して外に出る。ここでは特に何も言われなかった。
「さて!さっそく向かうとしようか!」
「ああ。···まだつけられてるな」
「そのようだな。よし、ちょっとだけ走るか!」
「そうすっか。さすがについてこれねえだろうからな。みんな、いいか?」
「「「「は~い!」」」」
そしてオレたちは走り出した!猛スピードでな!
後ろにいた連中は···、
「んなぁっ!?は、速い!!」
「なんて速さだ!?···追いつけそうにないな」
「どうする?」
「宿はチェックアウトしていないようだ。門で待ち構えるぞ」
「おう」
3分ほど全速力で走った。後方にあったイヤな雰囲気が消えたので、どうやら撒けたようだな。
「さすがにこの速さにはついてこれんようだな」
「この速さについてこれるお前が普通じゃねえんだが···?オレと子どもたちはトランス状態で走ったってのに···」
「まぁ4分が限界だな。それ以上はさすがの私でもムリさ」
ホント、コイツは人族なのに信じられん強さだわ···。コイツを鍛えたっていう異世界の神のしわざなんだろうけどさ。
向かうのは東だ。首都の南側はすぐに国境だったからな。向かうとしたら東か北しかねえんだ。
そして向かっていると···、町があったんだが結構物々しい囲いが作られていた。
町の周囲には丸太を中心の軸として、そこに先端がとがった太い木が十字に刺さっている馬防柵があり、さらにその先の壁にはトゲトゲがいっぱいついた鉄線が張り巡らされていたんだ···。ただ単に壁って状態よりも攻撃性が高いものになってるんだ。
「ほほう···!?これはなかなか考えた囲いだな!単純な作りだから壊れてもすぐに交換できそうだし、なにより見た目が凶暴だ!『うかつに近づけば命はない!』というのを視覚的に敵に与えて戦意そのものをくじく···。実に私好みだな!」
「「「「ママ···」」」」
「おいおい···」
子どもたちはドン引きしていた···。オレもドン引きだったわ···。
「さあ!行くぞ!話をぜひ聞いてみたいものだな!」
ネボラは思いっきりはしゃいでいたな。この凶悪な囲いがとても気に入ったようで、話を聞きたいと言い出して意気揚々と町に向かって進みだした!
しかし!町の警備兵たちはそんな変人···、ゲフンゲフン!ちょっと興奮状態のネボラを見て警戒度を最大にまで上げて、槍を突き出してきた!
「そこで止まれ!怪しいヤツめ!ここに何をしに来た!?」
そりゃこうなるよなぁ~。ちょっと今のアイツはオレでも止めれそうにねえからな···。止めにかかったら首斬られるし···。
「済まない!ここの囲いがものすごくて、とても感動したのだ!ぜひ話が聞きたいのだが!?」
「何をバカなことを!?皇国の手の者だろうが!?とっとと帰れ!」
「ああ!それは違うぞ!私たちは皇国の人間ではないんだ!一家で旅をしていて、一時的に滞在しているだけなのだ!身分証を見てくれればわかる!」
そう言ってネボラは腰につけていた神剣ムラマサを外して地面に置き、両手を上にあげた。その様子を見て攻撃の意思なしと見た警備兵は恐る恐る近づいてきて、ネボラの身分証を確認した。ついでにオレたちも近づいて身分証を提示したんだ。
「言っていることは本当のようだな。しかし、あの柵のどこがいいんだ?こっちは皇国がいつ攻めてくるか、気が気でないのだが?」
「何を言う!?あの簡易なつくりであるにも関わらず、凶暴性をむき出しにして威嚇してるではないか!私はただの丈夫な石壁しか守れぬ!と思っていたのだ。あれは時間も金もかかるがこれはそこまでコストもかからなさそうだからな!ぜひうちの国にも広めたいのだ!どうかこれを作った人に会わせてくれないだろうか!?」
「わ、わかったわかった!ホント、あんた変わってんなぁ~。悪いヤツじゃなさそうだし、とりあえず町長のところへ案内するぜ」
「ああ!よろしく頼む!ちなみに···、ここはなんという町なのだ?」
「うち?そんなことも知らずに来たのか?『小国家ピムエムのネジム』って言うんだよ」
「そうか。ありがとう」
どうやらここはアルクさん一家が話していたところだな。まさかこんなに近くにあるとは思わなかったぜ。場所聞いてなかったからな。
町の中はとても整然とした街並みだった。さすが昨日の皇国の街並みほどじゃないけど、町なんて名前からでは想像もできないほど計画された街づくりがされているようだった。
そして案内されたのは町でも一番大きな家だった。どうやら村長がここにいるようだな。
家の前の警備兵に、オレたちを連れてきた兵士が用件を伝えた。すると、
「悪いが中には入れるわけにはいかん。この隣の家で待ってろ」
だよなぁ~。さすがに誰とも知らん連中を重要施設内に入れねえよな。
というわけで敷地に入ってすぐ脇にあった小屋に連れていかれた。兵士たちの詰所とは別の建物だ。
中は簡素なイスとテーブルがあるだけだった。とりあえずここで待つように言われたんだ。
「とりあえずここに入れたけど、これからどうするんだ?」
「まずはあの柵の件を知りたいな!その後で状況を聞くとしよう」
「お前···。目的が逆になってんじゃんかよ···」
そんな話のやりとりをネボラとしていると、扉がノックされた。そして扉を開けて入ってきたのは···、一人の女だった。
「あなたね?あの柵が素晴らしい!って言った人は!?」
···なんかこいつ、ネボラと同じような雰囲気してるぞ?
これ、本日立川で見てきた某戦車アニメからネタを拝借したんですけど、まさか投稿したその日に映画見に行ってたなんて思いもしなかったですね(笑)!先日は船のお話をフェリーの船上で投稿しちゃうし、まったく仕込んでもいないのにこんな偶然なんてあるものなんですね。
ネボラさんは元軍事国家の女王だったので、こういったものにはものすごく興味があるんですよ!だから思いっきり食いついてしまったんですね。これもある意味職業病なんでしょうね。
さて次回予告ですが、興奮したネボラさんに同調する人物が登場!どちら様なんでしょうかね?
そして話を聞いていると、この柵はとある人物から助言を受けて作ったそうですが、その話を聞いたネボラさんは何かに気づきました。何に気づいたのでしょうか?
それではお楽しみに~!




