後編-8.フーのバイキングを召し上がれ〜!
※2026/4/14追記
以下のまえがきは2026/1/14投稿時のものです。
函館はおいしいものがいっぱいなので、いつでも行きたいんですけど、航空運賃も宿代も高いんですよね。
今日と明日は連休なので、函館にやって来ました〜!行きたかったホテルがコロナ前の価格まで下がり、特典航空券も空席あったので直前予約で決行しましたよ。
函館は3年ぶり、泊まったホテルは5年ぶりですね〜。本日は地吹雪で傘が役に立ちませんでしたよ。
函館は地元の有名なハンバーガー屋さんや、やきとり弁当(函館では豚肉を『とり』と言います)とか安くておいしいものが多いですし、本日泊まってるホテルでは日本一豪華な朝食が出ますので、明日の朝食が楽しみですよ〜!
ちなみに作者が宿泊しているホテルはアキくん本編の第15章でアキくんたちが泊まったホテルです!
「今日は料理長が作ったんじゃないのか?」
「いつもと違うな···。自分で料理を取るのか?」
「でも、このやり方も面白いんじゃないか?好きなものを好きなだけ取れるし」
「いただきます!···なんだこれ!?うますぎる!!」
お城の料理長がフーの料理に興味を持ったので、フーが1品作ったところ、これが大好評だった。
しかも4分身で短時間に大量の料理を作れると知ったので、今日の夕食は大半をフーが作ってしまったんだ。
今日はバイキング形式だ。どうやらこの国ではこんなやり方はないらしく、みんな最初は戸惑ってたけど、やり方がわかると大好評だったな。
これ、やり方とかが一変しちまうと元からいた人たちは居心地悪くて嫌がるものだけど、フーの最初の料理で胃袋をつかんじまったらしく、結構協力的だった。
もちろん、その人たちもバイキング料理を楽しんでたな。後片付けはやってくれるそうだぞ。
ちなみに···、おれは配膳を手伝ってた。おれも4分身してるぜ···。
「フー!バカヤロー鳥の唐揚げなくなった!」
「オーダー入りました〜!こんな事もあろうかと〜、はい!これ!」
「次はパスタ!」
「できてるよ〜!はいこれ!」
かれこれ1時間は動きっぱなしだ!時間差でドンドンやってくるから、料理の減りが速い!
しかし、フーの調理速度は非常に速い!なくなる寸前にはもうできてる料理がほとんどだ。唯一間に合ってないのが煮込み料理だ。こればっかりはなぁ〜。
今日のバイキングは15品。まぁ、時間的にもこれが限界だな。
フーの調理方法は、事前に下ごしらえを大量にやって無限収納ポシェットに収納しておき、4人一気に調理をやっていくんだ。完成したら次の調理に入る。
この時に使う鍋とかはもちろんナツママ特注の鍋だ。一度に50人前ぐらい作れてしまうほどの大きさだ!そんな巨大な鍋を、身体強化魔法を使って調理をしているんだ。
マイ包丁は宇宙人からもらったものだ。刃こぼれがしにくい切れ味バツグンの包丁だな。戦車?って武装した車をぶった斬れるんだぜ。
「モンドく〜ん!今どんな状況〜?」
「これで半分入ったって!」
「そんじゃあそろそろデザートのプリン出すね〜!」
「おう!出してくれ!」
デザートは1品だけ。プリンだ!これもうまいんだよなぁ〜!じーちゃんの世界の料理ってうまいものが多いんだよなぁ〜!
出したとたんにすぐなくなったわ···。もちろん、プリンは作り置きなのでドンドン出していくぜ!フーの無限収納ポシェットとおれの無限収納ポシェットは『ワンワン!どらいぶ!』って言う機能でつながってるから、おれの無限収納ポシェットからドンドン出していった。
そして食堂が落ち着き、空席が出始めてきた。食堂営業時間もまもなくラストオーダーという時間に差し掛かったその時!
