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【番外編3開始!】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編3 レオの追憶 家族編

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家族編-7.家族総出で魔獣狩り!?その1

「レオ。そろそろ子どもたち全員を連れて魔獣退治に行かないか?」


「え?ちょっと言ってる意味がわからんのだが···。お前、何言ってんの?」


「言ったとおりだが?レグスとフェアは通常の魔獣なら倒せなくても身を守る程度はできるようになっている。アルとルエルは抱っこひもで背負っておけば家族全員で行けるぞ!」


「本気かよ?」


「ああ。私はいつも本気さ」


「···レグス、フェア?ママはああ言ってるけど···?」


「いく!」


「まじゅうたいじ~!」


「ほら!2人とも乗り気だぞ~?レオだけがそうでないのは父としてどうなのだ?」


「父として子どもたちを危険な目に遭わせたくないだけなんだが···」


「大丈夫だ!いざとなれば私が守るぞ」


「···わかったよ。危なくなったらすぐに逃げるからな!」



 この日、ネボラはとんでもないことを言い出した!レグスとフェアも狩りに出させるって言いだしたんだ!


 オレとしてはまだまだだと思うんだけどな···。確かに実戦に勝るものはねえし、いずれはアルもルエルも狩りをやることにはなるんだ。


 でもなぁ~。3歳の子どもに狩りをさせるなんて危ないって思うんだけどな。



 というわけで今日は家族総出で狩りにでかけることになったんだ。アルはオレ、ルエルはネボラが背負った。


 レグスとフェアにはナイフを持たせておいた。身体強化魔法がわずかだけど使えるんだが、剣はちょっと身長に対して長すぎるし重いんでな。


 もちろん、ナイフの使い方はネボラがちゃんと仕込んでおいている。可能な限りオレとアイツで倒すけど、万が一レグスやフェアに襲い掛かられても大丈夫なようにはしてるんだってさ。



「よし!それじゃあ行くぞ!たくさん狩るぞーー!!」


「「おーーー!!」」


「「きゃっきゃっ!!」」


「···おー」



 子どもたちは楽しそうにしていたな。一番楽しんでないのはオレだ。


 そういえばこうして家族全員で出かけるのって初めてじゃね?初めてが魔獣狩りってのもなぁ〜。普通なら買い物とかだと思うんだけど?


 レグスはネボラと、フェアはオレと手をつないで門への道を歩いている。


 まぁ、子どもたちはまだまだ小さいので、子どもたちの歩幅に合わせてゆっくりとした速さだけどな。フェアはよほど楽しみにしていたのか、つないでいる手をぶんぶん振り回してるんだ。



「フェア?そんなに楽しみだったのか?」


「うん!ひごろのくんれんのせいかがだせそう!」


「そ、そうか···。レグスも楽しみか?」


「うん!パパやママ、ボルケおじさんあいてばっかりだったからね。まじゅうあいてはやったことないから、たのしみだよ!」


「そ、そうか···。無茶すんなよ」


「うん!」



 確かにこれまでは訓練相手はオレかネボラ、そしてボルケさんだ。ボルケさんは体術が得意とのことだったので、子どもたちに体術を教えてもらってんだ。


 ドラゴン族は基本は体術でやりあうのがセオリーだ。といっても人型モードではなくて竜モードでやりあうらしいけどな。


 ただ、ボルケさんは人型の姿でいろんな場所を放浪していたんだってさ。主に腕試し!って目的だったんだとさ。だから、人型の体術が得意なんだ。


 ちなみにオレもネボラも教えてもらった。結構面白かったぜ!



 さて話を戻して、オレたちは門にやって来た。ここから国の外に出るわけだが、もちろん兵士から話しかけられたぞ。



「あれ?レオさん、今日はネボラさんと一緒なんですね。珍しいじゃないです?」


「確かにそうだが、今回は子どもたちも一緒だ。全員な···」


「え?···これから魔獣退治ですよね?」


「ピクニックならいいんだけど···、その通りだ」


「あ〜、まぁレオさんは以前から赤ちゃん連れで魔獣退治やってましたもんね。お気をつけて!としか言えませんが···」


「ありがとな」



 どうもオレが赤ちゃん連れでしょっちゅう魔獣狩りに出かけてたから、免疫ができてしまったようだ。あっさりと納得して門を開けたんだよ···。


 非常識が日常になっちまうと対応まで非常識になっちまうんだろうなぁ〜。これはちょっと責任を感じるが、そもそも門の責任者は将軍でもあるおっちゃんだから、気にしない!って事で。



