年末年始すぺしゃる2-3.みんなで稽古、そして初夢は···?
※2026/4/12追記
以下のまえがきとあとがきは2025/12/31、大晦日の投稿時のものです。
ここ数年は年越しをフェリーの船内で迎えていますね。これまでは志布志航路を利用していましたが、今年は別航路を計画しています。
今年最後の投稿は鹿児島県志布志港を先ほど出港した商船三井さんふらわあ様のさんふらわあきりしま船上からです!
年越し乗船は4年連続志布志発、さんふらわあきりしまには3年連続での乗船なんですよね~。特製年越しそばを食べに乗船しました(笑)!
太平洋は電波届かないので、この時間に投稿しております。
今年1年、読者の皆さまから多大な応援をいただき、1年間毎日投稿することができました。3作品完結もできました!
本当にありがとうございました!
来年は毎日投稿が厳しいかと考えてますが、引き続きお付き合いいただけたら幸いです。
ひょんなことからボクたちのところに未来からライくんたちがやって来た。
この日はものすごく宴会が大盛り上がりだったよ!みんなでいろんな話をしたんだ。
「はぁ~、人族ってえげつねえ事したんだなー」
「まぁ、自分たちの死が近づいてるって思うと手段を選ばなくなるってのはあるけどね。戦争なんて倫理観のタガが外れやすいものだしね」
「でもなぁー、アキー?手口がなぁー」
「だから人族が滅亡寸前まで行っちゃったってのは因果応報だと思うよ。巻き込まれた人たちには悪いけどさ」
「パパ?結構人ごとのような言い方だけど···」
「いやフユ、人ごとだよ?だって、ボクたちはその時には全員この世にいないからね。その時代の人たちが決断すべき物事だし、時代の流れってものはそう簡単に変えることはできないんだよ」
「···なるほど」
「でも、滅亡の流れを繁栄へ転換させたライくんたちはすごいね〜!誇っていいよ!」
「いえ!これもアキさんの賢者の遺産とみんなのおかげです!」
「あはは···、それ言われるとなぁ〜。ボクって大した事やってないもんね〜」
こんなかんじで大盛り上がりだったよ。そして夜になったので、いつも通りボクの家の温泉は男性用、リオの家の温泉は女性用にそれぞれ分かれて汗を流した。
1回で9人ぐらいが限界だからね。ちょっとゆっくりできないけど。ボクはライくんとお子さんたちと入ったよ。
「はぁ~。アキさんの家に温泉があるってのは賢者の遺産で知ってましたけど、いいですね〜」
「そんな事までその賢者の遺産は言ったんだ···。もしかして、温泉見つけたら何か言った?」
「それはもう···、早口で脳内に多大な情報が···」
「ごめんなさい···」
「いえ!そのおかげで村は救われたんですよ!村にも温泉掘りましたし!」
「へぇ〜!どんな温泉なの?」
「え〜っと···、賢者の遺産が言うには硫酸塩泉らしいです」
「ふむふむ···。いい泉質だね。きずに効くとされてるから、ケガしても治りが速いでしょ?」
「そうなんですよ。回復魔法の効きも良くて···」
「そうか〜!いい温泉ライフを楽しめてるようで良かったよ」
「ちょっと賢者の遺産がうるさいのが···」
「···ホント、ごめんなさい」
そして風呂上がりに冷えたジュースとアイスクリームを振る舞って、今日は寝ることにしたんだ。ライくんの2人のお子さんには大好評だったよ。
「「つめたくておいしー!!」」
ははは!気に入ってくれたようで良かったよ。
さて、今回は未来からやって来たライくんたちがいるので人数多すぎるから、ボクの部屋にフユ一家、ハルの部屋にナツ一家、元フユの部屋にライくん一家、元ナツの部屋にウインちゃんとコルメちゃん、空き部屋にサムくんに寝てもらった。
リオ一家は全員リオの家で寝てもらったよ。
グロー歴526年12月35日 晴れ
今年最後の日、元の世界では大晦日だ。夜が明ける前からナツは台所に入って朝食を作り出していた。そこに早起きしたサムくんがやって来た。
「おはよう、ナツさん。早いな」
「···おはよ、サム。···サムも早いね」
「まあな。母ちゃんが早朝から仕込み始めっからなぁ〜。早朝トレーニングもやってるし。今日の朝食って···、それ母ちゃんがよく作ってる朝食だな···」
「···そう。···このレシピ、1100年後も使われてたか」
「このレシピ、こんな歴史があるなんてなぁ〜」
「···パパの世界の朝食」
「なるほどなぁ〜。うちじゃバカ売れだぜ」
「···嬉しいね」
「オレも手伝うぜ!母ちゃんじゃなきゃ問題ねえ!」
「···ありがと」
サムくんはナツの家系だけあって、料理が得意なようだ。そうして準備してると、みんな起き出してきた。