「こ!?皇帝陛下!?」
食堂がザワッっとして全員立ち上がった!え?なんで皇帝陛下が来たんだ?って思っておれは厨房からのぞいたら、トロン皇子も一緒だった。
「楽にしてくれ。今日はワシもここでいただくとしよう」
「今日はフーが作ったと聞いたので、余もこちらでいただくことにしたぞ!」
トロン皇子が連れてきたのか···。思いっきり場違い感があるな···。ほかの兵士とかお城の人たちは慌てて食べ終えて出て行っちまったな。まぁ、皇帝陛下と一緒にってさすがにムリあるよな。
「ほう?好きな料理を好きなだけとな?面白いではないか。ではさっそくいただくとしよう」
「余も!こんな食べ方は初めてだ。では、いただくぞ!」
皇帝陛下とトロン皇子が誰もいなくなった食堂で食べ始めた。それを見守る親衛隊の皆さんが周囲を囲ってるな。
「うむ!うまい!」
「これだ!これがフーの味だ!うまい!」
「トロンの言う通りだったな。料理長の料理が悪いわけではないが、こういった庶民的な料理も悪くない。しかし···、やはり別大陸の料理は変わっておるな。見たことも食べたことのない料理ばかりだ」
「フーはほかにも魚料理も作りましたそれも絶品です!」
「そうか。では、余裕ができればいただくとしよう」
どうやら皇帝陛下もフーの味が気に入ったようだな。まぁ、ここにナツママが乗り込んできたら、それはそれですごいことになりそうだな!
皇帝陛下たちが退席したあと、おれとフーは夕食にした結構動いたし4分身してたから腹減った〜!
「フー、お疲れ」
「モンドくんもお疲れ様〜!」
「皇帝陛下も気に入ってたな」
「えへへ〜!食べて喜んでもらえるって、嬉しいね〜!」
「そんじゃあおれたちも食べようか!」
「お〜!」
残り物だったけど、それでもかなりの量だった。まぁ、食べきれなかったら無限収納ポシェットに入れておけばいつでも食べれるんだけどな。
こうしてお城にやって来た初日は慌ただしく終わった。
おれたちは部屋に戻って、さあ寝ようと思うと···、
「モンドくん!今日も一緒に寝よっか!」
「はぁ?2段ベッドなんだからおとなしく上段で寝とけよ」
「いいからいいから〜!おやすみ〜!」
「まったくもう···」
2段ベッドの意味ねえじゃんかよ···。
翌日···。
おれとフーは早朝トレーニングをお城の外でやった。走り込みは城壁の上でやったぜ!
「「おはようございま〜す!」」
「···え!?お、おはよう···」
城壁の上の警備兵のおっちゃんは驚いてたな!そりゃ、走り込みをやるやつなんていないだろうからな!
そうして次は庭で武術の型をなぞる。今日は昨日みたいな迷いはねえから、なかなかいい出来だったぜ!
そして朝食をいただいた。···うん。まずくもなくうまくもなくだな。まぁ、戦争中だしこんなもんだろ。
朝食を終えたぐらいで食堂に将軍がやって来た。
「おはよう。早朝にトレーニングをしてるそうだな。城壁の警備兵から報告あったぞ」
「おはようございます。うちは毎朝トレーニングが日課なんで。やらないと調子出ないんですよ」
「ほう?なかなか良い心がけだ。うちの兵士たちにも見習ってもらいたいぐらいだ。庭でもやってたそうだな?」
「ええ。武術の型を一通りやるんですよ」
「よほどご両親の教育が優れてると見えるな。食事は終わってるようだな?ではさっそく戦場へ向かうとしようか」
「「はい!」」
おれたちは戦場へ向かう馬車に乗った。将軍も一緒だ。
そして2時間ほど立つと、遠くから爆音が聞こえ始め、うっすらと煙が上がってるのが見えてきた。
その後、町の横を通り過ぎて少し小高い丘の上が現在の作戦本部のようだった。町の門には誰もいなかったから避難は終えてるのだろう。
「着いたぞ。今の戦場はあそこだ」
そこでおれたちは···、初めて戦場を見たんだ···。
明日の朝食が超豪華朝食バイキングなのでこの話ってわけではありません(笑)。これ書いたのは10月ですしね。
少ない人数で大人数に食事を提供する場合、バイキングは非常に効率的な提供方法です。
盛り付けや席への提供は食べる人がやりますので、その分の人数が必要ありません。調理して出すだけですからね。
ですのでフーちゃんはこのスタイルでやりました。しかし毒見せずに皇族が食べるというのもすごい話ですね。信用されてると考えるか、回復魔法で解毒できるという考え方かもしれませんね。
さて次回予告ですが、モンドくんとフーちゃんはついに戦場へ行きます!対魔獣戦は経験がありますが、対人での戦争は初めてです。
さあ!ドッペルの鏡を破壊する事ができるでしょうか!?戦場でのモンドくんとフーちゃんの大暴れをお楽しみに〜!




