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【番外編3開始!】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編3 レオの追憶 殲滅編

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殲滅編-10.人形兵器、現る!

 それから3か月が経った。


 今のところ、襲撃はない。相手がこっちの事を知らないだけなのか、それとも襲撃の準備をしているのか···?


 まぁ、防衛する側はいつも相手の状況がわかるのが直前ってのが多いらしい。こっちとしては粛々と防備を固めていくだけだ。やることをきっちりとやる!そして襲撃があったら即座に迎撃する!これしかねえんだけどな。


 城の建設は順調だ。もうすぐ基礎工事が終了して建物の建設が始まる。


 そして壁も補強を始めた。やっぱり木枠じゃ心もとないしなぁ~。テーパーを襲撃したあの人形兵器には石造りでも無力だけど、それでもやらないよりはマシだ。


 最近はティールと一緒にオレも建設作業のお手伝いをしている。まぁ体力づくりの一環だな!それと気分転換っていうのもある。


 主にやってるのは石材の運搬だ。重量あるから荷車への積み込みとか積み下ろしをやるんだ。身体強化魔法が使えないとできないからな。さらにはここで意識の集中と解放の訓練も併せてやってるからいい鍛錬にもなる。


 あとは···、こういった単純作業は何も考えずに(・・・・・・)いられるってのもある。



「レオーー!今日はここらへんで終わりにするぞ」



 空から竜モードのティールが降りてきた。そして着地すると人型モードに変わった。



「おう!お疲れさん!」


「レオも働きざまが板についてきたな~!」


「そうか?まぁ、こういう体を動かす作業もなかなか良かったぜ」


「そうか!労働は大事ではあるからな。まぁ、レオも俺様も戦闘の方が得意ではあるが、こういった作業もやっておくと何かしら戦闘の時に役立つことがあるかもしれんしな」


「そんなもんか?」


「そうだ。例えば···、俺様が石材を持って飛んで運んでいるだろ?飛んでいる時にうっかり石材を落っことしたら危険ではあるが、これが魔獣の群れに落っことすと···?」


「うわぁ···。でも、そう考えるとそんな事でも有効な攻撃手段にはなるんだな」


「そう。なんでも経験するのが一番なのだ!そういう意味ではレオはもっといろんな経験をしておくといいぞ」



 経験か···。確かにまだオレは創られてから1年半。ティールはドラゴン族で67歳だそうだ。ドラゴン族は寿命が人族の倍以上なので、これでも青年だ。


 そう考えると、確かにオレは経験不足って言われても否定はできねえな。ティールも言ってたが、いくら力があっても経験がないと相手によっては負けてしまう。って、今のところオレは仲間に勝ててないんだけどな~。


 まぁ、慌てたところで解決するもんじゃねえ。オレはオレができることをやる!今はそれだけだな。



 平和な日々がここ最近続いていた。まぁ、周辺の魔獣はほぼ駆逐完了しているので襲撃はほぼないしな。


 そして···、そんな平和な日々が突然終わりを告げる!



 あれはお昼頃だったな···。門から襲撃を知らせる警報の鐘が鳴り始めたんだ!


 鐘の音を城の建設現場で聞いたオレは上空にいるティールに向けて叫んだ!



「ティール!そこから何が起きたか見えるか!?」


「ちょっと待て!···な、なんだ!?あれは!?」


「なんだって!?なにが襲ってきたんだ!?」


「巨大な人っぽいのがいるぞ!」


「なんだって!?ついにここにまでやって来たな···」


「レオはあれを知ってるのか!?」


「ああ!ネボラのいた国を滅ぼした外の理(ことわり)の者の連中だ!」


「なんと!?あれが···。これはちとやっかいな事になりそうだな」


「やっかいどころじゃねえよ!さっさと潰して鉄クズにしちまうぞ!せっかくここまで建てたんだ!壊されてたまるか!」


「もちろん!···ん?鉄クズ?レオ?それはどういう意味だ?」


「意味って···。あいつら金属でできてるんだよ!普通に相手しても硬くて関節部以外に攻撃が通じにくいんだよ!雷魔法は通用するけどな!」


「なるほど···。では、俺様の魔法が役に立ちそうだな!」


「え?どういう意味だよ?」


「それは見ればわかる。レオ!俺様に乗れ!このまま行くぞ!」


「おっと!?そういう手があったな!んじゃ頼むわ!」


「しっかりつかまっておくのだぞ!」



 オレは飛び上がってティールの背に乗った!そしてティールは国の外へ飛んだ。


 ティールの背から国の外を見ると、確かにテーパーを襲撃した人形兵器がいた!数は···、え?何もないところから次々と出てきてやがるぞ!?



「空間転移魔法だな···。なかなか高度な魔法をこの外の理(ことわり)の者は使うようだ。俺様でもできないのに」


「ああ。とりあえず向こうさんは戦力をかき集めたってかんじだな。テーパーの時よりも多そうだ」


「ネボラの国を襲撃した時の数は?」


「飛空船1隻と人形10体だ。うち人形3体はネボラが倒していたぞ」


「ほう!人族でありながらすさまじいものだな!やはり理(ことわり)に至ったというだけのことはある」


「おっ?出終わったか···。今回は···、人型だけっぽいな。数は30体!」


「テーパーよりも多くしたのだな。前回はレオとネボラで倒されてしまったからだな」


「数が3倍だろうが10倍だろうが関係ねえ!襲ってきたならすべて潰すまでだ!」


「もちろん!」



 ティールが空を飛んでいると、地上から声がかかった。



「おーーーい!」



 呼んでたのは···、おっちゃんだ!



「おう!今からおもちゃをゴミ箱に入れてくるぜ!」


「あれがテーパーを襲った人形兵器なのだな!?」


「そうだ!おっちゃんは避難誘導しといてくれ!国には近づけさせねえからな!」


「わかった!気をつけろよ!」



 おっちゃんに避難誘導をお願いして、オレたちは門を飛び越えた!すると、門から1人出てきたんだ!ネボラだ!



「おい!ネボラ!お前は引っ込んでろ!危ねえぞ!」


「···いや、レオ。この戦いは私も参加する」


「本調子じゃねえんだろ?ムリすんな」


「いや、ここは無理を押し通させてもらおう。私自身の心にけじめをつけるためにも」


「···わかった。危なくなったらすぐに逃げろ。オレに任せておけ」


「ははは。そうならないよう暴れさせてもらうわ!」



 こうしてオレたち3人で人形兵器に挑むことになったんだ。テーパーのようにはさせないぞ!

 ついにテーパーを襲った人形兵器がネイレにもやってきました。

 今回は気合入れて数を3倍にしてきましたね。これに立ち向かうはレオくん、ネボラさん、ティールさんの3人です。ここから2話連続で戦闘のお話になります。


 さて次回予告ですが、現れた人形兵器30体は前回よりも強化されていました!関節への攻撃が通用しないどころか、魔法を弾くコーティングまで施されていたのです!攻撃が通用しない状況でレオくんたちはどう立ち向かうのでしょうか!?


 それではお楽しみに~!

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