「おはよ〜!ママ〜!」
「おはよう!ナツママ!そんじゃあパパと早朝トレーニング行ってくるぜ〜!」
「···おはよ。···私も行く。···サムも」
「ウイン!?オレもかよ!?」
「···いいよ、サム。ここまでやってくれたから、仕上げだけだし。···行っておいで」
「わかったぜ。そんじゃあ行くか!」
「おはよう。ボクたちも行くよ」
「「おはよ〜!」」
結局未来から来たライくんたちとお子さん、フユにモンドくん、フーちゃん、あとはリナとケン一家のお子さん全員という大人数で早朝トレーニングに出かけて行ったよ。
そして30分後···。
「このトレーニングも昔からそんなに変わってなかったんだなぁ〜」
「そうだね、サムくん。これはおれたちが考えたんだけど、ちゃんと要点おさえてるからね。未来で役立ってるようで嬉しいよ!」
フユは嬉しそうだった。そりゃ、自分たちで考えたメニューが未来でも使われてたらねぇ〜。
そして庭では大人数で型をやりだした。ちょっと狭いけど、それでもみんな当たらずにやってる姿はすごかったよ···。
「ウインちゃんはうちの流派だけど、とても鍛錬してるんだね。型がきれいだったよ」
「···ご先祖様に褒められると嬉しい」
「槍もいけるんだよね?じゃあ後で見せてもらおうかな?」
「···よろしく」
これは今日の鍛錬はすごいことになりそうだなぁ〜。
このあと、汗を軽く流してからナツが作った朝食をみんなでいただき、そのままの流れでリオの訓練場にやって来た。
「よーし!そんじゃあ魔力循環をやるぞー!」
そして、魔法の鍛錬。これもライくんたちはちゃんとやった。これも未来にちゃんと伝わってるんだね!
そして魔法合戦だ!コルメちゃんにスウくんたちが一斉に襲いかかった!けれども勝ったのはコルメちゃんだったね。
「つ、強い···!」
「あたしのとっておき魔法って、こんな使い方があったなんて···!」
「うふふ!やっぱりこのあたりは経験の差かしらね〜!」
スウくんとルメちゃんは悔しそうにしてたよ。ほかのみんなはぶっ倒れてた。
すると今度は···、
「じゃあ次はわたしを相手してもらおうかしら?」
「ええ!どうやらあたしと同じタイプみたいですし、よろしくお願いするわ!」
リナがコルメちゃんに挑んだ!壮絶な魔法戦になり、最後は···、
「「ドラゴンキャノン!!」」
ズドーーーン!!
やっぱりなぁ〜。どんどんヒートアップしちゃって、最後は全力全開のドラゴンキャノンを撃っちゃったよ···。被害が出ないように結界の調整をしていたリオはヒヤヒヤしてたよ···。
「はあっ!はあっ!た、楽しかったわ!」
「ええ!わたしもよ!こんなに楽しく撃ち合えたのは初めてよ!」
コルメちゃんもリナも、ものすごく満足顔だったよ。最後はがっちりと握手して健闘をたたえていたね。
さて、魔法合戦が終わって、次は剣術と槍術になった。
「···参る!」
「ええ、どうぞ!」
まずはウインちゃんに対してフユが相手した。ところが···!?
「「秘技!螺旋斬!!」」、「「秘技!紅葉!!」」
そう、まったく同じ技を順次繰り出していき、最後には···、
「「皆伝秘技!万仞剣!!」」
皆伝秘技までやっちゃった···。さらに···!?
「皆伝秘技、秋風冽列」
「なにっ!?ぐぅっ!」
そう、フユもモンドくんも知らない皆伝秘技を出したんだ!さらには槍の究極秘技も見せてもらっちゃったんだ···。
「究極秘技、黒雨」
凄まじい数の突きがフユに襲いかかった!もちろん真剣じゃないからケガはないけどね。
「は、ははは!さすが1100年も経てば新しい技ぐらいあるよね〜。完敗だよ···」
「···いえ、私までの歴史ですから。···恥じる事はない。···ありがとうございました」
そして最後はボクだ。どうもライくんとテオくんも合体変身魔法が使えるそうだ。テオくんの魂の器を、ライくんがガーデニングで修理したらしいからね。ちょっと恥ずかしいんだけどなぁ〜。
「アキー!オレたちの力を見せつけるぞー!」
「リオ!やれるだけやろうか!」
「テオ!いくよー!」
「おうよ、ライ!せーの!」
「「「「インテグレーション!!」」」」
周囲がまぶしい光に包まれ、収まると合体変身したボクとライくんが立っていた。
「ちょ!?ライくん!?なんなの!そのかっこいい鎧は!?」
「アキさん···。やっぱり『白銀竜の着ぐるみ少女の冒険譚』と同じ格好なんですね」
どういう事だよ!?同じ合体変身!しかもドラゴン族も同じく白銀竜だってのに、ボクは着ぐるみ!ライくんはかっこいい白銀のドラゴンをかたどった鎧になってるし!!
