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【番外編3開始!】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編3 レオの追憶 家族編

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家族編-9.家族総出で魔獣狩り!?その3

「渦巻く黒魔力か···」



 レグスとフェアが感じたのはこれだった!


 黒魔力は多大な魔力消費をする魔法を使った時に発生するものだ。これが一定以上の濃度になると魔獣が発生したり異世界との通路が開いてしまう恐れがあるんだ。


 なるほどな···。こんな高濃度の黒魔力があったから、あんな凶悪な魔獣がポンポン出てきたってわけだ。


 だが妙だな···。長期間凶悪な魔獣が出てきていたんだ。魔獣が出現したら黒魔力の濃度は下がるのが普通なんだが···。


 考えられるのは黒魔力が何らかの原因で発生し続けているか、周囲からここへ集まってるか、最悪なパターンはここで生産(・・)されてるか···。


 いずれにせよ、ここはいわゆる特異点(・・・)というわけだな。



「レグス、フェア。よくやった。どうやってこれを知ったのかはわからんが、ここから先はパパに任せるんだ」


「まかせるって、パパなにするの?」


「とりあえず吹き飛ばす!黒魔力はある一定以下の濃度であれば魔獣が発生しねえ。だから···、こうやるんだ!ママのところまで下がってろよーー!!」


「う、うん!」


「わかった!」



 レグスとフェアをネボラのいるところまで下げた。そしてオレは真のトランス状態になって、全力で爆裂魔法を撃ち込んだ!



「ぶっとべーーー!!エクスプロージョン!!」



 放った爆裂魔法は黒魔力の渦を飲み込んで空高く打ち上がった!そして空のはるか彼方(かなた)まで吹き飛んでいったんだ。



「ふぅ〜〜。とりあえずこれで···」



 黒魔力が吹き飛んだのを確認して家族の方へ向うとしたその時だった!



「「パパ!」」


「レオ!後ろ!」


「ん?うぉっ!?」



 オレはとっさに何かを感じて体をひねった!伏せたら背中のアルに当たっちまうからな!


 体勢を崩して横倒しになってしまった!アルにはケガさせてないからな!


 顔を上げると、そこにはさっきまでと同じ黒魔力の渦がまた出現していたんだ!


 そして、渦の中から魔獣が飛び出してきた!オレが体勢を立て直そうとすると、オレの前にネボラが出て神剣ムラマサで魔獣を一刀両断していた。



「助かったぜ!ありがとな」


「なんの!こういう時のために私がいるんだぞ」


「ああ!さて···、どうやらコイツは物理的じゃどうにもならなさそうだな」


「そのようだ。だったら刺激して消滅するまで魔獣を倒し続けるのみ!」


「って、ムリすんなよ?スタミナはオレの方があるんだからな!」


「引き際ぐらいわきまえてるわ。さて···、久々に大暴れさせてもらうぞ!」


「レグス、フェア!パパとママには近づくなよ!もしそっちに魔獣が行ったら自分たちでやるんだ!いいな!」


「うん!」


「がんばる!」


「よし!そんじゃあ···、来るぞ!」



 どうやら渦は攻撃されたら消されまい!として魔獣を生み出すようだ。今、渦の前には1000体以上の凶悪な魔獣が出現していた!小さくなったものの、渦が消滅してねえって事はまだまだ魔獣が出てくるってわけだ。


 こりゃスタンピード並みだな···。


 オレは再度、真のトランスになってから魔獣どもの先頭へ爆裂魔法を撃ち込んだ!爆風がこっちに吹かねえようにした『指向性』ってやつだな!


 簡単なあいさつ(・・・・・・・)の後はネボラが突っ込んで神剣ムラマサで目の前の魔獣を斬り伏せていった!



「秘剣、残輪(ざんりん)」



 ネボラが魔獣の集団に突っ込んで回転斬りをお見舞いし、もう1回転回るとネボラを中心とした円形の斬撃が飛び出て拡がり、周辺の魔獣を真っ二つにしていく!


 もちろんオレも魔力剣で魔獣をどんどん斬りつけていくぜ!