「うわぁ〜!なんにもな〜い!」


「これがまちのそと〜!」



 レグスとフェアは壁の外の世界を初めて見て感動していた。


 って、実際にはオレかネボラの背中越しで見てたんだけどな。背負って魔獣退治やってたしな。物心ついてからは家で鍛錬してたから、今初めて見たって思ってるんだろう。



「よし!とりあえずこの周辺には魔獣はほとんどいない。だから、ここからは走るぞ!」


「おい?どこまで走る気だ?」


「とりあえず(・・・・・)あの山までだな」



 そうしてネボラが指さした先にあった山···。めっちゃ距離あるぞ?



「···おい?子どもたちはあそこまでもたないぞ」


「そんな事はないぞ?いつもやってる鬼ごっこの方がもっと走ってると思うが?」


「お前···。幼児に何やってんだよ···?」


「魔獣退治の基本は体力だからな。私が思ってた以上にレグスもフェアもタフだぞ!」


「···レグス、フェア?あの山まで走れそうか?」


「「いける!!」」


「マジか···。わかった。そんじゃあお前が先行しろ。オレは最後尾でついていくわ」


「いいぞ。もしレグスとフェアになにかあれば声をかけてくれ」


「ああ」


「それじゃあ···、行くわよ!レグス!フェア!ついて来い!」


「「は〜い!!」」



 そう言ってネボラは走り始めた!その後ろをレグスとフェアが身体強化魔法をかけて走り始めた!


 その後ろをオレが走ってついていく。たまにネボラが後ろを振り返って2人がついてきていることを確認していたが、少しずつ速度を上げ始めたんだ!


 その速度にレグスもフェアもついて行った!かなりの速さだが、今のところはムリをしている様子はなかった。


 ···思ってた以上にレグスもフェアもアイツに鍛えられているようだ。この段階で普通の人族を軽く超えていた。


 まぁ、神狼族だからか?エレのヤツ···、こんな幼い子どもでも一人前に戦えるようにしてやがったのかよ···?



 そうして走り出して1時間ほどで山のふもとにたどり着いた。まぁ、これぐらいの速さはオレとアイツだったら問題ないんだが、レグスとフェアは···?



「「はあっ!はあっ!」」



 さすがに疲れ切ってたな···。そりゃ足の長さの問題もあるから、ちっこい足をオレたち以上に速く動かしたんだもんな。



「うむ!よく走りきった!えらいぞ〜!」


「「うわっ!?」」



 走りきった2人をネボラは思いっきり抱きしめた!息も絶え絶えの2人はそれどころじゃない状態だったものの、嬉しそうな顔をしていた。



「とりあえず狩りの前に腹ごしらえしとくか?ここで休憩しとかないと、後が続かないぞ」


「うむ。レオの言う通りだな」


「よし!そんじゃあスタミナつくように肉を焼くぞ〜!」


「「わ〜い!!」」



 レグスとフェアはもう息が落ち着いて、顔に出ていた疲労感がなくなっていた···。


 体力の回復速いな···。オレもそうだから神狼族の特徴なのか?

 レオくん、結構過保護です(笑)!

 まぁ、親として子どもが無事であるというのは当たり前のことではありますけどね。一方のネボラさんは『経験を積ませて一人前に仕立て上げる』という思いで動いているんですね。

 レグスくんとフェアちゃんはかなり鍛え上げられていました。レオくんが言う通り神狼族なので基本スペックが元からかなり高いというのと、ネボラさんがスパルタな鍛え方をしているからなんですね。

 今回でもありましたが、ネボラさんはギリギリ限界まで頑張らせています。ちゃんと限界を超えないよう微妙にさじ加減をして成長を限界まで伸ばしているんです。そして達成したらベタ褒めしています。いい教え方をしていますね。


 さて次回予告ですが、昼食とお昼寝タイムを終えて魔獣退治を本格化させます。すると、レグスくんとフェアちゃんがなにかに気づきました。何があったのでしょうか?


 それではお楽しみに~!

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