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【加筆修正完全版】アキの異世界旅行記 ~旅先でなぜか変なフラグ立ってトラブルに巻き込まれて···ホント困ってます~  作者: ぷちきゅう
番外編2 モンドとフーの武者修行?編

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武者修行編-13.今度は武術を見せつけるぜ!と思ったら···!?

「あら?遅かったわね。もしかして迷ってた?」


「いえ、リオじーちゃんの授業の学生さんたちに質問攻めにあって···」


「あ〜、そういう事ね。さっきすごい音してたから、とんでもない魔法を使ったんでしょう?」


「「あはは···」」


「もしかして、疲れてるかしら?2人にはちょっと型を見せてもらおうかな?って思ってたんだけど···」


「「大丈夫です!」」


「そう!じゃあお願いするわね。みんな!今日はこの特別ゲストがとっておきの剣術と槍術を見せてくれるわ。世の中にはいろんな流派があるから、その一端に触れるのはいい事だからね〜!」


「そんじゃあ、おれがやったほうがいいな」


「そだね〜。モンドくんの方が適任だよ〜」


「よっしゃ!それじゃあ始めるぜ!おっと、その前に自己紹介しておくぜ!おれは首都リスタにある道場の息子でモンドってんだ。うちは剣術と、リム流とフユ流という槍術の3つをやってんだ。そのうち、おれは剣術とフユ流を修めてるんだ!今から見せるからな〜!」



 おれたちはちょっと遅れて体育館にやって来た。さっき言った通り、学生さんたちから質問攻めに遭ったんだよなぁ〜。


 時間過ぎても終わらなかったので、リオじーちゃんが『質問はオレが受けるから、モンドとフーは次に行けー!』って引き受けてくれて、ようやく解放されたんだよ···。


 派手にやっちまったかなぁ〜?でも、本気でやらないとあっという間にリオじーちゃんにやられちまうからなぁ〜。


 体育館ではアピアさんと学生さんたちが待っていてくれた。気を遣ってもらったけど、魔力が減ってるだけで体力は大丈夫だ!


 型を見せてほしいと事前に聞いてたので、おれがやることにしていた。さすがにフーの暗殺術はマズいからな。って、おれも一応一通り使えるんだけどな。フーにはかなわないけど。



「そんじゃあ、始めるぜ!···ふっ!···はっ!」



 武器を使った武術は、単純に言えば『振り下ろしや振り上げ』、『横に薙ぐ』、『突く』の3点に集約される。


 型というのはその基本形を何度も繰り返すことで体に覚えさせて、技を繰り出すまでの時間を短縮させるためのものだ。


 ぶっちゃけ、型なんて覚えなくても適当にぶん回して敵を倒せるならそれでもいいんだぜ?


 武術ってのは究極目的は『人を効率的に殺す』だからな。


 でも、それだったらなんで学園や道場で教えるのか?って事になるだろ?答えは簡単だ。


 それは『精神の修行』になるからだ。


 武器を持てば攻撃的になる。目の前に武器を持ってるヤツがいればなおさらだ。でないと、自分の命がないからだ。


 そんな状態で冷静なんてなれっこないだろ?だから事前に型を習得して心に余裕を持って相手するという考え方ができるんだ。


『常に冷静に状況を判断し、最適の手段を刹那に見極めろ』。パパが道場生によく言ってるな。


 だから道場の正面には『明鏡止水』ってアキじーちゃんの世界の文字で書かれた掛け軸があるんだ。


 おれの好きな言葉なんだぜ!真のトランス状態になる時はこの文字通りの心境になるとやりやすいからな!だからおれが書いたんだ。道場生にも好評なんだぜ!



「···ふーーっ。これがうちの剣術の基本形だな」



 パチパチパチパチ!



「ははは!まだだぜ〜!ここからは技を見せるぜ〜!よ~く見とけよ〜!···秘技!螺旋斬!」



 うちの剣術はアキじーちゃんがパパに教えたんだって。でも、じーちゃんは『フユが勝手に見て覚えただけで、ボクはフユほど上手じゃないよ』って言ってたんだよなぁ〜。


 だから、この剣術は実質パパが編み出したって事なんだよ。パパはすげえなぁ〜!


 そんな事を考えつつ、秘技をどんどん繰り出していった。そして技を7つ繰り出したその時だった!おれの頭の中で『ピコーン!』と何かが明るく点灯した!



