家族編-14.今後の方針
本日はドライブで和歌山県の那智勝浦温泉にやってきました~!
那智勝浦といえばマグロですね~。解体ショーも見ましたよ。ちなみにマグロは水温が低いほど脂の乗りがいいそうですよ。冬に海産物がおいしいのはこのせいみたいですね。
昨日まで激務でチョンボやらかしちゃったりして疲れ切ってますので、温泉で癒されております。やっぱ温泉はええなぁ~!
このお話で家族編は完結です。
「なるほど···。まさか、この国に異世界からの難民が来るとはな···」
「というわけでおっちゃん。このアリウスを受け入れってできるか?」
「可能ではあるが、条件がつくぞ」
「どんな条件だ?」
「まずはこの国の法律を守ること。犯罪を犯さない事だな。最低でもこれは約束してもらわないと、国の治安の問題が出てしまうのでな」
「その条件って当たり前じゃんか?」
「確かに当たり前だが、難民を装ってこの国を内部から乗っ取ったりスパイとして裏切ったりという可能性があるのだ。この国が長らえるためにも、この条件は絶対だ」
「だとよ。アリウスはいいか?」
「···ああ。その法律ってやらを教えてくれ」
「わかった。ではレオ。このアリウスくんはいったんこちらで預かることにするぞ」
「ああ。頼んだぜ!アリウス、頑張れよ」
「···ありがとう。ここまでしてくれるって思ってなかったよ」
アリウスがやって来た翌日、オレは門にいたおっちゃんにアリウスを任せた。手続きとしてはテーパーの人たちにやったものと同じだそうだ。
ってか、異世界から避難なんておっちゃんたちも想定外だろうからな。話が通じるなら難民と同じ対応でいける!って事なんだろうな。
さて···、子育てもほぼ一段落したからそろそろ今後の方針を考えないといけないな。
今日のオレは非番だった。ドラゴン族のみんなが来てくれたおかげで現在はローテーションで魔獣狩りを行なってるんだ。ティールたちは結構遠方まで狩りに行ってくれてて、オレはネイレの周辺を任されていたんだ。
というのも、やっぱり空を飛べるってのは速い!オレが真のトランスになって思いっきり走っても勝てねえんだよな。それに、子どもとの時間を作るために日帰りできる範囲にしてくれてたんだ。
レグスもフェアもだいぶしっかりしてきた。アルとルエルもそろそろ鍛錬を始めてもいい頃合いってネボラも言ってたからな。
そういうわけで、オレも遠征に参加することにしたんだ。帰りにティールのところへ行って打ち合わせだ。
「おお!レオ!さっきの異世界の子はどうなったのだ?」
「とりあえず通常の難民と同じだとさ。この世界に危害加えなければいいし、ここまでたどり着けた人もわずからしいからな」
「ううむ···。世界を越えるというのは大変なのだな···」
「そりゃそうだ。まず、事前にその世界の調査ができねえ。だから環境が合わなかったら来たとたんに全滅だ」
「確かに···。そんな危険を冒してまで来なければならないというのも酷な状況だな」
「まあな。侵略する連中も同様だ。さらには援軍や補給も多くできないから、成功なんて難しすぎる」
「にも関わらず侵略に来ていると···。よほど今の神の前はひどかったのだな···」
「いろんな世界にケンカふっかけられたら誰だって仕返し考えるよな。まぁ、今のところはお帰り願ってるが」
「だが、取り残された者もいるのではないか?」
「···ああ。まぁ、見つけたらオレの神器で送還できるけどな。そろそろ議題変えていいか?」
「おお!そうだった!やはりレオと一緒だと集落では味わえない体験ができるので、俺様も興味持ってしまうからな!」
「···ったく。さて、現状だとここらへんはほぼ平穏になったな」
「レオがほぼ駆逐してしまったからな!」
「まあな。そんで、次に行くとしたらどこがいい?」
「北に決まっているだろ?まずは白銀竜の集落だな。まぁここが陥落することはないとして、さらに北を目指そうかと思ってる」
「ふ〜ん。そういや北には国とかあるのか?」
「もちろん!レオはどこまで行ったことがあるのだ?」
「北のクリート、その北のメッセンとトロリーぐらいまでだな。メッセンとトロリーはここ最近遠征で行ったな」
「ふむ···。白銀竜の集落にかなり近いな。トロリーはすぐ南隣だ」
「へぇ〜。あの先の森か?」
