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【番外編3開始!】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編3 レオの追憶 遠征旅立ち編

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遠征旅立ち編-21.白銀竜の集落に着いたけど···?

「やっ!!」


「はっ!!このっ!」


「うぐっ!?な、なんで···?」


「うわっ!?」


「どうした?真のトランス状態だというのに私の攻撃を受けてしまってるぞ?力に頼りきった攻撃では、当たらなければ意味がないぞ!」


「くっ···」


「これで勝てないなんて···」


「4人同時攻撃なのに!?」


「ママ、強すぎぃ〜!」



 翌日の朝からは鍛錬のメニューが変わった。


 なんと、子どもたちに真のトランス状態を慣れさせるために、真のトランス状態での鍛錬になったんだ。


 しかも、子どもたち4人をネボラ1人で相手するというとんでもねえやり方だ!ヘタしたら命に関わるヤベエ鍛錬なんだぞ···。


 しかし···、実際に始めるとネボラは最強の力を持った子どもたちの攻撃を一切受けることなく、しかも軽く攻撃までしてしまったんだ!


 ちなみに武器はなしで、ただ単に体術での試合だ。まぁ、オレら一家は体術なんてあんまり使わねえんだけど、一応一通りできるんだ。赤竜のボルケさんが懇切丁寧に教えてくれたんでな。


 なお、ネボラは教わった後にボルケさんとの勝負で引き分けになったんだ···。これにはボルケさんもびっくりだったな!



『さすが理(ことわり)に至っただけはある!オレの体術が理(ことわり)に至った者が扱うとこのようになるとは···』



 って言ってたな。やっぱ理(ことわり)に至るってのはスゲえんだな···。



「「「「はぁ···、はぁ···」」」」


「今日はこれぐらいにしておこう。みんな、防御を捨ててかかってきていたが、いくら真のトランス状態で無敵の防御力があるとは言っても、ダメージは入るのだからな」



 いや···、そんな攻撃するのはお前だけだと思うぞ···。これまで真のトランス状態でダメージ入れたの、お前だけだからさ···。



 やっぱり昨日のロビナの件は子どもたちにかなりの影響があったようだ。普段以上にみんな頑張っていたんだよ。


 まぁ、そんなすぐにまた相手することはないと思うけどな···。だが、確実にまた会うだろうな。



 朝食を終えて、オレたちはトロリーから旅立った。



「次はこの森を越えた先にある白銀竜の集落だな」


「ああ。せっかく近くに来たんだ。ティールには世話になってるし、あいさつに行くとしようか」


「でもあいつ、集落を追い出されたって言ってたぞ?」


「安否ぐらいは伝えても問題あるまい?ジーヌもいるのだから」



 ジーヌはティールの妹なんだが、兄を止めようとしてなぜか巻き込まれて、うちのドラゴン族チームで活躍してるんだよなぁ〜。


 まぁ、あいさつぐらいはいいか!



 この時、この判断は間違いだったとは思わなかったんだよなぁ〜。



 森に入っていく道があった。結構欝蒼(うっそう)とした雰囲気だ。獣道程度だから、人通りはほとんどないのだろう。トロリーが滅亡したんだから、なおさら人通りなんてなくなるよなぁ〜。


 もちろん魔獣は容赦なく襲いかかってきた。でもまぁ···、



「だぁああーー!!」


「やあっ!!」


「おりゃぁああーー!!」


「えいっ!!」



 とまぁ、オレやネボラが言う前に子どもたちが前に出てどんどん倒していったんだ。


 この時、子どもたちはトランスさえせずに通常の状態で狩りをしていた。というのも、ネボラが言うには、



『トランスや真のトランスは、通常状態の力を一定倍率で強化(・・・・・・・)するものだから、通常状態で力をつければそれだけ強くなる』



 だそうだ。これ、オレも知らなかったんだけど···?アイツ、そこまで見抜いてるのかよ···?


 やっぱ理(ことわり)に至ってるってのは別格なんだな···。とんでもねえわ。



 そうして進んでいると、森の奥の方で戦闘をしていると思われる音が聞こえてきた!