「············」


「···?モンドくん?どうしたの」


「モンドく〜ん!ボーっとしてるけど、どしたの〜?」


「···つかんだ」


「えっ?」


「モンドくん···?あっ!?もしかして!?」


「ああ、フー。ちょっと試したくなった技があるんだ」


「おー!?皆伝秘技だね〜!」


「えっ?皆伝秘技?フーちゃん?それって?」


「武術を極めると放てる技なの〜!モンドくん、今至っちゃったんだ〜!」


「えっ!?そ、そんなにすごい技なの!?」


「···騒いでるところ悪いんだけどさ。やってみないとわかんねえんだ。とりあえずやってみるわ」



 さて、集中する。なにも聞こえない···。まるでしんしんと降る雪の夜のようだ···。そんな雪を思いながら···、おれが得意な氷魔法とともに放つ!



「···皆伝秘技、秋風洌列(しゅうふうれつれつ)



 おれの足元の周囲が冷気で白くなっていく。そして目の前の人形に氷魔法をまとわせた木剣で無数に切り刻む!



「···凍れ」



 パッキーーーン!!



 人形から氷が噴き出した!そしてボロボロになって崩れてしまった···。



「す···、すごいわ···。練習用の木剣でこの威力なの···?」


「モンドく〜ん!やったね〜!2つ目の皆伝秘技だよ〜!」


「···うん!手応えバッチリだぜ!」



 いきなり閃いてしまった!そしてそのアイデアを実行してみた!剣技だけじゃない!魔法も加えてみたんだ!


 結果はこの通りだった!そうか〜。おれ、剣技もパパと同じく(ことわり)に至ったんだなぁ〜。



 パチパチパチパチ!!



「おうっ!ありがとな〜!基本の型を無心でやってたら閃いたぜ!みんなもなにか閃くかもな!そんじゃあ次は槍術やるぜ〜!」



 次は練習用の槍に持ち替えた。槍と一言で言っても長さはまったく異なる。


 基本的には身長の5割増しぐらいがいいそうだ。あんまり長すぎると取り回しが大きくなってスキが大きくなって逆にやられやすくなるからな。


 だけど、パパのフユ流は通常時は基本的な長さだけど、状況に応じて長さを変えてやるんだ。魔力剣を槍状にするから、長さが自由に変えれるからだ。


 長いと遠くの相手に攻撃できるし、振り回せば先端の速度は同じ回転速度でも長さに比例して速くなるんだ。アキじーちゃんは昔にリオじーちゃんと合体変身して100mの長さの魔力剣を振り回したらしいぜ。ただ、長いとスキができやすいけどな。


 短すぎたら剣と変わらなくなっちまう。だからといって剣と槍だったら有利なのは間違いなく槍だ。間合いがでかいし、剣の攻撃範囲に入らないからな。おれの剣技の斬撃を飛ばす技は別な。


 剣技と同じく槍も基本は同じだ。取り回しが違うだけだな。型を見せてから槍技も見せたぜ!



「よっしゃ!じゃあおれの槍の皆伝秘技をやるぜ!···皆伝秘技!無双十文字!!」



 目の前の人形が十文字に刻まれ、中心に大穴が空いた!おれが5歳の時に思いついた皆伝秘技なんだぜ!パパに見せたらびっくりして、慌てて皆伝秘技を使えるように鍛錬しちゃったんだよなぁ〜。



「···よし!今日も調子いいぜ〜!」



 パチパチパチパチ!



「···思ってた以上にすごいわね。アキ先生のお子さんもお孫さんもとんでもないわね」


「へへっ!ありがとうございました!」


「さて、みんなどうだったかしら?今からこの二人がみんなを相手してくれるわ。せっかくの機会よ。じゃんじゃん挑戦してみなさい!」


「「「「はいっ!!」」」」



 こうして授業が終わるまで、おれたちは学生さんの相手をしたんだ。おれは剣で、フーは短剣でな。学生さんたちはそこそこできるんだけど、基本が固まってなかったな。こればっかりは仕方ないもんなぁ〜。

 モンドくんが剣術でも皆伝秘技を編み出しました。この技はモンドくんの子孫であるウインちゃんも使ってましたが、編み出したのはモンドくんでした。

 魔法併用の皆伝秘技を最初にやったのもモンドくんだったんですね。

 モンドくんはフーちゃんの才能を見て、自分は才能ないって思っていますが、ちゃんと才能あるんですよ。畑違いなだけなんです。そのことにモンドくんは気づいてないんですね。ちゃんと努力した成果はこうやって出てきてますよ。


 さて次回予告ですが、学園見学を終えて領主邸に戻りますが、孫がお世話になってるということでアキくんもあいさつに向かいます。もちろんリオくんも行くのでまたカーネさんとアイリさんとケンカしますよ〜!

 その様子を見てモンドくんはあることに気づきます。何に気づいたんでしょうか?


 それではお楽しみに〜!

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