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【番外編3開始!】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編3 レオの追憶 殲滅編

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殲滅編-9.レオ、いろいろ教えてもらう

「おい、エレ?聞こえるか?」


『ああ、レオ!久しぶり!どうしたんだい?』


「ちょいと聞きたいことがあってな」


『ん?なんだい?聞きたいことって?』


「実は···」



 今日はエレにいろいろ聞き出すことにした。ネボラの頭に響いた声の主とか現状の侵略情報だ。



『あ〜、誰だろうなぁ〜?ナビくん?心当たりある?』


『わっかんないね〜。でも、特定の人物に特定の行動をした時のみ通信できる魔法があるかもしれないけど、見知らぬ人に対してちょっと狙い撃ちみたいにできるとなると、GP(ゴッドポイント)使ってやったんだろうね〜』


『ってことは、別の神がエーレタニアを助けてくれてるってこと?』


『おそらくね〜。自分で手を出すといろいろ叩かれるって思って手助けしたんだろうね〜』


『だってさ。少なくとも知人の神じゃないな。って···、知人いねえんだけどな···。敵ばっかりで···』


「なんでそんなに敵多いんだよ?お前、前に何かやらかしたのか?」


『やらかしたのはオレの前だって···。なんでオレこんな目に···?』


「あ〜、それエレまで被害者なのかよ?」


『そういうこと。レオには本当に済まないって思ってるよ』


「まぁいいけど。そのために創られたんだし。それで?侵略情報は?」


『空中庭園を使わなきゃならんのがあと2つあってな···。そっちにはもうちょい時間かかりそうなんだわ。そういえばそっちはどう?手いっぱいだったから見てなくてな』


「今のところは静かだな···。嵐の前の静けさかもな」


『あ〜、そうか···。レオと彼女さんだけじゃあ厳しいよね?』


「なっ!?か、彼女じゃねえよ!?そ、それに!ドラゴン族が1人増えた!」


『おっと!?仲間が増えるのはいいことだ!もう1人欲しいところだな!某RPGのように4人パーティーぐらいがバランスいいと思うぞ〜!』


「はぁ?なんだそれ?まぁいいか。予想通りほぼ0回答だったなぁ〜」


『うわぁ···、そんな予想してたのか···。でも言い返せない···。悪いな、レオ。引き続き頑張ってくれ』


「へいへい。そっちの敵、こっちに回すなよ?」


『わかってるって!』



 ···イマイチ信用しにくいんだよなぁ〜。アイツ、いつもこんなノリで神様やってるから、この世界では神様をほとんど信仰されてねえんだよなぁ〜。



 さて、今日も鍛錬をしている。ネボラとは剣術、そしてティールとは魔法の鍛錬だ。


 剣術は···、まぁエレの世界の言葉だと『ボチボチ』ってところか?まぁアイツのリハビリついでにやってるようなものだけどな。


 そして魔法。ティールに教えてもらっているんだが···、



『魔法は体内での魔力循環が円滑になれば良くなるぞ〜!』



 って言って放置された···。いや、確かに魔力循環って1人でやるものだから放置でも問題ないんだけど、なんか教えてもらってるって気がしねえんだよなぁ〜。


 ティールも今はお城の建設作業を手伝ってるから結構忙しいってのがあるんだけどな。落ち着いたら教えてくれるのかもしれんな。



 オレは今、魔力循環に集中するために座って目をつぶっている。こうやった方が落ち着けるからやりやすいってのがわかったのでそうしているんだ。


 実は今までこういった魔力循環はやったことがなかったんだ。というのも、魔法も龍脈と魔力を共有することで使い放題で撃ってきたからだ。


 だから効率なんてあんまり考えてなかったんだよなぁ〜。でも、やっぱり同じ魔法でも効率がいいほうがいいに決まってる。というのも、あまり大量に魔力を消費する魔法を放つと、反動で魔獣が発生してしまう『黒魔力』が発生しやすくなるからだ。せっかく魔獣を倒しても新たに発生したら苦労しちまうからな。