「どうやら白銀竜の集落が近いようだぜ」


「レオやティールが言う通り、集落の近くでは魔獣が常に湧いてるのだな···」



 そして戦場にやって来た。


 そこは以前見た黒魔力の渦があったんだ。しかもかなりデカい!


 そしてその黒魔力の渦の前では竜モードの白銀竜たちが魔獣を倒しまくっていた!



「ガァアアアアーーーー!!」


「「「「ギャアーーー!?」」」」



 白銀竜たちはチームを組んで、連携して魔獣どもを倒しまくっていた!ブレスを吐き、魔獣の集団をバラけさせてから各個撃破をしていたな。



「パパ!加勢した方がいい?」


「いや、レグス。負けそうな気配がねえから大丈夫だろ」


「ティールさんやボルケさんたちの戦いを見たことあるけど、人数多いと派手ね〜」


「そうだな、フェア。あれは慣れの部分が大きいだろうなぁ〜」


「なあ!パパ!おいらたちとあのドラゴンさんたちって、どっちが強い!?」


「アル、そりゃオレたちだけどな。ただ、通常状態だと勝ち目は厳しいだろうな」


「パパ?これからどうする?」


「ルエル、ここは任せて大丈夫そうだし、この先にあると思う集落に行くぞ」


「「「「は〜い!」」」」



 そうして戦場を迂回してオレたちは白銀竜の集落にたどり着いた。


 入口には門番の竜がいた。



「···ん?人···?道に迷ったのかな?ここは白銀竜の集落、レジストだよ」


「こんちは。オレたちは旅をしていてな。うちでは同じく白銀竜のドラゴン族に世話になってるから寄ってみたんだよ」


「ほう?集落以外で暮らす白銀竜···。数人いるが、その誰かというわけだな?して、よければその者の名前を教えてもらえるか?」


「ああ。ティールだな。妹のジーヌにも世話になってるぞ」



 オレがティールの名前を出したら、門番さんの顔色が変わった!



「ティールだとぉーーー!?」


「うわっ!?ちょ!?いきなり大声出すなよ!?」



 ものすごい剣幕だったので、子どもたちは1歩後(あと)ず去ってしまった···。


 そういや、あいつって連携取れずに大魔法撃ち込んだって言ってたな···。相当恨まれてるんじゃね?



「···はっ!?いや、これは失礼。まさかあの大バカ者、あなたたちに迷惑かけてるのだろう!?本当に申し訳ない!今すぐ討伐部隊(・・・・)を編成して今度こそ殺しますから!」


「ちょ!?待ってくれ!オレたちはティールにはずいぶん世話になってんだよ!討伐なんてやめてくれ!」


「いいや!そういうわけにはいかぬ!アレは里の恥!!世話だなんてするわけないぞ!?」


「本当だって!ティールが魔法の使い方を教えてくれたから、こうしてオレたち一家は生きてるんだ!感謝しかねえよ!!」


「あなたたちはアレの酷さを知らんからそういう事が言えるのだ!!」



 ···あいつ、いったいここで何やったんだ?ここまで信用されてねえって事は、よっぽどやらかしたって事かよ···?

 ロビナくんに出会ってレグスくんたちは『自分たちはもっと戦えるようにならないと!』と考えて、さらに強くなろうと考えました。そこで始めたのが真のトランス状態での戦闘ですが、4人がかりでもネボラさんを倒すことができませんでした。

 というのも、レグスくんたちは真のトランスの力に振り回されてる状態なので、多数相手なら目標を外れても別の相手に当たるのですが、対1人だと外してばかりになってしまってるんですね。そこも見抜いてネボラさんは鍛えようと考えてるんですよ。


 そしてこの時代の白銀竜の集落にやってきました。予想通りティールさんの名前を出したら大荒れになっちゃいましたね。


 さて次回予告ですが、ティールさんの悪行の数々の詳細が明らかになります!いったいなにやらかしたんでしょうね?


 それではお楽しみに〜!

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