表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【加筆修正完全版】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
年末年始すぺしゃる2〜投稿2周年記念SS集(番外編2投稿当時)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

666/736

投稿2週年記念SS集-5.アキ、研究発表会に参加する その2

「ちょっと!?押さないで!順番にお願いしますって!」


「こらー!アキが困ってるだろー!?ちゃんと並べー!」



 ボクが参加した研究発表会なんだけど···。思ってた以上に皆さん興味を示してしまったので、ブースは大混乱に陥っちゃったんだ···。


 どうしてこんな事になったのか?って?それを今から説明するからね。まさかこんな事になるなんて···。



 研究発表会1日目···。


 会場の外は多くの研究者でいっぱいだった。ボクたちは出展者側だから、並ばずに会場入りしたけどね。


 ボクたちのブースの両側の人たちにあいさつもしておいたよ。昨日はうちの設営があっという間に終わっちゃったからね。出会わなかったんだよ。



「おはようございます。21番のアキと申します。温泉研究を発表しますので、よろしくお願いしますね」


「おはよう!今日初めて会ったな!22番のトリアだ。歴史を研究してんだ。よろしくな!」


「へぇ〜!歴史ですか!どういった事に焦点を当てられたのです?」


「歴代整調者(ピースメーカー)だな!もう現れる事はないって神託があったし、まとめようと思ったんだ。ところがどういった活躍をしたかってのがそんなに記録に残ってなくてな···。先代のアイリ様とカーネ様だけは話が聞けたんだが、それ以外はいろんな人たちが遺した記録からまとめてみたのさ!」


「···そ、そうですか。時間あれば見たいと思いますよ」


「そっちは温泉···?よく知らんが、時間あれば見に行くぜ!」



 ···ヤバい!整調者(ピースメーカー)研究って、元整調者(ピースメーカー)のリオがここにいるんだけど!?気づいてなさそうだから黙っとけば大丈夫かな?でも、カーネさんとアイリさんが語ったって事は···、事実とは異なる部分が多そうな気もするなぁ〜。


 ···さて、気を取り直して次は反対側だね。



「おはようございます。反対側の21番のアキと申します。温泉研究を発表してます」


「あら、おはよう!26番のトーカよ。うちは話題の『白銀竜の着ぐるみ少女』は本当か?って研究してるのよ」



 ブフーーーー!!



 ボクは思いっきり吹き出した!!



「ちょっと!?大丈夫!?」


「ゲホッ!ゲホッ!す、すいません···。気管に入っちゃって···。大丈夫です···」


「そ、そう···。そちらは温泉なのね?王都じゃ温泉ないから縁があんまりないけど···。時間あれば見に行くわね〜」


「は、はい···。それでは失礼しますね···」



 ···この布陣、なんか悪意あるんじゃね!?


 なんで周囲がボクたち関係の研究者のブースなのさ!?絶対にバレないようにしないと!みんなに口止めしとこう!



「おっ?アキー?あいさつ終わったかー?」


「リオ、それにみんなに大事な話があります」


「な、なんだー!?真剣な顔してるぞー!?」


「え?もうなにか問題あったの?リオがもうなにかやらかしたの?」


「ちょっとナナー!?オレを犯人みたいに言うなよー!?まだ(・・)何もしてないぞー!」


「あんた!?やらかす気だったの!?」


「あの〜、リオ、ナナ?夫婦(めおと)漫才はいいから。実は、お隣さんは歴代整調者(ピースメーカー)の研究者だって」


「···マジでー?オレ、バレちゃマズくねー?」


「だから、ちゃんとごまかしてよ!リオは口が滑りやすそうだから」


「アキー!今までそれ関係はオレしゃべってないぞー!」


「静かに!とにかく気をつけて。コルくんとヨウくんが来ても、黙っておくように言っといてよ!」


「お、おう。わかったぞー」


「それから、反対側は···、ボクとリオの合体変身した『白銀竜の着ぐるみ少女』を研究してるんだって···」


「うわー、それはアキにとってヤバいなー」


「まったく···、どうしてこんな事に···。みんな、黙っててよ!」


「···もち。···でも、気になるから後で見に行く」


「ハルさん···?なに考えてるの?」


「···ちゃんとアキの合体変身の姿を正しく(・・・)研究してるか確認」


「お願いだからバラさないでよ···」



 ちょっと不安だけど、そうこうしてるうちに開場の時間になった。


 ボクはもうちょっとしたら登壇しなきゃならないから、ブースを離れなくちゃいけない。


 その前にブースを訪れた研究者たちに温泉の解説をしておいたよ。


 そして、登壇してボクの温泉研究の発表を行なった!内容は省略するね!もうすでに作品中で語ってる事がほとんどだからね〜!