「必殺!鎌風怒涛(かまかぜどとう)!!そらそらそらああーーー!!」



 魔力剣に風系魔法を込めて振り回すと斬撃が無数に飛び出て前方の魔獣をどんどん切り裂いていった!こいつは自分を起点に前方の魔獣を扇状に殲滅するにはもってこいなんだよ。


 オレたちが次々と魔獣を倒していくと、渦からはさらに魔獣がたくさん飛び出してきた!最初は小物の魔獣で数の暴力でねじ伏せようとしてきていたが、今出てくるのは大型だ!



『グァアアアアーーーー!!』


「なるほど。この渦には学習能力があるようだ。小物では歯が立たないと感じて対策してきたのだな。だが、この程度で私を倒せるなどとは笑止!」


「ああ!むしろ大型の方がオレはやりやすいぜ!」



 数は減ったものの、大型の魔獣は動きも大振りになるのでスキができやすいんだ。もちろん、オレもネボラも攻撃をかわしてカウンターで攻撃を仕掛けた!


 その時だった!


 小さい魔獣がオレとネボラの間をすり抜けやがったんだ!もちろん狙うのはレグスとフェアだ!



「クソッ!レグス!フェア!気をつけろ!」



 オレは振り向けずに叫んだが返事がなかった!まさか!?この大型魔獣は陽動で、狙いはレグスとフェアだったのか!?



「うぉおおおおーーーー!!」



 オレは目の前の魔獣を、魔力剣を振り抜いて吹っ飛ばした!そして後ろに振り返ってレグスとフェアを狙う魔獣を追いかけようとすると!?



「やあああーーー!!」



 レグスが前に出た!魔獣が伸ばしたツメで攻撃しようと振り下ろそうとしていたが、それをかわして懐に入り、レグスが手に持ってたナイフを魔獣に突き刺した!



「ギャアァアーーー!?」



 魔獣の勢いも乗ってナイフは刃が全部突き刺さったようだった。そして動きが止まった魔獣に今度はフェアが向かい、



「たああああーーー!!」



 魔獣の首をナイフで斬りつけた!血しぶきが上がり、魔獣は動かなくなったんだ···。



「レグス!フェア!大丈夫か!?」



 オレが駆けつけた時にはレグスはナイフを魔獣から抜き取っていた。



「う、うん···。ぼくにも···、できた···」


「ママのいうとおりにやったらたおせちゃった···」


「2人とも無事なようだな···。悪かったな」


「ううん!だいじょうぶだよ!」


「パパとママがたおせないぶんはやるよ!」


「···ああ。その時は頼むぜ!」


「「うん!!」」



 思っていた以上にレグスとフェアはしっかりとしていた。魔獣を相手にするのは初めてだったものの、ちゃんと倒すことができていた。


 このあとはオレとネボラでほとんどの魔獣を倒すことができた。少しだけは漏れてしまってレグスとフェアにも向かってしまったが、ちゃんと倒していたな。


 多少ケガはしてしまっていたが、そこはオレがちゃんと回復魔法で治してやった。


 黒魔力の渦は魔獣を出し尽くしてしまったせいで完全に消滅した。初めて現れた現象だったが、どうしてあんなものが出現したんだろうか?


 このあたりはエレに報告して今後の方針を決めた方が良さそうだな。

 レグスくんとフェアちゃんの初の魔獣退治成功でした!

 何事も最初は慎重になりますよね~。このあともどんどん成長して立派な狩人になっていきますのでご期待いただければと思います。

 先日投稿したチャットGPTで描いてもらったイメージは見ていただけましたでしょうか?レオくんのお子さん4人がとてもかわいいですね!このエピソードを書いた時は頭の中で暴れていましたけど、実際に絵を見てしまうとなおさら具体的なイメージになりますね~。真剣なまなざしでナイフを構えているレグスくん、ナイフを思いっきり振り上げて思いっきり一閃するフェアちゃん···。


 うん!かわいい!!まぁ、これが親バカというものなんでしょうね(笑)。抱きしめてお持ち帰りしたいところですが、やったらネボラさんに首斬られそうなのでやめときます···。


 さてそんな作者のバカな妄想は置いといて、次回予告です。

 子どもたちが成長してアルくん、ルエルくんも鍛錬を始めました。今回は子どもたちの日常をお届けいたします。ちびっこたちがどう過ごしているのでしょうか?ほんわかした気持ちになっていただければ嬉しいですね!


 明日は夜勤なので朝に投稿します。お楽しみに~!

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