「許さん!覚悟しろやぁ!!」
『おい!?アキー!怒りを鎮めろー!』
「ちょっと!?アキさん!?どうしたんですか!?」
『オレら、何かしたかよ!?』
「皆伝秘技!万仞剣!」
「ちょ!?アキさん!?ボクも何もせずにやられるわけにはいかないよ!究極秘技!雷騰雲奔!!」
双方いきなり超必殺技を繰り出して···、相打ちになった···。
「うぅっ···。どうして···?どうしてライくんはあんなにカッコいいんだよぉ〜!」
いや、わかってるんだよ?着ぐるみになってしまう原因は、ボクがリオの魂の器にあった竜の彫像をかわいく修理しちゃったからだって···。ライくんはカッコよくしちゃったんだろうってすぐに気づいたよ···。
でもね!?だからってああやって見せつけられると···!悔しくて悔しくて···。
ボクは悔し泣きしてしまい、惨めな格好で稽古は終了しちゃったんだ···。
その日の夜も大宴会だった。子どもたちはライくんたちに未来の技や魔法を教えてもらったりして仲がさらに良くなったんだ。
···これって、神様からのクリスマスプレゼント?それともお年玉···?って、神様はエレさんだから絶対に違うな。創世神様かな?
よくわからないけど、とても賑やかで楽しい時間を過ごせたんだ···。
そして···、時刻は午前0時。グロー歴527年の始まりだ!
「「「「新年、明けましておめでとう〜!!」」」」
未来の人たちと新年を迎えられた!今年はいい事あるといいね!
そしてみんなで寝てその日の夜明け前。
早朝トレーニングと共に初日の出を見るのが毎年恒例だったので起きてみると···、ライくんたちはいなかった···。
ふとんを使った形跡すらなかったんだ···。
「リオ?確かにいたよね?」
「いたはずだぞー!?全員同じ初夢見てたのかー!?」
「それにしてはやけにリアルだったけど···?」
···まさか?これって!!
『タイムパラドックスだ!未来を変えてはいけない!未来を知ることだ!』って、某ゲームにあったあれなの!?夢オチ!?初夢なのに!?
一方のライたちは···、
「おはよう〜。なんか変な夢見たなぁ〜」
「おはよう、ライ。オレも変な夢見たぜ···」
「テオ、どんな夢?ボクは過去に行ってアキさんたちと楽しく過ごしてたんだけど···」
「オレもだぞ!?どういう事だ!?」
「テオも?···まぁいいんじゃない?楽しい夢だったからね〜」
「確かにそうだけどよ···。ちょっと気持ち悪いなぁ〜」
ちなみに家族全員とサムとウイン、コルメも同じ夢を見たそうだ···。こんな事ってあるんだなぁ〜。
はい、夢オチでした(笑)!
ちょっとフライングですが、初夢での夢オチってのもやってみたかったんですよ〜。ですので未来は変わりません。タイムパラドックスも発生しませんのでご安心下さい。
これ、書いててものすごく楽しかったですね!まさにドリームチームってかんじがしました。
ライくんの続きはまったく書いておりません。構想もないのですが、それでもこうやって再登場できたのは嬉しかったですね~。
来年は誰がゲストなのでしょうかね〜?もし新作書いちゃったらそのキャラかもしれませんね。まったく構想もないですけどね。
···なんか某ゲストを呼ぶ番組テイストになりつつあるような?
さて次回予告ですが、今回もお正月初笑い!ということで···、満を持して登場しますよ!今年のお正月の予告通りコピーアキくんが!!
今回はコピーアキくんがまたアキくんの家の自宅警備員として登場します。どんなかんじで暴れるのか?と思いきや、なんとひどい目に遭いますよ!?何があったのでしょうか?
お正月三が日はコピーアキくんのお話をお届けします。
明日の投稿は友ヶ島水道付近にて初日の出を見た直後あたりを予定しております。
それでは皆さま!よいお年を〜〜!!(投稿当時のままです)