「その通り。白銀竜の集落であるレジストに近い国は東にエイテ帝国、その北にジスタ三国、インシュ山脈の東にバーニア王国、西にはクマトリ皇国を筆頭にいくつかの小国があるのだ」
「へぇ〜。さすがにそこまでは手が出せてないなぁ〜」
「今挙げた国はかなり戦力が強い。だから多少の魔獣には対応ができているからなぁ〜」
「でも、あの人形兵器とか『外の理の者』には無力だぞ?」
「そうだな···。だが、我らドラゴン族はかなりの強さを備えてるぞ!精強20人もいるのだ!とりあえず4人パーティーを組んでこれらの地方にも行こうと考えてるぞ」
「そっか。まぁ、オレもそんな遠い国には行ったことないからな。オレも行こうと思ってる」
「ともすれば、1チームはここを守る事として、残り3チームだな!」
「おっ!そうだ!この大陸以外にも遠征に行ったらどうだ?ここだったらオレでカバーできるかも」
「このボルタニア大陸の周辺で言えばウェーバー大陸とセミダクター大陸、カンデラ大陸だな!ウェーバーはニーズとヘッグが詳しいな!ヴィルはカンデラ大陸が詳しいと思うが···、ちょっと道案内には厳しいと思うぞ?」
「あ〜、そう言えば迷子になってここに来たんだったよな?まぁ、エレが主にやり合ってるのってカンデラ大陸だったから、そっちは任せていいと思うぞ。セミダクター大陸は···、あそこは大丈夫かな?」
「大丈夫···?どういうことだ?」
「あそこはこのエーレタニアの聖域なんだよ。少しでも魔獣がいないように!って無理やり作ったらしいぜ。だからドラゴン族の集落がねえんだよ」
「そうだったのか!?確かにないな···」
「だから、遠征先としてはウェーバー大陸まででいいって思うぜ」
「わかった。状況についてはニーズとヘッグに確認しておこう」
「おう!そんじゃあお互いに頑張ろうぜ!」
「言われるまでもないぞ!ははは!」
というわけで、オレはこのボルタニア大陸を回る事になった。空を飛べないから妥当ではあるな。ウェーバー大陸はティールたちの誰かが担当して回る事になった。
そしてうちに帰って今後の方針をネボラに話した。すると···!?
「よし!では私も行こうか!」
「ちょっと待て!子どもたちはどうすんだよ!?」
「もちろん一緒だ」
「アルとルエルはまだ戦えないぞ?」
「行く先々で実戦形式で鍛えればよかろう?無理ならいつものように背負って戦えばいいだけだ。子どもたちに世界の広さを教えることもできて一石二鳥だ!」
「···レグス、フェア?ママこう言ってるけど、どう思う?」
「「いきたい!!」」
「···アルとルエルはどうだ?」
「「いく!!」」
「···マジかぁ〜」
「ほらレオ。子どもたちの方が積極的だぞ?」
「···あ〜!わかった!」
結局は幼い子ども連れで家族全員での遠征が決まったんだ···。出発は来月の始めだ。
···ここは門の近くにある一室。そこには1人の少年が、虚ろな目で闇に向かって独り言を言っていた···。
「···はい。無事に潜り込めました。
···はい。この国にいる生物兵器どもは、これから各地に散らばって魔獣とやらや異世界人の駆逐を始めるそうです。
···はい。誰もオレの正体に気づいていません。最初は疑っていましたが、まさか難民に偽装したスパイだなんて本気で思ってないです。口頭で簡単な質問する程度で、身体検査すらしませんでした。お人好し過ぎて笑ってしまいますよ。
···はい。引き続き、この世界の情報を収集します。あとはこちらからゲートを開く準備を始めます。
···はい。それでは···。大統領···」
レオの追憶 家族編 完
レオくんの時代はアキくんの500年前ですので、アキくんの時代にあった国がなかったり別の名前になっています。レオナード王国は作者の別作品である税務署長コウくんが王様になった時に変更になりましたからね。
ドラゴン族軍団も今後はいろんな場所で魔獣退治を始める事になり、レオくん一家も遠征を始めますよ~!
一方、お話のラスト付近で怪しげな状況が起こってましたね···。誰が話しているかはだいたいお気づきかもしれませんが、某かくれんぼゲームのエンディングのひと場面っぽくやってみました。最終章で明らかにする予定です。まだそこまで書けてませんが···(笑)。
さて次回はネタバレ集です。いろいろ仕込みましたよ〜!
それではお楽しみに〜!




