武者修行編-11.リオじーちゃんの授業に飛び入り参加だ!
※2026/4/9追記
本日は夜勤明けで明日が休みなので、商船三井さんふらわあ様の『さんふらわあきりしま』に大阪南港から鹿児島県志布志港に向けて乗船中です。
ただいま紀伊水道を航行中で、太平洋からの波で結構揺れ始めました。
志布志航路はここ最近年越しでしか乗ってなかったので、久々に乗りたくなっちゃったんですよね~。帰りに鹿児島のしょうゆを買って明日帰りますよ~!
「「ごちそうさまでした〜!」」
「ははは!やっぱり育ち盛りだから、2人ともたくさん食べたね〜!」
「だって、見た目もいいからたくさん取ったし、味もすんげーうまかったからな!」
「でもこの味って、じーじの料理に似てるね〜」
「そりゃボクが料理長にレシピ教えたからね。ボクがいた世界の味付けに近いんだよ」
「へぇ~!じーちゃんの世界の味かぁ〜」
「ママもよく作ってくれるから食べやすかったね〜」
じーちゃんが学園を案内してくれてちょうどお昼になったので、食堂で昼食をいただいたんだ。
お皿に盛れるだけ取り放題!ってやり方だったから、よく考えててんこ盛りにしたんだぜ!
フーは多くの料理を少しずつ取っていた。多くの料理を味見して家で再現するつもりか?
そしていただいた。ものすごくうまかった!
普段食べてる味に近かったんだ。そしたらじーちゃんの世界の料理を再現してるらしいぞ。うちのパパは料理がヘタだけど、ヘタなりに作った味に似てたから食べやすかったんだな。
ちょうど食べ終わったあたりで学生さんたちが食堂にいっぱい入ってきた。料理を提供してるところは長蛇の列になりつつあるな。
しばらくすると、学生さんたちがおれたちに気付いてこっちにやってきた。
「アキ先生!?この子たちは!?」
「ああ、ボクの孫だよ」
「かわいい〜〜!!ねえねえ!どこに住んでるの?学生になるの?」
「え!?いや、ちょっと···」
「あ〜、キミたち。孫は冒険者の仕事でここに寄っただけだから。学生にはならないよ」
「冒険者!?小さいのにすごいね〜!」
···どこ行ってもこれだ。小さいってのはちょっとなぁ〜。確かに小さいんだけどさ。
うちの家系はじーちゃんもばーちゃんも小柄だからパパもナツママも小柄なんだよ。だからおれもフーも小柄だ。一応おれは腹筋割れてたりしてるんだけどな。服着てるから見えねえけどな。ちゃんと鍛えてるんだぜ?
そんなこんなで学生からいろいろと話を聞かれてると、食堂の入口から···、
「寝坊したーーー!おばちゃんーー!メシーー!!」
「はいはい、リオ先生は相変わらずねぇ〜」
「悪いなー!急いでいただくぜー!」
リオじーちゃんが走って飛び込んできた。いや、さすがに食堂では飛んでないけどな。
そしておれたちのテーブルのそばにやってきた。
「おー?モンドにフーじゃないかー?どしたんだー?」
「こんにちは、リオじーちゃん。おれたち、冒険者の仕事でここに寄ったんだ。カーネさんとアイリさんが日中稽古できないから、じーちゃんの学園に来たんだぜ」
「こんにちは〜!リオじーじ!」
「おー、そうかー」
「リオ?もうギリギリ過ぎない?もうちょっと早起きしようよ···?」
「いやーアキー。最近季節柄気持ちよく寝れてなー。起きたんだけど2度寝したんだなー」
「はいはい。急いで食べないと間に合わないよ?」
「おー!?そうだったなー!」
「そうそう、リオ?ボクは3限は授業あるから、モンドくんとフーちゃんをリオの授業に参加させてもらえない?」
「(もぐもぐ···)いいぞー!せっかくだし、魔法合戦見せてもいいかもなー」
「いいけど、壊さないでよ?」
「(もぐもぐ···)大丈夫だー!問題ないー!」
昼からはリオじーちゃんの授業に飛び入り参加だ。リオじーちゃんはカーネさんやアイリさんと同じく、神様から力を借りて大魔王に立ち向かった整調者だったんだ。
アイリさんとは違って、リオじーちゃんは攻撃魔法や回復魔法が得意だ。ドラゴン族は基本的に魔法は苦手なんだけど、リオじーちゃんは得意なんだぜ!だから学園で魔法を教えてるんだ。おれたちも魔法を教えてもらったんだぜ!
そうしておれたちはじーちゃんと別れてリオじーちゃんと一緒に授業をやる観客席がついた運動場にやってきた。すでに学生が20人ぐらいいて、みんなおれたちがいることに気づいた。
「おうー!みんな揃ってるなー!今日はアキの孫が近くまで来たから学園を見に来たそうだー!だからちょっと授業に飛び入り参加してもらったぞー。そんじゃー、2人ともあいさつしとけー」
「おう!モンドだ!冒険者やってるぜ!よろしくな!」
「は~い!フーだよ〜!モンドくんと一緒に冒険者やって、むしゃしゅぎょーやってるの〜!」
パチパチパチパチ!
あいさつしたら拍手してくれたな!ちょっと照れくさいぞ···。
「よーし!じゃあ最初は基礎の魔力循環だー!モンドとフーもやるんだぞー!」
「おうっ!」
「は~い!」
魔力循環は自身の魔力を体の中でグルグル回すことだ。この回してる魔力を特定の箇所に集めて放つのが魔法の基礎だ。
これが応用できると、体全体や体から離れた場所でも魔法を展開できるようになるんだ。もちろんおれたちは楽勝にできるぞ。毎朝やってっからな!
「モンドとフーは問題ないなー。ちゃんと毎日やってるってわかるぞー」
「へへっ!これやらないと調子出ないもんな!」
「フーも〜!うちのお手伝いで毎日魔力全部使っちゃうからね〜」
「···おー、ナツの店は恐ろしくハードだなー」
そう、フーの家の飲食店の話は何度かやってるが、おれも手伝いに行ったことがあったんだが···、本当にキツかった···。
道場生の訓練で手伝うのがあるが、みんな1日でへばっちゃうからなぁ〜。パパですら『ナツ···、ハード過ぎだよ···』ってナツママにぼやいてたしなぁ〜。
授業は魔法の上級クラスらしい。みんなそれなりの魔法が使えていたな。
というわけで、おれたちが今日は特別にいるので···、
「よーし!そんじゃー最後の5分はオレがモンドとフーの相手をするぞー!」
「えっ?リオじーちゃん?」
「これじゃー物足りないだろー?さすがにトランスはダメだけど、2人でオレを倒せるか、やってみろー」
「···わかった!覚悟しろよ〜!」
「フーも本気でやるね〜!」
こうして授業の最後の5分間はすごいことになってしまったんだ···。
何事も基礎が大事ですね。リオくんの授業は必ず基礎の魔力循環をやります。
基礎がちゃんと固まった上で応用技を使うというのがいいんですよ。
リオくんは二度寝でお寝坊しちゃいましたが、続編でいいマットレスにしたので寝心地が良くなって寝坊することはほとんどなくなったのですが、今度は気持ち良すぎて二度寝しちゃうという状況になったようですね。これから寒くなりますから(執筆と番外編で当時は冬)、ふとんから出たくない!って状況になるので皆さまもお分かりになるかと思いますね。
さて次回予告ですが、モンドくんとフーちゃんはトランスなし状態での本気でリオくんに挑みます!どのような結果になるでしょうか?
それではお楽しみに〜!