 ボクが発表を終えると、ブースはすごいことになっていた!



「アキー!戻ってきたなー!」


「リオ!?これって!?」



 主に女性がブースに詰めかけていた!ボクが『温泉は泉質によっては美肌作用もある』って言っちゃたせいで、『どこにそんな温泉あるの!?』って興味をもたれちゃったみたいなんだよね···。


 どの世界でも、女性は美しくありたいって願っちゃうんだろうなぁ〜。研究者だと寝食惜しんで没頭しちゃうからね。


 ちなみにハルとナナは今でも若くてお肌ツルッツルだよ。化粧なんて普段もしてないけど、きれいに見えるんだよ。ボクが入浴指導してるからね。そのせいか、ハルとナナにも質問してたよ。


 ただ、ここで『···アキが入浴指導してくれてるおかげ』ってハルが言っちゃたので、それ以降は『どんな指導したんですか!?』って質問ばかりになっちゃったよ···。中には目が血走ったおばあ(・・・)···、ゴホン!お姉さん(・・・・)もいらっしゃいましたとも。年齢は関係ない。いいね?



 結局、明日配布予定の資料までなくなっちゃいました···。『コンビニでコピー』ってこのエーレタニアじゃできないから、もう配れる資料が···。


 こうして初日から大騒ぎとなったボクのブースでした···。明日はどうなることやら···。



 2日目···。


 今日はちょっと落ち着いてた。昨日で質疑応答は終わってたようだね。


 というわけで、ボクはハルと一緒にほかの研究発表を見に行った。ハルが最初に行ったのは···、やっぱりボクたちのブースの反対側だった。



「あら、いらっしゃい!昨日はそっちはすごかったわね〜!」


「ご迷惑おかけしました···」


「···研究成果って、これ?」


「ええ、奥さん!どうしても公式記録がないので、いろんな人から情報をかき集めた結果よ!」



 ブースには研究成果が貼り出されていた。



『白銀竜の着ぐるみ少女は、実在してると考えられ、主にスタンピードなどの魔獣災害には先頭で立ち向かってました。最も古い目撃例は23年前で、目撃例が一番多いのが、12年前の王都スタンピード襲撃事件です。そのほかにも旅の道中で凶悪な魔獣を退治した話もあります。今ではツーデン劇団での主要な演目であり、通算上演回数は20年で5000回を超えるほどの人気で、現在も新作が作られ、さらにグッズも多数出ています!』



「···このグッズ、持ってない」


「あら!それは3年前に出た期間限定の白銀竜の着ぐるみパジャマね!確か人気が高すぎて、来月から完全受注生産で再販の予約開始よ!」


「···いい事聞いた。···3つ(・・)予約しとく」


「奥さんも大好きなのね〜!」


「···もち!···いっぱい集めてる!」



 ハルさん···。本物の中身がボクだからって、白銀竜の着ぐるみ少女グッズを買い漁ってるんだよなぁ〜。特にフユとナツがボクたちの結婚記念日にプレゼントしてくれた等身大抱きぬいぐるみは、今も毎日抱いてるんだよね。



 こうしてビジネスデーの2日間が終わったんだ。このあと、一般公開の日で、とんでもない目に遭っちゃうんだよ···。

 作者はこういった発表会には行ったことがありませんが、企業の見本市には仕事で行くことがありました。一般客で行ったのは東京ゲームショウですね〜!

 こういった発表会とかでは最新の製品や技術に接することができるので、企業間同士だとそのまま商談って方向に進む事もありますよ。作者もカタログやパンフもらったり質問したりもしましたね〜。


 やはり温泉に興味を持ったのは女性でした。これは実際にも同様でして、作者が所持している温泉ソムリエも7割以上が女性です。確かに温泉の入り方を工夫すればお肌にはいいので、お化粧のノリが良くなったりも場合によってはあるんですよ(個人差と泉質との相性があります)。


 というわけで、エーレタニアではスキンケアなんて言葉自体なかったところにハルちゃんとナナちゃんのつややかなすっぴん肌を見てしまった人が興味持っちゃったんですね〜。年取っても美しくありたい!って気持ちは皆さまありますからね。天寿をまっとうした祖母も結構高い化粧品を愛用して化粧品コーナーの上お得意様でしたからね。


 さて次回予告ですが、ビジネスデーを終えてなくなってしまった資料を、王都にあった出版社兼印刷所にて刷ることができました。···どこかで聞いたような印刷所のような?

 そして一般公開の日に会場に向かうと、とんでもない入場待機列が形成されており、その人たちの目的は···!?


 それではお楽しみに〜!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