 魔力がスムーズに流れるようになったら、得意な魔法を練習する。これは剣術でも同じだ。スムーズに魔法を撃てるようにすれば戦闘でもより有利になる。


 やっぱり基礎が大事なんだなぁ〜。ゴリ押しで今までやって来たけど、これからはもう1段階上の高みを目指そう。



 そう思っていると、ネボラが声をかけてきた。



「そろそろ集中が切れる頃合いだと思ったぞ。ビンゴか?」


「なんでそんなことまでわかるんだよ?」


「簡単なことだ。私も集中が切れるタイミングがこれぐらいだからだな」


「ふ〜ん。そんなもんか」


「ああ。極端に集中するというのはもってせいぜい3分程度。あとはそこそこの集中か気が散漫になるものだ。だから、散漫な状態から集中する状態に瞬時に切り替える。これができればかなり長期戦はできるだろうな」


「なるほどな。ずっと集中するんじゃなくて、メリハリをつけろって事だな?」


「そういうことだ。だから、今のように集中するのも大事だが、切り替えができる鍛錬もしておくといいぞ」


「って言っても、どうやるんだ?」


「では、私もちょっとやるとしようか」


「お前もやるのか?」


「ああ。これも基礎ではあるがとても重要だ。できるからといって疎(おろそ)かにしてはいけない」


「そんじゃあ見本見せてくれよ。参考にするわ」


「いいだろう。よ〜く見ておくがいい!」



 そうネボラが言うと···、特になにもしなかった。それがしばらく続いた。


 ···ん?どういうことだ?



「おい?今何やってんだ?」


「ん?何もしてないが?」


「···は?どういうことだ?」


「言った通り、何もしてない。リラックスしてるからスキだらけではないか?」


「確かに···」


「それでは···!」



 そう言った次の瞬間!まわりの空気が変わった!ネボラは何もしていないし体勢はそのままだ!今はスキが···、見当たらねえ!



「···ふぅ~」



 今度は息を抜いた。その瞬間にスキだらけになったんだ!



「どうだ?」


「ああ···。ただ単に突っ立ってるだけなのにぜんぜん違ったな」


「それが気づければ十分だ。今度はレオが同じようにやってみろ」


「おう」



 今はリラックスしている。特に周囲に気を配ることもなく通常の生活する状態だ。


 そして···、その状態で今度は集中してみた!


 むむむっ···!



「ふむ···。最初にしてはいい方だ。コツは少しだけつかんだというところか?」


「そうなのか?いまいちよくわかってねえんだよ」


「そんなものだ。それがわかればかなりいい出来になってると言えるだろう。一朝一夕でできるような簡単なテクニックではないからな。継続的にコツコツとやっておくといいわ」


「そっか。わかった」



 オレは、こういった戦闘の知識や技術ってのはあんまり知らなかった。神から強大な力を与えられてはいるが、うまく使いこなせてないようなんだ。


 だけど、今は身近にこうして教えてくれる人がいる。ここ最近、これがありがたいと思うようになったんだ。


 これが···、仲間のありがたみなんだな···。

 ネボラさんの言う通り、人間の集中力というのはもって3分が限界です。

 これは適度の集中であって、それ以上の集中だと周りが全く見えなくなったりパニック状態になっているんですね。そうなると脳の負荷が大きいので実際は注意力散漫な状態が常です。

 常時気を付けないといけないのは作業しているときとか車を運転しているときとかでしょうかね?特に高速道路走行しているときなんかは景色が単調なのでなおさら注意力散漫になってしまいやすいですから、このあとお盆で車を使われる方は気にしておくといいと思いますよ。


 レオくんはこうやっていろんな人から教わって強くなっていきました。最初は単に力や魔力が強いだけでしたが、運用法を身に着けていったんですね。

 これ、仕事でも同じですね!わからないときは専門家に聞くのが一番です。聞いてやって覚える!これが仕事が上達するコツだと思いますよ。

 ただね···、専門的になりすぎると、今度は変な勘違いした知識を教え込まれることがありますから、全部鵜呑みにするとマズいという状況もありますから注意しましょうね。作者はこれやられてひどい目に遭いましたから(笑)。


 さて次回予告ですが、ついに人形兵器がネイレにやってきました!今回はテーパーの時よりも数が多いようですよ!?


 それではお楽しみに~!

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